おしながき | ・身近なところで自然観察 ・ちょっとでかけて自然観察 ・NACS-J(日本自然保護協会)関連の自然観察 |
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02年の、野活講座での自然観察をきっかけに(財)日本自然保護協会に会員登録をいたしました。 以来、少なからずアカデミックな方向へ方針転換しつつある(?)じず。でございます(うそ!)。 講座を離れ、なかなかひとりで活動するのも難しいこともあり、会報やら市の広報やらをチェックしてひとりでも参加できるイベントをさがしておりまして…。 できるだけ、自然観察会にも顔だしたいと思ってます。
2006.2.11〜12 自然観察指導員全国大会 高尾の森わくわくビレッジ
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自然観察指導員の全国大会ということで、数えて第7回ということでした。 会場が高尾ということで、かつて知ったる的な部分もありまして、余裕の動きをしてしまいまいした(笑)。 受付後昼食をとり、全体会。 なんといっても印象に残ったのは平均像でものを語るということ。 鹿を例に取り、個体に着目してその一生を追いかけたデータは考えさせられるものがありました。 「にんげん」に置き換えて考えると、ついつい平均像を追いかけてしまう、当てはめてしまう自分がいたりして…。 分科会1は「普及」に参加したのですが、どうも選択に失敗したようです。 議論は盛り上がったのですが、自然観察指導員の養成後の活動状況の追跡分析うんぬん、資格をうんぬん…、最初のボタンを掛け違えた存在のようで居心地悪かったっす(汗)。 指導員は資格じゃないよってじず。は教わったつもりだったし、観察会はカタチじゃなく、「いつでもどこでもだれとでも」、ひとりだってできるし、自然を守る活動は観察会以外にもたくさんあるって思っているひとなので。 この議論だと、じず。は資格返上組ですね。 食事後、分科会2は「まちづくり」。 「まち」のなかの観察の話かと勘違いしてたみたい。 もっとアカデミックな話でした。 懇親会、話尽きないところもありつつ、若干呑み過ぎの傾向もありつつ…(笑)。 翌朝、早朝観察会は霜のふるなか、日の出を見ました。 まあ、毎日見てるんですが(笑)。 ただ、街中と違って木々が色づいてゆくさまはなかなかステキな光景でしたね。 分科会報告があり、全体会ではマネジメントの貴重な話を聞けました。 すぐにでも職場で応用できるなって、必死でメモとりましたもん。 WANTS と NEEDS の分析なんか、ちょっと掘り下げてみたいなあ。。。 っといういことで、収穫と消化不良が半分半分の研修会となりました。 おっきな組織の難しさを改めて知ったような気もするし、任意団体が年数を経てゆくとだんだんと変わってゆくさまも見えたような気もするし。 それぞれに学びつつ、自分のなかの本質に向けてアプローチを続けてゆくってことなのかなあ、なんて、少しきれいな結論付けでいかがでしょうか。。。 |
2005.7.17〜18 リアルネイチャーキャンプ 群馬県利根郡新治村
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数えて第7回になるのだそうです。 記憶をたどると、2004年の確か、春と秋を欠席しているのだと思われます。 自身5回目の参加となりますが、同じ場所でまたまた違った自然といくつも出遭いました。 シゴトに追われた週末、爆睡あけで新幹線に飛び乗りました。 2階建てMAXは、1時間と少々で上毛高原まで運んでくれます。 最近、鈍行利用が多かった上越線方面、ある意味癖になりますね。 駅で現地スタッフと合流、今回はファミリーでの参加の方も多く、にぎやかな風情でさっそくいきもの村へ向かいます。 冬に訪れたときと違い、周囲はすっかり藪に覆われていました。 雪の季節って、ある意味移動は楽なのかもしれないなあと思いつつ、目印のモミの木あたりを観察。 例の熊さんの爪あとあたりで、センサーカメラにはしっかりその御姿も披露されたとか。 道路からわずか30メートルほど入ったあたりだというのに! ちょっとオドロキですよねえ。 昼食をとり、赤谷林道へ。 着実に進む崩落地を通過して、ダム予定地だったところまで、林道沿いを観察。 今回はリスの視点での観察ということで、胡桃などのリスのご馳走に気を配りながら…。 途中、ブナの実(?)というシロモノを初めて眼にし、ちょっと感激。 他にもサワシデとイヌシデをつぶさに比較観察したり、リスが置き忘れたであろうところから、芽吹いた胡桃のおかあさんを探したり。 相変わらず、発見は尽きません。 宿に戻って入浴、夕食。 今回の夜プロはナイトハイク。 減速して進む車中から見る外の風景は、テーマパークのアトラクションを彷彿とさせます。 昼間歩けばものの5分の舗装路も、子供たちにはなかなか手ごわいものだったかもしれませんね。 赤いライトはさっそく今年の夏に試してみようと思いますが。 翌朝、早朝観察会は田んぼの周り。 カエル、トンボ、セミなどに加え、道路の向こうの方を横断する、雉の隊列とでくわしたり、朝からなかなかの収穫!朝食後に弁当をザックにつめ、バスで上越国境へ。 三国権現で3グループに分かれ、肉体派(?)じず。は木道を上がりお花畑へ。 昨年はツリガネニンジンやクルマユリが目立っていたところが、一面ニッコウキスゲの大群落! まさにパンフレットそのものの、絶好のタイミングでの山行となりました。 本当に、お花畑というにふさわしいすばらしい光景に酔いしれました。 宿に戻って一風呂浴びて、再び上毛高原までバスで移動、解散となりました。 梅雨が明けたこの日、予報はあまりよくなかったのですが、結果としては2日とも降られず。 ただ、解散後、ホームで新幹線を待っている間に、外は強烈な夕立に襲われていましたね。 やはり…(笑)。←内輪受けです! 今回も、筋肉痛と引き換えに(!)、森の栄養をたっぷりいただいて来ました。 巷ではどうやら夏休みも始まる頃合いだったようで、やはりファミリーってキーワードはこれからのキャンプで外せなくなるのかな? 確かにこういった宿泊行事に積極的に参加してほしい世代のひとたちって…。 あらためて自分の特殊性(?)を垣間見たように気もしながら、帰りの新幹線はひたすら眠っておりました。 スタッフのみなさま、今回もお疲れ様でございました! ![]() ![]() ![]() |
2005.3.5〜6 リアルネイチャーキャンプ 群馬県利根郡新治村
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季節をいくつも飛び越えて、雪の赤谷エリアに再び足を踏み入れました。 昨年の冬キャンプの渋滞の思い出がアタマをかすめ、早めに出発。 6時を回ったころに関越練馬を通過するも、ところどころ微妙な渋滞。 前日未明に降った雪はすっかり関東平野いちめんを白く染めており、渋滞の窓越しに見る田畑はすっかり冬景色。 天気予報を覆すように、左手から差し込む朝日。 なんとなく流れもスムーズになったところで、お約束のSA仮眠(笑)。 前回、菅平以来、車に寝袋常備です。 なんてやってると不意に携帯が鳴る。 東京駅ホームからお誘いの電話。 あれっ?車で行くって言い忘れてたかしら??? まあ、いいタイミングの目覚ましでした。 列車組と上毛高原で合流。 現地は雪模様。 回復傾向を信じて、いつもどおり宿で身支度、マイクロバスに乗って現地へ。 今回は雪が昨年より多く、予定されていた小出俣沢(おいずまたさわ)は危険との判断から、ムタゴ沢へ変更。 確かに、昨年よりずいぶん手前までしかバスは入れませんでした。 さっそくスノーシューを履いて林道をあがります。 昨夜から降り続いた雪が一面に降り積もり、足跡はすっかり消されてしまった模様。 痕跡らしきものをいくつか見つけられるにとどまりましたが、春を呼ぶユキムシの出迎えを受ました。 天気もすっかり回復し、雪原に木々の影が鮮やかに浮かび上がっていました。 豆腐づくしの夕食のあと、夜のレクチャー、さらに民話を聞く集いにも参加し、温泉を随所に挟みつつ、交流。 あっ、ちなみに今回は見事6単位げっとでした。 朝観察会。 昨夜さらなるオーバータイムがあったような話もありつつ、みなさんハヤオキでした。 鳥の声を聞きながらぐるっと1時間弱の散歩のあと、その足で朝食ブッフェ。 朝からカンドーの連続でした。 美味しすぎてつい食べすぎぎみだったのは私です、はい。 で、支度そこそこにバスで出発。 2日めは「いきもの村」と呼ばれる、赤谷プロジェクトの前線基地へお邪魔しました。 もともと林野庁の苗圃に隣接した木造の建物で、すでに使用されなくなっていたものを借り受け、改造清掃を経て現在に至っている模様。 昨年、話は聞いていましたし、保護協会の会報誌でも取り上げられていたので、情報は持っていましたが実際に行くのは初めて。 いつも行く川古温泉よりずっと手前にあり、当初はまさにベースとしての利用を考えていたらしいのですが、ふたを開けてみるとこんなアスファルト道路っぱたにも、こんなにもいきものが!ってことで、観察の前線基地となっているようです。 実際にセンサーカメラを活用し、ウサギ、テン、サル、タヌキ、などなど、さまざまないきものの行き来があることが確認されておりました。 すっかり晴れ渡った雪原には確かに無数の足跡が…。 ところどころにオミヤゲなんかも(笑)。 さらに、何本かの木にはしっかり熊さんの爪あとなんかもくっきりと残っているあたり、本当に自然の豊かさを感じずにはいられませんよね。 わざわざ奥まで行かなくても、こんな近くに!って話ですよ。 昼食をいただき、宿に戻ってさらにひとっ風呂浴びて、振り返り。 やっぱりここに来ると、「また来ます!」ってことばで締めくくることしかできません。 今年は新緑の季節に、行けるかなあ…。。。 そうそう、今月のいちまい、どうやらトチであることが判明! これも収穫でした! |
2004.7.17〜18 リアルネイチャーキャンプ 群馬県利根郡新治村
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4度目の三国です。 最初の講習会が夏の終わり、そして秋、冬。 新緑のイベントはシゴトの都合で欠席しましたが、夏の入り口で、森はまた、違った表情を見せてくれました。 まず初日、指定された新幹線で合流。 いつもどおり上毛高原で宿のマイクロバスに乗り換え、身支度をして出発。 今日は旧三国街道を新潟から群馬へ戻るという、昨年秋と同じコースでした。 紅葉に染まった頃とは違い、緑濃い森に足を踏み入れると、マイナスイオンが充満しているような、ひんやりとした空気の出迎えを受けました。 三国権現から木道を山頂方面へ上がるコースは前回は通らなかった部分。 季節がらか、とにかくたくさんの花を見ることができました。 標高も1400を越えるあたりなので、いわゆる高山植物の類に含まれるものも多く見ることができました。 参加者のあいだではあれこれ名前も飛び交うのですが、例によって名前を覚えることに執着をしないじず。でありました。 お花畑で昼食。 食後にプログラムを1本、今回は色紙になにか書いてみようという企画でした。 山頂を背にすると右手に苗場のスキー場、左手に赤城の山。 まさにここは自分の中の冬と夏の真ん中なんだなあ…、なんてカンカクを表現してみたつもりなんですが、相変わらず絵のほうは…。 下る道すがらにもキレイな花がいくつも咲いていました。 宿に戻っていい温泉、そしておいしい食事をいただいた後、泰寧寺というお寺までバスで出かけました。 昼間若干雨も混じるような天気だったのですが、びっくりするほどのホタルの乱舞を見ることが出来ました。 暗闇で池に映るからなおさらなのかもしれませんが、ちょっとカンドーものでした。 翌朝、30分ほど宿の近所を観察し、再び赤谷林道へ。 3月は小出俣沢のほうへ入ったので、こちらはアカネズミを見て以来になるんですね。 ひと冬越えて、ところどころ崩落が進んだりしているようにも思えましたが、やはり変わらず豊かな森でした。 ヤマビルくんたちも元気でしたね(笑)。 今回も、森に元気をもらって帰ってきたように思います。 通っているうちに、顔なじみも増えてきたし(笑)。 でも、なかなか時間がとれないのも現実なのです。 はい…。。。 ![]() ![]() ![]() |
2004.3.13〜14 リアルネイチャーキャンプ 群馬県利根郡新治村
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さすらいのコピーライター、みたび現る!? そんなノリではないですが、再び三国の森に入りました。 今回は自然観察とスノーシューの体験がメインプロだったかと思います。 朝6時前に家を出て、今回は車で現地へ向かいました。 都内が思いのほか渋滞…。 裏道を抜け、関越にのった頃には時計は8時。 しかも目に飛び込んでくる渋滞47キロのカンバン…。 ひやひやしながら、徐々に渋滞も解消し、集合時刻ほぼぴったりに上毛高原到着。 顔なじみの地元ガイドの方と合流し、新幹線の到着を待ちました。 「今日は珍しく晴れてますね」なんて意味深な会話が本隊到着まえに交わされていたことは秘密? マイクロバスの後に従い、いったん宿へ入ります。 支度を整え、ムタゴ沢へ。 法師温泉より下流から脇へ入った林道を進みます。 ここは初めての場所ですね。 雪を踏みしめながらさまざまな痕跡を拾いつつ、また、雪のアートに題名をつけながら上流へ。 そろそろ昼食ポイント、っというところでカモシカの歓迎を受けました。 食後、スノーシューの体験、雪上観察のゲームなどをしているうちに…、おやおや、天気が…。 やっぱり!?って声が漏れつつも林道を下り、赤沢スキー場へ。 ゲレンデ脇の林にもたくさんの動物の痕跡を見つけ、またも意外な体験ができました。 夜のレクチャー、温泉、交流があったことは言うまでもなく、翌日は小出俣沢(おいずまたさわ)沿いの林道へ。 木々はすっかり葉を落とし、まったく違った景色になっていました。 さすがに雪が深く、「桂ステーション」や「はじまりの谷」まではたどりつけませんでしたが、冬なお自然の豊かさを感じさせてくれる森に再度感動。。。 スノーシューを履いて沢沿いまでくだり、更に感動。。。 相変わらず、上手な言葉では語れませんが、「また来ます!」そう言い残して、今回のキャンプを閉じました。 次回は芽吹きの頃でしょうか。 また、違った顔を見せてくれるものと期待しております。 ひょんなことから、お手伝いさせていただいたキャンプコピー、『みんなで残せた「まるのまんまの自然」の中へ、春の息吹と本当のやさしさを探しに行きませんか』は、意図的に作ったコピーではなく、じず。が思っていることそのまんまだってことだと思います。 はい。 キャンプスタッフ、ならびに参加者のみなさま、今回もありがとうございました。 感想など、是非お寄せください。 とっぷぺーじからメイルリンクがありますので! (→キャンプについてはこちら) (→AKAYAプロジェクトに関してはこちら) |
2003.10.11〜13 リアルネイチャーキャンプ 群馬県利根郡新治村
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三国の森へもう一度!っということで、AKAYAプロジェクト関連で実施されたキャンプへ参加してまいりました。 ひとつき前よりも更にディープに、森の奥へと入っていきました。 先月と同様、新幹線で上毛高原。 宿のマイクロにピックアップしてもらい、身支度を整えてまず初日は赤谷林道へ。 途中までは講習会で入ったところですが、今回はダム建設が予定されていた地点まで入りました。 林道沿いにフィールドサインを拾いながらゆっくり3時間ほど、途中アカネズミの親子が小さながけ沿いのくぼみを走り回る姿にでくわしました。 地元で観察を続けているガイドの方も初めて見る光景とのことで、非常に幸運だったと思います。 写真を撮るのも忘れてしばし見入ってしまいました。 2日目は隣の小出俣沢(おいずまたさわ)沿いの林道を入りました。 さまざまな種類の植物、そしてたくさんのフィールドサインについつい足も止まりがちになりながら、約3キロ先の通称桂ステーションまで。 試しに測ってみたらおとな7人でようやくひとまわりする桂の大木を仰ぎながらの昼食。 急斜面を沢に向かって下りたところにある、ぬた場もある谷に入りイタヤカエデの大木を見つけたり、かつて薪炭林として使われていたことを示す炭窯のあとをのぞいたり、たくさんの新鮮な体験をしました。ガイドの方も他の参加者の方も自然に詳しい方がばかりで、さまざまな解説があちこちで飛び交い、また、違った角度の「目が開いた」ような気がしています。 最終日は上越国境のトンネルをくぐり、新潟側から三国峠を越え法師沢に下りるコース。天気下り坂の予報通り、トンネルを抜けるとそこは…霧の中。 しかし、季節は明らかにひとつ冬に近づいている景色の中、色づきが今ひとつと言いながらもきれいに染まった紅葉の中をゆっくりと歩きました。 国道まで下りてきたところで本格的に降り始め、雨対策をして法師沢を下りました。 ブナの大木に感激しつつ滑りやすい足元を確かめながら法師温泉まで。 連休の雨のせいか、そうとう混みあってはいましたが、せっかくなので温泉にもつかり、迎えのバスで宿に戻りました。 宿で昼食のあと、まとめをして解散しました。 上手な言葉が見つからないし、上手に表現することでできていないのですが、自分にとっては「自然の豊かな森」っていうものがどんなものなのか、改めて思い知ったような気もしています。 もちろん、詳しい方たちに解説してもらいながら回ることができたからなお更なのかもしれません。 ただ、なぜか興奮している自分がここにいるのも事実です。 出かける前日に興奮して眠れなくなる子供と逆で、帰ってきてから疲れて寝入ったあとも妙に眠りの浅さを朝になって感じています。 もう少し、いやもっともっと、この森と関わっていたいと率直な思いで、レポートを閉じたいと思います。 (→キャンプについてはこちら…近くアドレス変わりそうな気がするなぁ) (→AKAYAプロジェクトに関してはこちら) |
2003.9.13〜15 自然観察指導員講習会 群馬県利根郡新治村 赤谷川(川古温泉周辺)
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秋の野活第一弾!ということで、3回目の応募にしてようやく参加の切符を手に入れた講習会へ行って参りました。 聞くところによると10回以上外れている人も今回の参加者にはいましたので、結構運がいいほうなのかも。 朝5時台の電車にまさに飛び乗り、7時の新幹線に滑り込み、上毛高原駅へ。 ほどなく迎えのマイクロバスが到着し、講習会の始まりです。 (→講習会のおおざっぱなスケジュールはこちら ![]() まず向かった先は新治村農村環境改善センター。 ここで受付、開講式を済ませてさっそく実習フィールドへ。 いつもの講習会では宿泊・講義・実習をひとまとめに行っているようで、移動を含むケースはまれとのこと。 バスで15分ほどで川古温泉に到着。 橋の上からのスケッチのあと、参加者48名を3つの班に分けて実習@。 確かにフィールドは違うけれど、普段見慣れているのと同じような森の風景がすっかり違うものに見えるくらい、衝撃的な実習でした。 視点を変えて見るということの大切さを改めて実感、頭を冷やしながら?の昼食のあと、河原で自己紹介を行い、講義会場へ移動。 夕方の講義、それも3時間! 朝も早かったし、おそらく…、と思いながらノートPC立ち上げて講義に望みました。 ところがこの講義の内容も、自分には切り口が新鮮でまさに「あっ!」いう間の3時間でした。 (→講義@のメモはこちら ![]() 講習会2日め。 たっぷり寝たはずが多少カラダの重さを感じつつ川古温泉へ移動。 午前は「地域の自然を理解しよう」というテーマで植物・動物・地質の3人の講師を巡っての実習。 午後は「自然観察会のテーマさがし」ということで、3人の自然観察指導員がそれぞれの切り口でテーマのタネを投げかけてくれました。 なるほど!と思いつつ、すでに頭の中はオーバーフローぎみ。 眼を白黒させながら、講義会場へと移動するのでありました。 夕方の講義は再び3時間。 講師の方が白馬村落倉在住との話でまずびっくり。 なにせ学生時代から10数年通い倒した、言ってみればジモトの話。 ついつい聞き入ってしまいました。 そして、自然観察会のリスクマネージメントの話などは普段の野活と重なる部分がかなりあるわけで…。 この日も3時間は「あっ!」という間に過ぎたのでした。 (→講義Aのメモはこちら ![]() さあ、最終日です。 講習会の仕上げは5分間のミニ観察会を実際にやってみるという試練が待っています。 全体的な説明のあと、午前中で自分なりのテーマを設定し、プロットを考え、プレゼンの仕方を練るわけです。 食事をしながらもあれこれ思いを巡らせつつ、やはり時間はすぐに過ぎるもので…。 掘り下げていくうちに当初、頭にあったテーマから微妙にズレていきつつ、最終的にはいい感じに仕上がったかと思いますが、どうでしょうかね? (→実習レポートはまとめてこちら ![]() スケジュールの関係で、おしまいがバタバタになってしまいましたが、本当に内容のこーい、3日間でした。 多分、このコーフン、文面から伝わりますよね(笑)。 (自然観察指導員講習会に興味を持った方はこちら ![]() |
2005.4.23〜24 山菜*野草料理のつどい(観察編) はい、二部構成の半分です。 料理の話は野外炊事のページをご覧ください。 朝8時にどんぐり山荘まえに集合し、2台の車に分乗、最初に訪れたのはかつてやどりぎのキャンプ場へ通っていたときに通っていた裏道! ゴルフ場のすぐ横でありました。 じず。にもわかる(!)ノビルに始まり、ミツバ(野生でもあるんですね)、地獄の釜の蓋という愛称(?)をもつキランソウなどを摘みました。 場所を移動して県民の森。 林道をあがりながらまだ小さなヨモギを摘み、花ははじめて見るハナイカダを摘みました。 さすがに目の届く範囲のタラの芽はほぼとられており(笑)、よっぽど手の届かないようなところのものはすっかり大きく伸びておりました。 お腹の時計が昼を指したので、ベースに戻り、昼食。 午後から手分けして料理へ突入です。 翌日、まあ、若干昨夜のモノが残っている方もいらっしゃいましたが(じず。は週の疲れが出て早々に撃沈)、朝食のあと県立秦野ビジターセンター主催の探鳥会に参加しました。 双眼鏡のレンタルを借りて、水無川ぞいをぐるり2時間弱のコースでしたが、正直びっくりするくらい鳥が見られました! いきなり運良くオオルリと出くわし、林の中ではコゲラもしっかり双眼鏡の中に捕らえることができました。 ほかにもガビチョウがごそごそ歩く姿と、その姿とは一風変わったきれいなさえずり、などなど。たった2時間弱で10数種類の鳥と対面することができました。 植物も意外と豊富で、いくつも春を感じることができました。 いやはや、身近なところにもずいぶんといいところがたくさんあったんですね。 改めて、ジモト愛に目覚めたような気がしました(笑)。 |
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2004.7.31 群馬県利根郡新治村 言わずと知れた、自然保護協会、AKAYAプロジェクトの地でございます。 指導員講習会やリアルネイチャーキャンプで何度も足を運んでいるところですが、今回、赤城に入る前に、ちょいと3時間ばかり歩いて参りました。 (って、UPが異様に遅くてごめんなさい!) 今回は川古から小出俣沢(おいずまたさわ)沿いの林道を入りました。 着いた時にはあいにくの雨模様も、車で一眠りしているうちにすっかり上がり、雲間には青空も。 昨年秋に訪れた、通称「カツラステーション」、そして「はじまりの谷」の夏の様子をどうしても見たかった、っていうのがホンネです。 これまで大勢で歩いていた林道をひとりぼっちで上っていると、これまでとは違った感覚を覚えましたね。 なんと表現してよいのかはわからないのですが。 そして、「はじまりの谷」、今回はしっかり写真に収めてきました。 前回は圧倒されてシャッターを切るのも忘れていたんですけどね。 でも、あの雰囲気、どう見ても伝わりませんね。 やはり自然は「ナマ」がいちばんですよ! って、ありきたりの結論??? ![]() ![]() ![]() |
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2004.7.4〜8 北海道 今年は北海道でひとり自然観察会をやっていました(笑)。 とは言っても、千歳は入りの小樽、ニセコ、函館の移動だったので、それほど自然満喫ってカンジではなかったです。 でも、なんと言っても、ニュースで流れる都内36度!っていう天気予報に、戦々恐々としながらもつかの間の快適生活でした。 明らかな植生の違いと、季節感の違いをしみじみと眺めていました。 でも、なんと言っても畑に咲いた満開の花、真っ白だったり、ほのかな薄紫だったり。 広大な畑に広がる風景は、期間限定のスグレモノだったと思います。 何の花だか分かりますか? 解答は8月のいちまいで! |
2003.6.2〜6 沖縄![]() |
沖縄でひとり自然観察会をやっていました(笑) トップニュースにも書きましたが、南の島の植物、とっても興味深いものがありました。 今までこういった視点で見ていなかったからなおさらなのかもしれませんが、ものの見方?すこしはアカデミックになってきたのかしら? さて、一番興味をひいたのが写真の鳳凰木(ほうおうぼく、鳳凰樹ともいうらしい)です。 那覇市役所前にも街路樹として植えられていました。なぜ興味をひいたかというと、数年前にサイパンへ行ったときに見た南洋桜に似ている(古い話になりますが、ロンバケのオープニングにでてきたやつです!)と思ったからです。 しかーし、バスの運転手さんに聞いてみると、別じゃないか、との返事。 ところが帰ってきてからネットで調べてみると、南洋桜と呼ばれる木は何種類かあるらしく、そしてそしてじず。が見たサイパンの南洋桜はなんとなんと鳳凰木だったことが判明! ちょっと鼻高々になってしまいました(笑) 参考→やしの実大学 もうひとつ目についたもの、それは夾竹桃(きょうちくとう)でした。 横浜でも普通に見る花が沖縄でもあちこちで見ることができました。 以前、広島で原爆体験の話を聞いた中に、夾竹桃の赤い花を見るとあの暑い夏と燃えた空の色を思い出す…、というものがあり、じず。の中ではどうしても戦争と切り離せなくなってしまった花を、沖縄の戦跡でまた見る。 なんともいえない想いがよぎった瞬間でした。 |
2003.5.11 千葉県 昭和の森
今回は5月末に参加希望をしていた自然観察指導員研修会の抽選に外れてしまったので、まあ、その会場の様子を見にいくイミもあって参加してきました。テーマは「春のトンボ探し」ということで、どうやら千葉県自然観察指導員協議会という団体が昭和の森で毎月開催している定期的な自然観察会だったようです。(会場で知りました!)
まずはフィールド、本当に大きな公園でした。比較的整備された人工の公園部分と、守られている(?)自然の部分とが適度にあって…、とはいっても全部をまわりきることはできなかったのでなんともいえませんが…。で、テーマのトンボなんですが、正直、この時期に?って思いながらフィールドを歩いていると、結構いるもんですね!春一番のシオヤトンボとシオカラトンボの区別をしっかり勉強してきました。あと、ヒガシカワトンボの産卵、なわばりを張るので近づいても逃げないので間近で見ることができました。これからの季節、種類もどんどん増えていくようですので、普段から目線をあげて歩いてみようかな…なんて考えながら帰ってきました。
2004.6.15 三渓園
ほたるぷろじぇくと、第1弾にいってきました。(第2弾はあるのか?)昼間がっつりシゴトして、ほぼヘトヘト状態で現着。昼からピクニック気分しゃれこんでいる先発隊と合流。お池の鯉と戯れながら、ひたすら暗くなるのを待つ。まあ、2週末6日間限定の夜間開園のためか、ひとが増える増える…。確実に蛍の10倍はひとがいたね(笑)。環境教育が叫ばれるなか、どうしてもこうなってしまうのが悲しい。ひとだかりになってもいいよ!でも、風情を楽しむキモチは忘れないでいて欲しいなあ。きっと、蛍はメイワクしてたと思うな。間違いなく(爆)。
2004.2.15 くろがね
えっと…、ディレクターの試験があったもので、ちょいと早めに到着して、裏山の春の芽生えを探しに行きました。日中、比較的暖かだったせいか、鳥がいっぱい出てましたね。キモチの問題かもしれませんが、春!って感じの鳴き方でした。あとは…、自分のカメラにマクロがついているのを買って1年経ってようやく気づいて、花見とかしてました(笑)。あっ、3月のいちまいはちゃんとゲットしてますので、お楽しみに。。。 →花見はこちら
2003.11.16 くろがね ![]() ![]() ![]() ![]() |
はい、そういうわけで「腕章デビュー」果たしました(笑)。参加者にはわかる?裏話系の話で綴ってみます。 前日降るはずの雨が微妙に少なく、予想外に晴れ間も出たりしてはっきりしない天気。予報では夜半から降りだす雨が午前中まで残る模様。あさ、5時半には起きなければ間に合わないので、早く寝ようと思いきや、未明から降り出した雨の激しさに何度もカーテンをめくる。結局時計の針がてっぺんをまわったあたりでようやく就寝。そんなわけであっと言う間にめざましの音。カーテンをめくる。飛び込んできたのはまだ照明の残る街並みに、すっきりと澄み渡った空!おもわず写真を撮ってしまいました(笑)。 電車3路線にバスを乗り継いで現地まで1時間半弱。偶然駅でもうひとりにアシスタントさんと合流。講座同期の修了で半年振りの再会。バスの中で近況と情報の交換をする。予定時刻より早めに到着。担当スタッフはまだ到着していない。この隙に遅い?朝食。おっつけスタッフ到着。講師も到着。今回の講師はじず。が赤谷で講習会を受けたときの担当だった方。さっそくフィールドを再確認しながら情報交換。講座の流れと予定していたプログラムをかみ合わせる軽めのミーティングをしながら、自然観察の情報もいくつかもらう。約30分の散策でいちにちぶんのネタあわせをし、同時にまた切り口、刺激を吸収する。この時点ですでに「ああ、今日は来てよかった」もーどに突入! さて、開会式を終えさっそく講座のスタート。せっかくだからお約束の森のすけっちは講習会でも最初に行うプログラム。今回はじず。のリクエストで入れてもらいました。大きく見る、見る→観る、には実は最適なプロだと思います。うまいへたじゃなく、何が見えたか、聞こえたか、感じたかがダイジなんです。続いて家紋を使って植物さがし。自然とひととの関わりを長い時間軸のなかで見ました。ここでも意外なものといくつも出逢い、ナイショでたくさんメモとりました。続いて動物になってかくれんぼ。人間に見つからないように動物たちは森の中からどんなキモチで見ているか、少しはそんな気分を味わうことができたでしょうか?このあと裏山をひとまわりする予定だったのですが、時間がなくなり、せっかく動物のキモチになったので、ヘビ、小鳥、クマ…になってこのフィールドで1年後まで生き残れるかを考えました。 昼食後、グループに分かれて観察会のテーマ探しをしてもらいました。講習会の仕上げにやるプロですが、予想どおり(?)プロ作りにはいちじつの長アリの感がありました。さすが講座生、一般の講習会ではあんなにも凝った観察会は開けませんよ。まあ、人数の関係もありますけどね。野活生の切り口で7つのプログラムが展開されました。7つめのプロ展開中に「最後ちょっと時間あるから、OBのプロであれやりません?」とささやかれ(←これが打ち合わせ3秒の中身です)、「じず。の自然観察会」も最後にくっつけさせていただきました。 最後に屋内に入ってまとめをしました。終わる頃にはとっぷりと日も暮れて…。持っている情報を投げ込んで、と依頼されていたはずなのに、取り込んだ情報のほうが多かったような…、そんないちにちでした。参加者のみなさま、スタッフ、講師のみなみなさまに感謝っ!!! |
2003.11.13 実踏 くろがね ![]() ![]() |
「いつでもどこでもだれとでも」が自然保護協会のいう自然観察会です。理屈ではわかっているけれど、じゃあ、実際どうなのよ?っていうと、…なカンジでした。今まで、本当に自然の豊かな森に入って自然を満喫する自然観察をしていました。でも、出かけていくのではなく、身近な自然を観察して、身近な自然の保護から始めよう、というのが本来の趣旨なわけで。 そんな想いをいだきつつ、講座の自然観察で使用するフィールドの実踏に行ってきました。いわゆる昔懐かしい里山のおもかげが残る部分と昼なお暗い竹やぶと…。最初はキツイなあと感じたりもしました。でものんびり歩いているうちに、結構いろいろなものが見えてきました。実際、観察の対象となるかどうかは別にして、じず。の触覚に触れるものがいくつか見つかりました。「こんなところにもこんなものが!」とか「なんかかわいいもの見つけて得した気分!」とか、その程度なんですけどね。でも、多分それがいちばんダイジな感覚なのではないかと思ってみたりもするのです。特別なもの、珍しいものを見つけるのが目的ではないから、自分の感性に触れるものがいくつ見つかるか、それが楽しみなのではないかと、そんな想いをもって帰ってまいりました。週末、どれだけフォローできるかはわかりませんが、じず。なりのネタをもって、緑の腕章巻いて参上します(笑)。 |