川面通信 2004

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04/18  土呂部川・鬼怒川      気温18℃  快晴  水温12・10℃  風速2〜5m



本日の釣果、ヤマメ1匹(15cm)のみ。

慢性のフライ不足と、ロッドの修理をしていないのが敗因だ。リーダーの交換を怠り、フライラインもドレッシングしていない、因ってメンディングも出来ないし、ラインにスラックを入れたりするのも、億劫がってやらない。フライサイズも落とさないし、ティペットの太さも無頓着だ。今までやっていたこと全てに手を抜いているし、寝不足で釣行したりと、真剣さや貪欲さが欠如している。大いに反省し、次回に活かそうと思う。

土呂部川では魚の反応も良く、春先は毎年安定している。スーパーハッチ(集中羽化)こそ無かったが、魚の意識が水面に向いていて、ライズもポツリポツリあり楽しめた。バラしたり、合わせ損なったりで、10匹くらいだっただろうか。キャッチしたのは、写真のヤマメ(15cm)のみなので、能書きはこれくらいにしておこう。

鬼怒川本流に移動し、川に下りる前に本日のお目当て 『お食事処 やしお』 で、天ざるとビールをやっつけてから午後の部に移ろうと思っていた。ガーン!満席だ。前日から天気が良かったので、物凄い人出だった。若旦那に挨拶をしてビールだけ注文し、美味しいお通しをいただいて、啓裕と店を出た。腹減ったなぁ。

鬼怒川本流は、女峰山の北斜面から流れ込む支流が6〜7本ある。今の時期は雪代(雪解け水)が入り、水温を下げてしまうので、日が昇ってからは極端に魚の反応が悪くなる。ハッチ(羽化)もあまり見られないので、水温の低下が少ない上流に入ることにした。釣り始めると、かなり魚の反応は良いのに驚く。岩陰に逃げ込む魚影あり、体長3cmほどの稚魚ありと、今年も期待出来ると安心した。

しかし、上流で愕然とした。去年から気になっていた道路工事が、今年は河川改修工事と複合されて行なわれているではないか。発破で崩された斜面に鬱蒼と茂っていた森が根こそぎ切り倒され、道路拡張の為の法面が造られ、親水公園と化そうとしていた。川底は重機で掘り返され、泥や砂が散らばっている。大きな台風でも来れば、土砂が流され下流へと移動し、淵や深瀬を埋め尽くすだろう。がっかりだよ、工事発注者め。

ところが、工事区間をやり過ごし、上流に出てびっくり。魚の反応が良かったし、魚影も濃かった。人が多いので、魚の受けたプレッシャーは強く、キャッチ出来た魚は居なかったが、水面まで出てきて毛鉤を見切ったり、水面直下で反転を繰り返し、毛鉤を追尾する魚が見られて楽しめた。鬼怒川本流でも10匹くらい掛け損ねている。あまりしつこく言うと、負け惜しみに聞こえるので、もう止そう。

とは言っても、啓裕は今回しっかり釣っているので、自分に大いに問題があったのだ。一年を通して、毎週釣りに出掛けていた頃を(酔狂人という)思い出し、完璧で次回は望もう。体重も減量し、トレーニングをして足腰を鍛えておこう。毛鉤もしっかり巻いて、良い姿勢で浮き、流れるものを用意しよう。せっかく苦労して来ているのだから、真剣にやるぜ今年は!



06/20  鬼怒川      気温26℃  晴れ時々くもり  水温13℃  風速0〜5m

イワナ26cm #19ロイヤルコーチマン (パラシュートタイプでテールなし)

行きの道路は渋滞もなく、外環大泉から2時間半で到着した。午前9:00にはロッドを振っていたが、先行者の真後ろに着いてしまい、しばらく川を休ませながら釣り登った。

ところがこのバカどもが、トロいのなんの。らちが明かないので追い越そうとすると、走って逃げるセコい野郎どもだ。ご多分に漏れず、遊魚証は持っていない。腰には魚篭をさげ、魚を持ち帰り、駄賃にごみとタバコの吸殻を置いて帰る、さもしい連中だ。

残念ながらこの川の魚は、こんなへたっぴいに釣られるようなバカではないのだ。形からして不細工な連中だったので、余計に腹が立った。お前らなど崖くずれで埋まってしまえ!

啓裕は、自分のずいぶん後ろから釣り登ったので、竿抜けしていた流れ込みの脇で23cmのイワナをキャッチしていた。ジトッとして蒸し暑く、曇り空で時々うす日が差す絶好の天気だった。しかし先行者が多く、魚に対するプレッシャーも高いので、ティペットのサイズも7Xに落とさなくては反応もなかった。

時間が経つにつれ風が強くなり、晴れ間が広がった。台風の影響だろう。う〜ん暑いぞ。午前の部に早めに見切りをつけて、ビールを求めて川を上がった。



フキの煮物のお通し:左上
栗山そば:左下
本日の天ぷら(5品):右下

■うりっぱ(うるいの葉) ■ウドの新芽 ■しめじ
■天然まいたけ ■桜エビとクレソン



いやー、やっと食えたぜ 『お食事処 やしお』 の天ざる。今日は鴨の串焼きが無かったのが残念だったが、昼前に午前中の部を終わらせて店に入ったので、空いていてひと安心。ビールを飲みながら、啓裕と午前中の反省会をしていると、バタバタッとお客が増えて来た。ぎりぎりセーフ、今日は昼飯にあぶれることはないのだ。幸せを噛み締めて、お蕎麦をいただこう。ズズズズッ



川辺のワサビ田の森:左上
河原とやなぎの木(枝垂れ柳と別種):左下
寝転んで見える青空とイワシ雲:右下

昼間の快晴は、夏場の釣りにはかなり過酷だ。
さっき飲んだビールも効いて、岩石ベットで昼寝を決め込む。
あぁ、悲しいほどお天気・・・。


先行者も多く、魚に対するプレッシャーも高い。こんなときは、河原に寝転がって昼寝が一番だ。大きな岩と砂地のバランスの良い所を探して、ぴったりと身体をフィットさせるのだ。後続の釣り人が見たら、行き倒れのオッサンに見えるだろう。溢れる緑、遠く高い空、川のせせらぎ、うっすらと気を失っていく感じが心地よい。



今度は啓裕が先行し、自分が後を追った。ずいぶんゆっくりと昼寝をしたので、川が休んでいて反応がよい。森の日影もあちこちに出来ていて、魚の緊張も少しほぐれたようだ。

そのわりには釣れない。今日はボウズ覚悟で行こう、そう思っていた次の瞬間、バシャッときれいに出た。大きい淵からの流れ出しの流心だ。ピーコックヒールをアントの形に巻いたパラシュートタイプの毛鉤だ。サイズも小さめで#19(TMCフック102Y)だ。

今日はフッキングの精度を上げるため、かなり柔らかいロッドを使っている。そして掛かった魚がけっこう大きかったので、下流の瀬を3つほど下られてしまった。7Xのティペットを使っているので、岩の下に潜られたらおしまいだ。無理はできないので、流心のなかで必死に堪えた。

魚がようやく走らなくなったので、リリースネットでランディングした。頭が大きく、鼻が曲がりかけた、立派なオスのイワナだった。ネットの内径に5mmほど足りなかったので、26cmといったところだ。日影ができた大淵に、陸生昆虫がポトリと落ちたところを捕食していたのだろう。水面に張り出した木の枝の下に定位していたんだな。お食事中に悪いことをしてしまったようだ。

啓裕と合流して、イブニングの場所を決め、仕掛けの交換をした。6Xに切り換え、尺超えに備えるのだ。辺りが薄暗くなってきたので、釣り始めた。しばらくすると啓裕が下流で、写真を撮っている。けっこうなサイズのようだ。こちらは、先ほど叩き過ぎたのか、反応がない。上流に移動したが、12cmと15cmのイワナを掛けただけで、今回のイブニングは幕を閉じた。

ミニマグライトで河原を照らしながら、山道への入り口を見つける。すでに午後7:30過ぎだ。汗だくで山道を登り、車まで戻った。結局、啓裕も写真を撮っていた25.5cmのイワナだけだったようだ。次回までにイブニングの作戦を練り直そう。どちらかが尺超えを手にできるように・・・。




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