川面通信 2003

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04/20  土呂部川・鬼怒川         気温11℃  曇り 時々晴れ  水温10℃  風速2〜3m
土呂部川の流れ。

土呂部川は、鬼怒川の左岸に流れ込む支流だ。湯西川と山を隔てて南斜面を流れる川で、標高が高い所を流れるわりには水量も少なく、一日中、日射を受けるので季節が進むのが速い川だ。水生昆虫の量も多く、秋川支流の養沢川に似ている。

相棒の啓裕と二人での釣行だ。集落のあちこちに残雪があり、フキノトウが顔を覗かせていた。釣果はそこそこだったが、どうやら養魚場から逃げ出した魚が溜まっているところに、うまく当たったらしい。一つの流れ込みで、ヤマメ、イワナ、ニジマスのサイクルヒットを飛ばしてしまった。5割は、尾ひれの丸い養魚場育ちだった。それでも、この時期にドライで10匹、しかも一つの流れ込みでというのは、めったにないことなので、素直に喜んだ。

その後、上流を少し釣り登り、ネイティブのヤマメを1匹掛けた。18cmくらいだったか。やはり、流し方もそれなりに気を使った結果だった。とても綺麗なパーマークのヤマメだった。

いつも立ち寄るドライブインで、天ざるを食べて、鬼怒川本流で竿を出したが、少し時期が早かったらしく、あまり良い結果が出なかった。イブニングもやったが、沈黙のまま、ライズはなかった。


たまに釣れるネイティブのイワナ、25cm。

♯16のパラダンを咥えた、愛嬌のあるやつ。
春眠暁を覚えずで、少し寝ぼけていたのか?







06/15  鬼怒川                 気温19℃  曇り 時々雨  水温14℃  風速0〜1m
ヤマメ23cm ♯16パラダンでゲッツ。

流心から飛び出したかわいいヤツ。
先行者が居たらしく、シブかった。
ドラグが掛かっていると、なかなか出なかった。
掛けてから、上流に疾走したファイターでもある。
撮影で疲れただろうから、丁寧にリリースしてやった。


イワナ20cm ♯18アントでゲッツ。アンドターン。

1匹目のあとが、なかなか続かなく、苦労して掛けたイワナ。
啓裕のあとを釣り登って、ポイントを残しておいてくれた場所で
神経質な出かたをした、用心深いヤツ。
ピンシャンのイワナだった。
すんなりランディング出来た。少し物足りなかった。


今日は、鬼怒川本流だけと、啓裕と決めていた。日中はぽちぽち釣れたが、肝心のイブニングは、先行者が叩きまくっていたので、予想以上に苦戦した。イブニングのライズも閑散としていて、20cm強のイワナだけだった。夏至も近いので、川には7時30分ころまで居たが、釣れないときは、日没までがやたらと長い。モンカゲロウの羽化もなく、ミドリカワゲラとヒゲナガカワトビケラのアダルトが水面ぎりぎりを飛行するだけだった。

ひたすら一年をかけて楽しみにしていたのに!とても残念だ。啓裕は先行者の前に出て、いい思いをしたらしい。きっと近いうちに、天罰がくだるだろう。神様!どうか、あいつに天罰を与えて下さい!さもなくば、悪魔と取引きをして、災難を与えよう。取引きには、何を用意しようか?

天気も曇りで条件もよく、雨もあまり降らず、水量も結構あった。石に着いたヌルも、先日の大雨で流されていた。稚魚も多く見かけたし、川底を走る魚影も多かったので、今年も期待できそうだ。河原には、色々な野生動物の足跡があった。まだまだ自然が豊富な栗山村に感謝だ。テレビでお天気キャスターの森田さんが言っていたが、年間の降水量が全国で一番少ないのが、栗山村らしい。6月はやっぱり鬼怒川で決まりだな。

  ギャラリー 1
左上: 右岸から流れ込む沢

右上: 岩清水と苔

左下: 右岸から、女峰山の北斜面の水を集めた、『蛇王の滝』




   ギャラリー 2
左上: コシアブラだと思ったら、違う木かも知れない。

右上: タラの木

左下: クレソン

  


ギャラリー 3

左上: ブナの葉脈

右上: もみじやかえでの木漏れ日

左下: 右岸から、女峰山の北斜面の水を集めた沢




栗山村に着いて車を降りると、しっとりと潤った空気と森の匂いで、むせかえるほどだった。最近では、フィトンチットやらマイナスイオンなどと言うらしいが、『渓の香り』で全ての意味が含まれているように思う。

今回は、残念ながらイブニングライズ (夕方、水生昆虫の羽化に合わせて、ヤマメやイワナが水面まで出てきて、捕食すること) が、なかった。空気の湿り具合も丁度よく、一日を通して曇り空で無風だったのだが、気温が低かったのだと思う。

いつも夕闇迫る頃には、ジトッと蒸し暑く、吸っているタバコの煙が近くで漂っているほど無風なのだ。ヒグラシが鳴き始め、遠くで雷鳴がひびき、更に一段と闇が深くなる。興奮とともに、圧迫感やら恐怖感が湧いてきて、そのうち、バシャッと水面が割れて、川面のあちこちでライズが始まる。ハッチ (水生昆虫の羽化)がピークに達すると、魚が捕食しきれなかったダン(亜成虫)が、柔らかい羽をバタつかせて、流されていく。暗闇に白く浮かぶそのシルエットは、海原に帆をたて漕ぎ出したヨットのようで、とても幻想的だ。

少し時期が早かったので、残念な結果だったが、今年はもう一度来ようと思う。母ちゃんに許しを乞うて。



07/11  鬼怒川         気温27℃  曇り 時々雷雨  水温16℃  風速1〜2m
抜駆けの果てに...

啓裕がデジカメを買ったので、写真を送ってきた。自分の家の愛犬でも撮って送ってくれば愛嬌があるが、わざわざ平日に単独釣行した釣果を送ってきやがった。あいつは間違いなく地獄行きだ。しかもこんな綺麗なヤマメなんかを...。


今月の釣行は叶わないかもしれないが、またタッグを組んで出かけたい。梅雨が明けたら厳しい釣りを強いられそうだな。今年は水量も少なそうだし...。

アントやビートルなんかのテレストリアルが効きそうな流れで、やってみたい今日この頃だ。



07/27  鬼怒川         気温25℃  曇り 時々晴れ  水温15℃  風速3〜4m
今シーズン初めて、川を引きずられた日。

イブニングの少し前、18時45分くらいに掛かった。
27cm ♯14フラッシャブーボディパラシュートで!
サイズのわりに尾ヒレが大きくトルクがあった。
体高がなかったせいか重い感じではなかった。
流芯を走られたので、ヘビー級じゃなくてよかったと思う。

左:イワナ18cm ♯16ビートルパラシュート 中央:ヤマメ20cm 同左 右:上のイワナ(手の大きさと比較)


※ 更新が間に合わず、釣果報告のみ!詳細は後日アップ予定。




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