Pakkoro House  Fishing Report 2003年


「宮古〜まさかの台風」

 4月21日〜25日、沖縄県の宮古島に旅行してきました。GW前で低料金、梅雨入り前、
台風の心配もない、といったベストシーズンのはずだったのですが...。
 家を出る前に観たTVの天気予報。気象衛星「ひまわり」からの映像に、渦を巻いているよう
な雲の姿があるではないですか。その天気予報では触れなかったが、早速インターネットで
調べてみると、案の定台風が発生しているではないですか。まだ遠いとは言えども影響はあ
るだろうと思いながら現地入りすると、やはり強めの風が吹き、海も荒れていました。これで
は、主目的であった「八重干瀬」でのスノーケリングどころではなく、遠ざかるか、足早に通り
過ぎるか、勢力を落として消えてしまうか、いずれにしても海が静かになるのを待つだけ。
しかーし!!
天気はともかく、海況については願い虚しく最後まで落ち着いてはくれませんでした。あ〜、
ツイてないのー。
 そういった状況であったので釣りの出来る場所も当然限られてしまい、波や風の影響の少
ない奥まった場所や追い風となる場所を選んで、なんとか竿を出してみました。

 ここはホテルブリーズベイマリーナの脇にある港。外が荒れているわりには波の影響は少なく、風だけが敵でした。2回朝まづめに竿を出し、数種の魚が出ました。

「ゴマヒレキントキ」
 沖縄本島でタチウオに当たったことを思って、朝のまだ暗いうちにソフトルアーを投げてみると1投目からヒット。タチウオと引きが違うなと思ったら、この魚でした。その後、数バイトあったものの、1尾のみの追加。薄明るくなった途端にバイトがなくなりました。サイズは25cmほど。
 また別の日にも、ひと回り大きい同魚が1尾出ました。
「ダツ」
 南の島ではお馴染みの魚。すっかり明るくなったころ、港内の奥に移動して、スロープや脇のビーチ等の比較的浅い場所をミノーを泳がしてみると、こいつがヒット。他にもダツと思われるバイトは数回あったものの、ヒットはこれ1本のみ。サイズは70cmほど。
「ウケグチイットウダイ」
 まだ暗いうちにヒット。またゴマヒレキントキかと思ったら、こいつでした。サイズは18cmほどと小振りなため、タックル負けをしてしまってほとんど引きませんでした。


 ここは東急リゾ−ト前に広がる前浜のはずれにある港。ネットによる事前調査から、「4月の初め頃にイカがあがっていた」であろう情報を掴んでいたので、2回朝まづめにエギングをしてみました。たしかに掴んでいた情報は間違っていなかったようで、少し古めのスミ跡が確認出来ました。しかし、すでに終ってしまったのか、条件が悪かったのか、気配すら感じられずに撃沈しました。

 その他、シュノーケリングをしに行った吉野海岸でミノーイングをしてみましたが、キレイな珊瑚が沢山あったため、根掛かりでそれらを傷付けてしまうことが気になって、思い切って攻めることが出来ませんでした。それでも何度か根掛かりしてしまい、その度に水中メガネを着けて回収に行くことに。ほとほと馬鹿らしさを感じて、30分弱で終わりにしました。その間、釣れたのはお馴染みのダツとエソ。狙いは根際に潜むミーバイ(ハタ類)だったんだけど。


 今回はコンドミニアムを利用したこともあって、釣った魚を調理して食べました。
 ゴマヒレキントキ。この赤いウロコが細かくて硬くて丈夫で、取るのに苦労しました。備え付けの包丁もイマイチではありましたが。
 最低限の調味料として、塩・コショウ・醤油しか用意していなかったので、塩・コショウを振って、フライパンにてソテーしました。テフロン加工でないフライパンのせいか、調理が下手なせいか、すっかり皮が剥がれてしまってみすぼらしい姿になってしまいました。はは。
 味の方はというと、しっかりした白身でクセもなく、美味しくいただけました。


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