「そば」の 手打ち処 遂に完成
2001年2月15日より実演開始

--- 職人の技だけが生み出せる味 ---

   そばの手打ちと云うと、あざやかな包丁さばきが注目を集めます。
   しかし
「一鉢、二延し、三包丁」と言われ「包丁三日、延し三月、木鉢三年」と言う意味です。

   手打ちで一番大切な仕事は木鉢での
“水まわし”“くくり” の工程です。
   この部分を丁寧に行えば、それ以降の作業がしやすくなるだけでなく、そば其の物の風味に
   大きく影響してきます。
   もちろん、延しと包丁をおろそかにして良いと云うことではありません。
   手早く、きれいな仕事を心がけたいものです。

そばの風味を落さないよう少量づつ
手打ちを心掛けてます。
皆様
「こし・風味」 を楽しんで下さい。
玄関右側に新築した「そば打ち処」

-----小松庵で毎日お出しする「手打ちそば」の「そば打ち」風景です-----

1、(道具) 延し棒
2、(道具) 包丁
3、(道具) 木鉢
4、そば粉計量
5、粉ふるい
6、水まわし 1
7、水まわし 2
8、練り 1
9、練り 2
10、くくり
11、丸出し 1
12、丸出し 2
13、四つ出し 1
14、四つ出し 2
15、本延し
16、たたみ
17、切り
18、完成・保管

最大のポイント、そばの 「 釜茹で 」 の様子
1、お湯が沸騰し釜の準備完了
2、そばを釜入れ、緊張の瞬間
3、そばが踊る、微妙な変化を捉える
4、そばの釜上げ、絶妙なタイミング
5、氷の浮いた冷水で、一瞬に締める
6、水を切り、手際良く確認しながら盛り付け
7、盛り付け完了          ,
8、愛情を込めたそばが、お客様へ
-----そばの 「色つや」 「踊る姿」 「釜上げの頃合い」 「冷やし」 「盛り付け」 …この全てが… 『そばとの対話』 …なのです-----

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