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実相の義を助発せんとなり 諸人よ 今当に知るべし 合掌して一心に待ちたてまつれ 仏は当に法雨を雨して 道を求むる者を 充足したもうべし |
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私共に知らせてくださる前ぶれに違いない。 今こそみんなで一心に手を合せて待ちましょう。 |
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猶火宅の如し 衆苦充満して 甚だ怖畏すべし 常に生老病死の憂患有り 是の如き等の火 熾然として息まざるなり |
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言ってみれば我々は燃えている家の中に住んで居るようなものである。 いろいろな苦しみばかり多くて、まったく恐ろしい限りである。 此の世に生れてもやがて老い、病いにかかって死なねばならぬ悩みに、 我々はいつもつきまとわれている。このような悩みが炎のようにうず まいて、息むことを知らないのだ。 |
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衆生の性に随いて 受くる所同じからず 彼の草木の 禀くる各所異なるが如し |
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雨と同じである。然し人間の性は千差万別である。 だから仏の教えも、人々により受けとりかたが異る。 ちょうど、大小さまざまな草木が、雨の水をいただ いてそれぞれに生長するのと同じである。 |
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此の経を思惟せば その時に 我また 白像王に乗って 其の人の前に現われん 爾の時に法華経を受持し読誦する者 我が身を見ることを得て 甚だ大いに歓喜して転た復精進せん |
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われ(普賢菩薩)は再び、六牙の白象に乗って、 その人の前に現れよう。その時、この法華経を受持し 読誦して如説に修行する人は、わが姿を見て歓喜し、 大いに自信を得て、益々修行に精進するであろう。 |
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十方の国土において 法華経を説くところあらば わが塔廟 この経を聴かんがために その前に涌現して ために証明となりて ほめて善哉と言わん |
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で法華経を説く仏が現われたら、わたしを祀るこの塔は、 法華経を聴くために、その仏の前に涌き出るであろう。 そしてこの仏の教えは、真実であって 誠に結構であるとほめ讃えよう。 |
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