The Mizuuri 回想録 Vol.1

今回は、第2幕「ミズウリ始動編」とでも言いましょうか。
ミズウリ回想録、第5章「ひみちゅ結社編」いかがでしたか。
「人に歴史あり」ジョニー黒田が、指1本で書き込んだアンソロジー。
ジョニーが「ミズウリ」に参加の経緯を書いてくれました。
相方の田口くんは、大ちゃんの高校時代の友人です。
初期の「ミズウリ」のお話は、第6章として、新たに物語が展開いたします。

文章はオリジナルを尊重したページを作っていきたいと思っています。
表現のニュアンスは、本人の個性と思ってくだされば幸いです。
誤字・脱字・間違いがありましたら、ご指摘下さい。
背景画面は単色が見やすうございます。
見た目パッとしませんが、読みやすさを優先いたしました。
ご協力者また関係者に感謝いたします。
LOVE&PEACE
2004年10月10日
管理人:大ちゃん
協力:田口くん(誕生日おめでとう)

By ジョニー黒田

第2幕 ミズウリ

第5章 ひみちゅ結社

 ミズウリ回想記 投稿者:殿 投稿日:2004年7月23日(金)00時16分04秒

おいらがミズウリに参加したキッカケは、20才にオリジナル曲で勝負をかけて上京したけど、
人間関係や世間知らずのせいと努力不足で挫折したころだったよ。
あの時はギターさえほとんど触れられず、精神的にもローテンションの極みの時期でね。
気持ち的には音楽で食うのをあきらめて築地の市場の仕事にのめり込んでた。毎日規則正
しく、仕事時間が早い為に友人や音楽仲間とも遠ざかり、ある面、世捨て人のような環境の中
で流されて、内心の葛藤とは裏腹に、「このままがいいかな、なるようになるさ」なんて思ってた。
そんなある日、一緒に暮らしていた彼女から、「もう売れるとか売れないじゃなく、音楽をやった
ら?歌が好きで今まで来たんでしょ?そんなカズは見たくないし、そんなんじゃ田舎に帰れば?」
キツイ叱咤激励のおかげで、ようやく重い腰をあげたんだけど、オリジナルバンドで滑って以来、
何をやっていいか分からないまま、半年が過ぎたある日、たまに読んでる「プレィヤー」と言う
音楽雑誌に目を通したんだよ・・・
つづく

 ミズウリ回想記 投稿者:殿 投稿日:2004年7月23日(金)08時30分04秒

雑誌に載ってた日本初のビートルズ楽器専門店というキャッチコピーが目に止まったんだ。
そんで休みの日にでも街の散策がてらに店さがしさ、でも以外に見落としそうな場所のうえ、
2Fだとは思わずに、あれこれ探して計2日!結局初回の散策では見つからず2度目で住所を
調べてやっと・・ついに見つけました!そして来店!
まぁあるはあるはビートルズに関するいろんなアイテムや写真でしか見た事ない楽器達・・
今じゃそんな大した事ないだろうけど、田舎もん。ましてやビートルズのアルバムさえ殆ど持っ
ていない者にとっては未知との挿入〜じゃなくて遭遇!ガキの頃に”アハードデイズナイト”を聞いて
全身にしびれるような感覚を覚えたあの頃に近い感動・・・ホンのちょっと甦りましたね。ホンの
ちょっとよ。つづくかも?

 ミズウリ回想記 投稿者:殿 投稿日:2004年7月23日(金)18時29分27秒

日本初のビートルズ楽器店。あえて名前は言いませんが、内容たるやビートルズ一色!
しかも店長も店員もビートルズマニアとあっちゃ話題もビートルズの事のみ!えらいこゆい店に
来たもんだと思いながら楽器を見てると、やっぱりきたきた「ビートルズお好きなんですか?」の
一言!まぁ詳しくは知らないだけで嫌いじゃないし・・・とりあえず「ええ、そうですね」う〜ん
なんて曖昧な言葉だろうと自分でも思いながらも一応笑顔で答えるおいら、しかし店員の追求は
あくまで深くディープに「・・・この店に来るんだから当然この位は知ってるだろ!まさか知らない
とは言わせねぇ〜ぜ」と言いたいのが顔の左半分にありあり。後の半分は、「こいつ金持ってそう
にないな〜ローンは通るかな?」なんてのが書いてあるし。しかし防戦むなしく会話数分で知識の
なさが大暴露!それからは、「ふん!このドシロイトが何しに来た!」「この店の趣旨が分かって
来てんの?」がありありで、すぐ会話するのをあきらめてくれたよ。おいらにとってもありがたかった
がね。そして10分位店内をお義理程度に眺めたあげく帰ろうとしてドアノブに手を掛けた時、ドア横
にメンバー募集の掲示板が目に、入いったんだよなこれが・・・つづけるかも?

 メンバー募集 投稿者:田口 投稿日:2004年7月24日(土)10時42分22秒

そのビートルズマニア楽器店にメンバー募集を出したのは私です!
当時まだ御茶ノ水・本郷にあったんだよね。ミズウリのリードギターの三ちゃんは私の大学時代の先輩
で、その頃ベース担当のゆきおちゃんと二人でシコシコとビートルズの多重録音で遊んでいたんです。
しかし欲求不満は積もるばかり、「やりてー、やりてーよ」といつも二人は悶え苦しんでいました。
ある時二人から私は「やれる生きのいい奴を見つけて来い」と仰せつかったので、いつも顔を出している
その楽器屋さんに「三ちゃんとゆきおちゃんとやりたい人募集!」の張り紙を出して置いたという訳
なんです。そこへ、ジョニーが・・・。

 ミズウリ回想記 投稿者:殿 投稿日:2004年7月24日(土)20時08分00秒

その通り!たまたま店を出ようとした瞬間、田口が出したメンバー募集の張り紙が・・・しばらく足を止めて
眺めていると、また店員が「そのメンバー募集してるバンドはすごい機材を持ってるらしくて、
レコーディングまでしてビートルズソックリにやってるよ。丁度テープがあるから聞いてみる?」
やはり、そこまで言われちゃ聞かないわけにはいかず、ちょいと興味もわいてきたし「そんじゃ
聞かせて下さい」そして、おもむろにテープを取り出すとデッキへ・・・流れてきたのは
”サボイトラッフル”・・・驚いてるおいらを見て店員曰く「ここまで凝ってる人もなかなかいないし、お金も
あるんじゃない」とのたまった。しかし驚いたのは、こんな曲もビートルズにあったんだ!が7割
・・・でした。もちろん演奏の細かさもびっくりしたけどね。それでとりあえず連絡先をメモして撤収
〜家で彼女とも相談した結果、連絡だけでも取ってみよう。だけどもう誰か決まってたらヤメ!
という曖昧な選択をチョイス。でもそんくらい音楽とバンドに疲れていたからな。しかし電話をかけた。
そしていろいろ話をしてるうちに「こいつ、メンバーじゃないな」そうなんです。普通、連絡先は
メンバーが当たり前じゃない?なのに田口と名乗るこの男はいったいナニモノ・ケダモノ・クワセモノ・
・・・アヤシイ陰謀のかほりがする・・・まだ続けるか考え中。

 でもちゃんと理由は話したよね 投稿者:田口 投稿日:2004年7月25日(日)02時27分41秒

三ちゃんは会社の帰りが遅くて出られないかもしれないし、ゆきおちゃんは実家の商売の関係で誰が出る
か分からないので、結局一番電話でつかまり易い暇な人の私になったのです。それにその前に確か雑誌と
かで募集したら、ろくな人が来なかったんだよ。例えば「シー・ラブズ・ユー」やろうって言ったら、おもむろに
コピー楽譜を開くジョンとか、「オール・マイ・ラヴィング」のシャッフルが叩けないリンゴとか・・・。
そこで起死回生の募集になった訳だ。しかし怪しまれていたとは思わなかったし、ビートルズのコピーバンド
未経験だとは全然思わなかったよ。歌詞ハチャめちゃだったけど。

 なんかおもろい 投稿者:殿 投稿日:2004年7月25日(日)10時22分59秒

なんかこの「ミズウリ回想記」は田口との対談方式になってきてていいね。
一人で書いているより確実に楽しいな。相手双方のその時の感情も分かるし、おいらの知らない事実や
忘れてる事なんかも見つけてくれそうだし、それじゃまたよろしくね!相方の田口くん!

←ゆきおちゃんメンゴです。
 昔の写真がないんです。