The Mizuuri 回想録 Vol.1

今回は、ジョニーのおばあちゃんの話いかがでしたか?
ミズウリ回想録のおまけとするには、勿体ないお話でした。
さと婆ちゃんの血を受け継いだがんばれ!ジョニー。
「人に歴史あり」ジョニー黒田が、指1本で書き込んだアンソロジー。
まさにいたずらっ子ジョニーが色んな事してくれました。

文章はオリジナルを尊重したページを作っていきたいと思っています。
表現のニュアンスは、本人の個性と思ってくだされば幸いです。
誤字・脱字・間違いがありましたら、ご指摘下さい。
背景画面は単色が見やすうございます。
見た目パッとしませんが、読みやすさを優先いたしました。
ご協力者また関係者に感謝いたします。
LOVE&PEACE
2004年10月11日
管理人:大ちゃん
協力:あおっちさん

By ジョニー黒田

 ばあちゃん賛歌その1 投稿者:殿  投稿日: 3月31日(水)12時44分54秒

おいらのばあちゃんは、名前が「さと」といい、生粋の明治っ子でまだ武家社会のなごりを残した家に生まれたそうだ。おかげで、その頃の方々には珍しく読み書き算盤もこなす女性で、よく近所の同年代のばあちゃん達を集めて仏典を読んで聞かせる会を家でやってたっけ、それでそのきびしさのせいで食事中も正座させられっぱなしで今だにあぐらがかけない体質になってます。まぁ女学校時代は、よく出来たらしく、亡くなったあとに遺物を整理してたらその当時の賞状や記念品がたくさん見つかったな。生前はそんな事をいっさい自慢するような事がなかった為、そのあまりの数に驚いたよ。きちんと整理されたナガモチの中から見つかったんだけどね。その遺物は時代的にも貴重らしく、その後、郷土資料館や近くの小学校なんかに寄贈した。でもここまで書くと、かなり厳しい人格に思うでしょうが、おいらの記憶の中には、殴られたり、叱られたり(もちろんちょっとはあったけどね)した思い出がないだよ、ただ無言の圧力はかなりあったけどね。そんなばあちゃんストーリーです。

 ばあちゃん賛歌その3 投稿者:殿  投稿日: 4月 1日(木)01時25分12秒

前に築地の八百屋にいた頃に同僚の年輩の人に初孫が生まれて、やたらに孫がかわいいと言うので、ためしに「なぜそんなにかわいいの?」と聞いた事がある。そしたら「孫には子供のように責任がないから無条件に愛情が注げるから」という返事が帰ってきた。今となってみたらとても明快な答えのような気がします。確かに実子ではなく責任もあまりない微妙な関係だからね、そして子育ての時のような社会性を考えた想定的な比喩表現を押しつけたり、空想的なよい子を演じる事を強要したりする必要も少なく、ある面、実の親が存在する限り祖父母達はその陰で気楽に愛情の押し売りを謳歌出来るのだからね、ある意味無責任の愛情表現かもな。でもうちのばやいはちと違って片親の上、その母親もおいらを食わせるべく外で働いていて会えるのも年に数回とくりゃ、無責任もやってらんないよね、かわいそうに、さとばあちゃんは、老いてまた子育ての苦労を味わったのでした。頑張れさとばあちゃん!

 ばあちゃん賛歌 投稿者:殿  投稿日: 3月31日(水)08時28分48秒

え?桜もだいぶ見頃になってきまして、水もぬるんで来たこの頃、皆様いかがおすごしでしませうか?唐突ではありますが、うちのジャーマネがなんも書かない小心者でありますゆえ、おいらがまた独り言をつぶやく事にしました。題して「ばあちゃん賛歌」〜この世に生を受けて20歳まで二人だけで過ごした中でのエピソードを悔恨の念も含めて繰り広げたいと思っています。お楽しみに〜

 ばあちゃん賛歌その2 投稿者:殿  投稿日: 3月31日(水)20時42分8秒

あれは3歳頃だったろうか?おいらの家には、ばあちゃんが嫁に来る時に実家から持たされた刀が床の間に飾ってあったんだが、当時のおいらにはそれが真剣だとか偽刀だとかの区別がつく訳もなく。.
ある日その刀を抜き身のまま振り回してばあちゃんの頭部に振り下ろしちまってかなりの怪我を負わせてしまったんだよ、そしてその時の光景だけは今でもなぜか鮮明に焼き付いているのですが。血は間欠線のように吹き出すのですよ、もちろん母親からおじさんまでにかなり殴られましたが、それを必死に止めてくれたのが、当の被害者のばあちゃんでした。
もちろん3歳位のガキですから悪気はないのはあたりまえとはいえ、殴られて鼻血が出たのを覚えてます。

 ばあちゃん賛歌その4 投稿者:殿  投稿日: 4月 1日(木)01時35分32秒

画して幼児暴力性を有した孫を抱え老体にムチ打って子育てに邁進するも、そこはおいらのわがまま気まま・・数々の問題、奇題、週刊現代!ゴシップ、テロップ、初節句!歳をおう事に悪行、いたずらに邁進していくのでありまする。まぁ大変!

 ばあちゃん賛歌6 投稿者:殿  投稿日: 4月 1日(木)02時15分6秒

ばあちゃんの逆襲!高校生の頃のわが家は品行悪性な学生様ご一行のたまり場と化していまして喫煙飲酒麻雀の場となり果てていまして今におもえばラスベガス??でありました。そんな白熱徹夜麻雀のサナカ、VIPメンバーの一人が小用の為、会場の二階から下へ降りたとたんに、きびすを返したように帰って来て一言「おまえんとこのばあちゃんはヤマンバか?」とのたまった、聞き返してみると、なんとばあちゃんが夜中の2時過ぎだというのに包丁を研いでいるではありましぇんか、確かにうるさくて眠れないとは言っていましたが、無視してたら、事あろうか夜中に包丁を・・さぞ友人も驚いた・・いゃビビったでしょう、さすがにラスベガスも閉会と相成りまして逆襲は生就されたのれす、おそるべき、さとばあちゃん!

 ばあちゃん賛歌5 投稿者:殿  投稿日: 4月 1日(木)01時55分25秒

悪ガキ、悪童、品行悪性〜多分まわりの方々にはそうな代名詞で呼ばれていたかもしれないな。確かに少し悪さや度の過ぎたいたずらもしたよ。でもね、ただおいらの境遇から想定した言いがかり的な罪がほとんどだったよ。どうしても片親の子供ってそう見られがちだからね。と言いながら思い出すと・・やっぱ悪いわ!
その1. 夜中に友達を20キロ離れた山に置き去りにした・・
その2.シケている真冬の海に友達をいかだで流してそのままほっておいた・・
その3.友達を雪だるまの中に埋めて放置した・・
その4.漁師の網小屋の中で花火大会を開催して全焼させた・・
その5.学校でかくれんぼをしてなぜか校長室を倒壊させた・・
シャレにならんわ、これ以上怖くて書けましぇん・・
でもそのたびに泣きながらあやまりに回ったばあちゃん・・ごめん、なさい.。