再び東京ディズニーランドへ
けっしてなめているわけではないのだが、この異常な人気は何だ?



再び
USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)が大阪にオープンした。大変な人気らしい。しかし幼児向けのアトラクションは少ないそうだ。息子が3才になって誕生日プレゼントにどこかに連れていくことを考えたとき、思いついたのは結局のところ東京ディズニーランドであった。たまたま決まった出張ついでに行くことにした。健保の補助でラフォーレ東京に安く、というより無料に近い金額で泊まることができた。ディズニーランドから距離はあるが、料金面での魅力には勝てない。
気合を入れて土曜日の朝一、午前6時40分関空発の飛行機で羽田に向かう。飛行機で眠りたかったのであるが、息子が眠らせてくれるわけも無く、飛行時間も短い。予定通りの時間に飛行機は羽田についた。羽田からディズニーランドには高速バスがあるのだが、高速道路で大規模事故との情報があり電車で向かう事にした。電車では時間がかかるのではないかと心配したが10時前には到着した。
チケット売り場には既に長蛇の列で、すでに入場制限(当日券販売なし)が始まっている。この日は一年でも最も多い人出(もちろんゴールデンウイークやクリスマスは除く)が予想されていたので当然、期日指定の予約券は買ってある。それでも予約券の引替えに30分以上並ばされた。待ち時間が長すぎて入場する前から息子の機嫌が悪くなる。


入場
今回は1週間以上も前から計画した旅行である。いつも当日か前日に行き先を決める私たち「いきあたりばったり家族」にとっては異常といってよい。ディズニーランドはそれほど計画を立てなければいけない場所である。計画したけあって、十分な情報を集めたつもりだった。当日混雑することもわかっていたし、アトラクションのタイム・スケジュールも作っていた。しかし全ては想定以上だった。
入場ゲートを越えても無限の人波である。1日5000円を越える入場料金を払ってでもこれだけの人が入るのだから東京ディズニーランドのすごさがわかる。並び飽きて機嫌が悪くなった息子に、ぷーさんの風船を買ってやると一気に機嫌がよくなった。しかしこの風船、この人ごみの中で予想以上に邪魔だった。途中、人ごみでのもみあいで糸が切れて飛んでいった。金銭的にはロスだが気持ち的には随分楽になった。


パレード
あまりの人ごみに圧倒され、アトラクションに向かう気もしない。どこのアトラクションも1時間以上の待ちだろう。幸いすぐにパレードが始まるのでパレードから楽しむことにした。息子は眠いため随分機嫌が悪かったが、パレードは面白かったらしい。1週間以上たってもパレードのまねをして遊んでいた。ディズニーランドの一つの大きな魅力はこの派手なパレードにある。子供はお伽の国にでもいった気になるのだろうか。子供どころか大人まで引き込む魅力がある。
この時のパレードはシンデレラ城の周りを汽車のような振り付けでキャラクター、山車、そして観客が回るものであった。パレードは3時間おきくらいにある。観客の中には最後のファンティー・イリュージョンまで、パレードだけを見るためにきている人がいる。最高の場所に一日中居座っている。この日は気温が低いとは言え天気がよかったので随分日焼けしたことだろう。
パレードが終わり、昼食前に一つくらいアトラクションを見ようと思って "It's a small world" に45分も並んだが、息子は途中で寝てしまいアトラクション中は一度もおきなかった。朝4時起きだったからしかたがない。結局次の日もこのアトラクションに向かうことになった。息子が寝ている間に食事をしようと考えたがどこのレストランもすごいひとだかり。比較的人が少ないところに行ったのに、家内は1時間近くもハンバーガーを買うために並んでいた。食事がそろった頃には十分な睡眠をとった息子の眼がすっかり醒めていた。


パレード その2
十分な睡眠をとったためか、食事中キャラクターと戯れながら息子の機嫌はどんどんよくなってきた。よくなりすぎてキャラクターを追いかけつづけ、つかまえるのが大変になってくる。しかしそろそろ次のパレードが始まりそうなのであせってきた。暴利と言いたい高額なハンバーガーをほおばり、息子を抱えてパレードに向かって走る。すでによい場所はないので、息子を肩車してパレードを見る。ただパレードの山車が巨大なので、少しくらい後ろでも十分に楽しめる。このパレードはディズニーの歴史を紹介するパレードだ、と言っていたがキャラクターを探すのに夢中でほとんどその趣旨はわからなかった。
この日は疲れたのでさすがに夕方5時くらいに帰ることにした。アトラクションといえば汽車に乗ったくらいである。いつものことだが息子は汽車が好きなのでせがまれて乗ることになった。私達も今回の旅が息子の誕生祝であることを忘れてはいない。疲れきって帰り始めたので、お土産を買って帰ったがタクシーの中に忘れてしまった。幸い、あとで京急タクシーの運転手さんが届けてくれた。品川の駅からホテルまで1メーター分しか乗らなかったのに非常にもうしわけなかった。


再び参戦
次の日の日曜日はディズニーランド18周年記念日。これが混雑の理由である。記念のバッチをくれることもあり、当然混雑が予想できていた。7時半にはゲートに到着したが、すでに前日以上の人だかり。入場に1時間並ぶ。
入場すると家内は私のパスを持ってぷーさんのハニーハントのファスト・パス奪取に全速力で走る。私はその間に息子を連れてジャングル・クルーズに向かう。今はアトラクションの利用に(ファスト・パスを除き)パスの提示が不要なので楽である。
ファスト・パスに並ぶ人が多いためか、この時間帯はどのアトラクションも意外に空いている。ジャングル・クルーズに並ばずに乗って、前日に乗った汽車に再び乗ってもまだ家内は帰ってこない。店でお土産を見て随分待った頃に家内が帰ってきた。ファスト・パスをとるのに1時間近くもかかったようだ。このぷーさんのハニーハント、普通に並べば3時間待ちになる程の人気だから幼児連れにはファスト・パスがないと見ることができないと言っていい。午前10時前には当日分のファスト・パスがなくなるほどの人気である。


アトラクション
この日は異常な人出だったが、昼を過ぎると帰宅する人が多いためか、夕方頃からは意外に多くのアトラクションに乗ることができた。アトラクション中でもぷーさんのハニーハントやバックスバニー等は人気だけあって、スピード感があり面白いが終わるのも早い。あんなに並んだのにという気持ちは否めない。
息子が一番喜んだのはコーヒーカップだったかもしれない。凝ったアトラクションもよいが定番のコーヒーカップ、メリーゴーラウンド、そして汽車などの魅力を思い知る。大人はすでに新鮮さを感じることができないため単純なものは楽しいと感じられないだけで、本来はシンプルなものほど人間にとって楽しいのかもしれない。コーヒーカップは日曜日の夕方にもなると10分もならばないのでよかった。
息子は"It's a small world"も楽しかったようだ。ただミクロ・アドベンチャーだけは相当恐がっていた。とくに蛇が出てくるシーンが怖かったらしく、長い間トラウマ状態で映画館にさえ入ることができなくなった。少々刺激が強すぎたようだ。
ファンティー・イリュージョン
朝7時半にきたのに夜7時になってもまだディズニーランドにいる。夜の電飾パレード、ファンティー・イリュージョンを見るためだ。この時間帯になると私と息子はさすがに疲れてきた。周りの人たちもかなり疲れている様子だ。それでもパレードが始まるとみんな元気になる。ファンティーという英語は見当たらないので、私の聞き間違いで正確にはファンシーかファンタジーではないか。いずれにしても幻想的なという意味であるが、まあ派手な電飾のショーである。ここでもキャラクターが大暴れであるが、暗くてあまりよくは見えない。個人的には昼のパレードの方が楽しかった。息子はあのネズミに“バイバイ”して満足しており、いつまでも自慢のように語っていた。


ボンボヤージ
東京ディズニーランドは今ディズニーワールドのようなリゾート化を進めている。あまりリゾートという土地柄ではないと思うのだが。ディズニー・シーはまだ完成していないものの、既にエクスピアリ、アンバサダーホテルなどが完成している。これらに行く時間はなかったが、巨大な土産物屋のボンボヤージには行ってきた。
ボンボヤージは舞浜駅とディズニーランドの中間にある。ディズニーランドの外ではあるが、ディズニーランドの一部という雰囲気がある。買いやすい商品もあり、ディズニーランドの中でお土産を買ってずっと重い思いをするよりはよい。普通ディズニーランドの外に出ると、その魔法はとけ、あまりお土産を買う気にはならない。ボンボヤージではまだ多少魔法が残っているが、切れかかった威力を配慮してか、かぶり物や洋服のようなディズニーランドの外で使うにははずかしいようなものよりは、クッキー、キーホルダー、人形など、帰った後で使えるようなものが多い。ディズニーの営業能力にはほとほと頭が下がる。
ホテルへ
ホテルに到着した頃にはすでに9時を回っていた。息子も私もよくこんなに体力が続いたものだ。もちろん息子の機嫌は悪くなっていたが、いつもよりは随分ましだったように感じる。これもディズニーランドの魅力なのだろうか。次はいついくか計画はないが(2年後くらい?20周年の時にでも)、もう少し人が少ないときに行きたいものだ。しかし東京ディズニーランドに人が少ないときなんてあるのだろうか。ディズニー・シーにもぜひ行ってみたい。(2001年4月25日記)


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