じず:野活的歴史   無事、認定っ! 

 社団法人かながわ森林づくり公社 第9期(平成16・17年度)森林インストラクター養成講座を受講することになりました。 せっかくなので、講座の1年半をリアルタイムレポートしてみたいと思います!

 まず、前置きとして、応募の話しから。 じず。の場合は、「県のたより」で募集を知りました。 それから公社のHPへ行って概要を知りました。 今年の場合は7月10日締め切り(だったと記憶している)で、申込書と返信用封筒と1000字程度の小論文。 内容はこれまでの活動やこれからの抱負などのテーマが与えられておりました。 7月30日発送で1次選考通知。 2次選考の面接は8月9日に実施されました。 ちなみに今年は、ちょうどこの発送から面接までの期間に赤城に入っていたので、合否が分からずに前日までを過ごすという状態でした。 ひとり10分程度の面接、作文の内容ややはり今後のことをいくつか質問され、最後に体力的な面を問われました。 やはり、カラダが資本の活動ですよね。 実際、年配の方の場合、認定されてからの現場で動ける期間について、言及されていたようです、はい。 で、数日後、1通の封書が届きます。合格通知と1期分の日程表。 かくして、新たな1歩を踏み出すことになったわけでございます。


第一年次・教養講座

 1 平成16年
 9月4日(土)
   足柄上地区行政センター
開講式 オリエンテーション
 明け方ぱらぱらと落ちていたので、傘を持って出かけました。 途中、青空になったり、すごい雨になったりのへんな空模様を、教室の窓越しに眺めるいちにちとなりました。 私鉄を3本乗り継いで、約2時間(!)。 もはや小旅行ですね。 新松田の駅からバスの指示もでていましたが地図上では約2キロ。 実際徒歩15分強の距離で到着でした。 ご挨拶と簡単な1年の流れの説明を受け、全体像が見えてるのか見えてないのか、自分でもわからないまま講義開始となりました。

神奈川の森林づくり政策
 実質は、林業に関する専門用語の基礎知識講座、といった感じでしょうか。 分厚い印刷資料から抜き出しで聞いたこともないような単語がいくつも飛び交いました(笑)。 後半、県内の現状を概論風に。 詳細については今後の講座のなかで、なんども登場する模様です。

神奈川の森林の歴史と文化
 昼休憩をはさんで、午後は2時間半があてられています。 時代の流れと多くの自然現象で山がどう変化していったのか、そんなオハナシでした。 最後にスライドでまとめ。 疲れたカラダに暗転は結構キツイ…。
 2  9月12日(日)
   自然環境保全センター 


森林の生態
 前日からレクの講習会でこども自然に泊り込みでした。 一旦家に帰るよりも直接向かったほうが明らかに近いので、朝移動で乗り込みました。 最大の誤算は…、こども自然ってなぜか寝付けない施設だったってことですね。 なんとなく寝たんだか寝れてないんだか分からないうちに朝!バス便がよく分からなかったので早めに出ました。 二俣川から海老名、本厚木とスライドしてバスで20分強。県リハビリの本当にまん前の山の中にかの施設はひっそりと?立っておりました。 とは言っても、規模としてはかなりのもの!さまざまな木(サンプルかな?)が立ち並ぶこんもりとした森の中でした。
 午前中は講義。 まずは森林生態学の基本の講義を受け、その後、森林生態の角度からとらえた地元丹沢を中心とした森林の現状を、実際の調査研究も踏まえて講義いただきました。 昼食をはさんで午後は実技。 実際の植生調査の際に使用する機器類の紹介を受けたあと、敷地内の雑木林でデモ。 予想外に蚊の攻撃を受け、やむなく一時撤退。 やはり、山は長袖が基本ですね。 場所を松の人工林に移し、10m四方を囲って高木層から順に測定。 まあ、松しかないんですがね。 若干、つる性植物もありましたが。 問題は草本層。 全ての植物を書き出してから被度・群度を見ていくんですが、なんと言っても「調査」って名のつくことですから、端から名前を確認していくんですよね。 今まで自分がやってきた「自然観察」とはあるイミ対極の部分です。 名前が大事なんですよね、調査の場合は。 そんなことをいちばん学んだかもしれない、今日の講義でした。
 3  9月26日(日)
   自然環境保全センター
健全な森林づくり1
 仕事の都合により、欠席いたしました。 

 あとからいただいた資料によると、種の採取と苗木づくりの講義・実習だったようです。 センター内にある実際の採取園で、スギの採取も実習した模様! スギ花粉天敵のじず。としては、花粉の少ないスギ・ヒノキくんたちと戯れてみたかった…。 でも、前回はどう見ても欠席よねえ…。
 4  10月3日(日)
   自然環境保全センター
森林資源の利用
 前日までの夏の名残はどこへやら、目覚めてみたら冷たい雨でした。 本厚木の駅を降りたら、土砂降りになっていました。 午後からの実習がどうなることかと気をもみながら、バスで2度目の自然環境保全センターへ。 前回、ふと気づいたんですが、この講習会、自家用車参加の方が非常に多い。 まあ、次回の21世紀の森なんかは車じゃないとかなりキツいですがね。(なにせ最寄のバス停から徒歩40分ですから。) 環境…とかをかじった人間としては、ちょっと?な部分ではありますね。
 さて、講義です。 副題が「木材と特用林産物」とついていました。 山から採れる「木材」以外の全てのものが「特用林産物」なのだそうです。 実際はその大部分を占めるのが「きのこ」。 そんなわけで、今日はほぼ、「きのこ」一色に染まってました。 なにせ、雨です。 自称野外活動家じず。としては、雨対策も考えての身支度ではありましたが、あっさりと午後も講義に変更。 意外となんぢゃくかもしれません(汗)。 食後に暗転してOHP、ビデオ、スライド攻撃はなかなかいんぱくとが強いです。 でも、「きのこ」の世界の奥深さにちょっとカンドーな時間でした。
 5  10月16日(土)
   県立21世紀の森


健全な森林づくり2
 長雨のあとのすばらしい晴天だった金曜日。 期待をして目覚めた土曜の空はかなりどんよりとしておりました。 予報ではそれでも雨はないということで、今回は車で東名高速を飛ばして県立21世紀の森へ。 ここは近くは何度か通っているのですが、実際に訪れるのは初めて。 前回までの環境保全センターと同じく、こんなとこがあったんだぁ…、と素直にカンドーできるところでした。
 さて、例によって午前は座学。 内容は…、ほとんど第1回の内容とかぶっていたような…。 とにかく寒いって印象で寝たら風邪をひきそうでした(笑)。 材積の(いっぱつで変換できないくらいマイナーな単語なのね)求め方、材木の価格変動の話し。 どうしても話しが林業家の、そして結果放置された森の悲しき訴えのように聞こえます。 そして、午後からようやく野外へ! 計4ヶ所の森へ入り、見比べました。 そのうち一ヶ所では実際に標準地調査を行いました。 20メートル四方(本当は20×25のほうがいいらしい)に何本の木が残されて、それぞれ胸高直径(これも変換しない)と高度を測定しました。 データを25倍すると1ヘクタールの森に相当すると推定できるわけですね。 あらためてヒノキの林とスギの林を見比べて、その違いをしっかりと目に焼き付けてきました。 簡単そうに見えて、結構区別つかない人が多いのだとか。 あっ、写真は植樹祭で植えたカツラの林です。 あの赤谷で見たカツラもこんな頃があったのかなあと、ふと想いを馳せてみました。 次回はジモト横浜での開催です!
 6  10月31日(日)
   かながわ県民活動
        サポートセンター
森林文化(森林と人間の自然保護・普及啓発活動の方法
 っというタイトルのレジュメをいただきましたが、なにやらトラブルでもあったのか、講師の先生、1時間強のちこくでございました。 なにやら国交省に出向いていたとか…、っていう話から、本題に滑り込んで行きました。 よくよく聞いてみると、自然保護協会の理事さんらしく、聞き覚えのある内容も多く含んでいました。 ひさしぶりに林業関係者側からでない講義、森を観念的に心情的にとらえた内容も、必要だよってまとめでいかがでしょうか? ちょっとチカラが沸いてくるような内容の講義でした。 次回は宿泊デス!
 7


 8
 11月13日(土)
      〜14日(日)
   県立札掛の家








神奈川の森林の特徴
 はい、宿泊研修です。 場所は東名秦野中井インターからヤビツ峠を抜け、30分ほど走った東丹沢の懐です。 えっと、ナビにも載ってません。 唯一の立て札がそっぽ向いてるもんだから、とっぷりと紅葉ドライブを楽しんでしまいました。 初日は午前講義の午後実習。 テーマは「植物」ということで、聞き覚えのある話もいくつか飛び交っておりました。 近くに「丹沢の考証林」と呼ばれる原生林があり、午後はその林に入りました。 ただ、講師ひとりに30人以上が取り付いて…、というスタイルなのでいまひとつその説明は伝わりきりませんでした。 この林、現在も自然林として基本的に手を加えられていないということで、この土地本来の植生が保たれている一角ということのようです。確かにモミの大木は見ごたえがありました。
 この施設、自炊による宿泊ということで、わが5班は夕食当番でした。 懇親会も平行ということと、山間部の環境への影響を考えて、おでんと炊き込みご飯というチョイスになりました。 油は一切使わず、米も無洗米。 万事うまくいったと思いきや、なぜか炊飯器が不調! 炊き上がったはずのオカマの中はまだすっかり水につかった米。 炊きなおすも芯が残るヤバーい状態! 急遽思い出したのが、野外でやった中華饅頭。 あの要領で蒸かしてなんとかカタチにしました。 まあ、これまで講義終わってサヨナラーの人たちと、ほぼ初めて会話を交わしましたね。 やっぱりその筋の方たち!話し始めると語る語る(笑)。 そんなこんなで夜も更けてゆきました。
 2日め。 午前はテーマが「動物」。 どうしても鹿が話の中心になります。 鹿の数が多いのか、餌になる植物が少ないのか、環境っていう大きな器の中で見てみると、なかなか難しい問題のようです。 実際、周囲にはたくさんの鹿柵も見られますし、ほとんどの幼木には幹にネットを施してあります。 それよりも何よりも、朝から帰るまで計7頭の鹿を目撃できてるってこと自体、すごいんじゃないですか???
 午後はテーマが「地質・土壌」に変わりました。 実際に1メートルほど斜面を掘って土壌調査の実習もしました。 自然観察指導員的には、もう少し丁寧に埋め戻ししたいなあ…、と思ったりもしてしまうのですが、調査っていうのはそういうことなんですよね、きっと。
 予想されていた雨には降られず、しかしどうやら街中では木枯らしが吹いていたというウワサの寒い2日間でした。 全体的に時間がルーズなのが気になります。 帰りはしっかり渋滞でした(汗)。
 9  11月28日(日)
   県立21世紀の森

森林資源の活用
 とてつもなくいい天気の日曜日でした。 こんな日に野外はキモチがいいなあ、と思っていたら、今日の実習は室内でした(笑)。 まあ、材木の加工に関するえとせとら…、といった風情の講義・実習でした。 午前は資料を見ながら若干の講義のあと、ビデオ。 接ぎの職人ワザの数々を見て、ほほぉ〜っと感銘を受けてしまいました。 そーいえば、昔丸太じゅくの方々がログを組むときにいろいろやっていたのはこんなんだったのか、と改めて思い出すことしきり。
 午後は…、実習なんですがね。 実際にやってみましょうってんで、工房に工具がずらっと並びました。 鋸、玄翁、鑿、砥石、鉋…、最近は日曜大工みたいなことはあまりしなくなったのかなあ。 皆さん、楽しそうに道具をいじっておられました。 じず。は…、この秋、でっかいの作るときにさんざんいじっているので、今はいいやって気分でした(爆)。。。
10  12月12日(日)
   足柄上地区行政センター
応急処置・野外での安全
 年内最後の講座は、初心に戻って(?)公社会議室でした。 電車を3本乗り継いで県西まで、歩きを含めると2時間弱の小旅行です。 でも、帰りの微妙な渋滞と環境保護を考えると、じず。はやはり電車ですね。 午前中は消防署の方が講師で救急法。 三角巾と心肺蘇生法をやりました。 そんなわけで、今回も経験者(!)、余裕の実習となりました。 全体的に年配の方が多いもので、三角巾の結びにかなり苦労されている方が多かった模様。 そんなわけで、アンちゃんは代表の方、数名に体験してもらうに留まりました。 去年?講習内容が統一されたという話を聞いた気がするのですが、日赤とは微妙に違っていたような…。 まあ、本当の緊急時には大きなものではありませんが…。
 前回は土曜日だったのね。 定食屋さんがお休みでちょっと悲しかった…。 コンビにまで行くうちに雨も降り出し、ちょっとブルー。 食後の講義は危険な動植物に関するものでした。 講師は自然観察指導員の講師もされている方で、名前を何度か見かけたことのある方でした。 スライドも交えての紹介でしたが、実際、実物を見ないとなんとも…。 って話は、じず。の感想だけではなく、講師の先生の弁でもありました。
11 平成17年
 1月15日(土)
   県立21世紀の森

健全な森林づくり3
 年も改まり、前期分の講義も少なくなって参りました。 新年いっぱつめだから、場所は新松田合同庁舎!ってイメージが先行してましてね。 1週間ずっと、朝起きてからもそのつもりのモード、電車に揺られて…って思っていたら、なんと21! あわてて車に飛び乗って…、って天気予報は雪じゃない! 混んでたらどうしよう! いや、かえって空いていまして、時間前に無事到着。 でも、足柄から東丹沢にかけてはすっかり雪化粧してました。
 午前中講義。 枝打ち、間伐の基本的な考え方の復習が前半。 休憩後は道具についてのお話。 いわく、「刃物は泣くほど研げ。 そうすれば笑うほど切れる!」。 名言だと思いました。 午後は実習。 えっ?実習?? そうなんです。 合庁だとばかり思っていたので、ザックの中にはなにも入っておりません。 車物色しましたが、かろうじて常備してある作業用の靴とイボ軍手のみ。 雨具がないのです。 でも寒いので、とりあえずタウンのダウンに傘差して…。 でも、始めてしまえば森の中、さほど気にならないとは言え、濡れます、汚れます。 タウン着がすっかり作業着になってしまいました(汗)。 ヒノキの枝打ちと間伐を体験。 後半は竹の間伐もやりましたが、こいつは昨年10月に嫌ってほど切ったしね。 竹ファンクラブの方に教えてもらった知識が結構役に立ちました。 次回はいちにちじゅう、枝打ち・間伐の実習です。 準備はしっかりと整えたいと思います。
12  2月5日(土)
   県立21世紀の森




枝打・間伐
 いつもより30分早く集合し、車の台数を減らして21の森の奥へと入りました。 生産の森と呼ばれているところが、今日の実習の場所でした。 4チームに分かれて午前は枝打ちの実習。 杉の林です。 にっくき(笑)あやつらがたわわに実っております。 きっとあとひと月後だったら、作業にならなかったと思いますが、幸いにして寒気居座り、まだまだ飛散には至っていない模様。 ひとり1本、鋸を貸し出され、梯子を掛けて3メートル付近までの枝を払いました。 ゆくゆく成長して、材木になったときの状況を少しでもよくするための作業。 切り口ができるだけ小さく、けれど残さぬように、微妙な角度に苦労しながら、進めてゆきました。
 食事休憩のあとはいよいよ間伐。 2人に1本の間伐用の少し大きめの鋸を渡され、マーキングされた木を倒す方向を考えながら倒してゆきます。 まず、倒す側から1/3ほど切り込みを入れ、そこに向かって30度から45度の角度をつけた受け口を切ります。 なかなか角度がうまく合ってくれないもので、みな苦労してました。 三角に切り取れたら反対側から追い口を入れます。 見事に倒れました。 受け口の三角は記念に持って帰ってきました。 じず。が生まれて初めて切り倒した木の記念ですね(笑)。 倒した木は、今日は2メートルの長さにそろえて玉切りし、後日活用していただくそうです。 いい汗のあと、気になっていた湯に入ってさっぱりとし、意気揚々と帰ってきました。 いやいや、ちょっと感動もののいちにちでした。
13  3月12日(土)
   足柄上地区行政センター
森林に対する法令
 早いもので、前期の日程は最終となりました。 いつもどーり、電車を乗り継いで県西部へ。 酒匂川を渡る橋のうえからは数多くの燕の飛ぶ姿が見られました。 今まで気づかなかっただけなのか、じず。的には初燕だったんですがね。 またひとつ春を感じました。 公社に到着し、窓から見える山の様子も…、真っ赤ぢゃん! はい、帰ってネット開いて知りました。 この日の予報は「猛烈に多い!」でした(汗)。 そんなわけで、午前中は法律に関する講義。 あわせて、県内の施業の全体像の話がありました。

総合的学習
 午後は茅ヶ崎市の中学校の先生を講師に招いて、総合的学習の時間の現状についての話。 広げて、教育全般の話だったかな。 相当広く活動されているらしく、実績もたくさんお持ちのようでした。 プロフィールとしてはあがってきませんでしたが、話の随所にぽつりぽつりと。 今まさに岐路の立たされているゆとり教育、総合的学習の時間ですが、世の中で語られていること、いま中学校現場で起きていること、しっかりとした視点で切り取られていたと思います。 裏番組でかなり大きなイベントを抱えていたじず。としては、かなりがっつりと情報をつかむことができた講義だったので、よかったです。 あれれ…な時間だったりすると、後悔してしまいそうだったので。 ある意味、今抱えているイベントにもすぐに活用できそうなものも多く、「目的の検証」、「内容知と方法知」「ネットワーク」そんなキーワードを持ち帰って、生かしてみようと思います。


第二年次・ボランティア指導講座

 1 平成17年
 5月21日(土)
   足柄上地区行政センター
開講式 オリエンテーション
 はい、第二年次がスタートしました。 約2ヶ月のブランク明けですが、先月、有志の野草の会があったので、顔なじみさんとはそう離れてもいないということで。 とりあえずお約束どおりの開講式ですが、さすがに一年めとはずいぶん雰囲気も和んでいますよね。 諸般の事情で辞退された方もいて、34名(たぶん!)での再スタートとなりました。 第二年次は「ボランティア指導講座」っということで、専門講義とはちょっと趣が変わってくる模様です。

人を引き付ける話し方
 午前の講義は「話しかた」について。 まあ、普段よくしゃべっている(!)ひとにとっては、そうねそうねって内容でした。 意外というか、やっぱりというか、最近読んでいるカウンセリングの本の「聴きかた」と通ずるところがあるってことですね。 さすがに話し方を話すせんせいは、ポイントを押さえることは上手でした!

野外での安全
 午後は山岳連盟の指導員の方がもりだくさんの話をしてくださいました。 安全衛生教育について、これは企業向けのビデオ教材なんかを活用して。 山の危険、地形の見方、山の気象。 このあたりはかつて野活講座でもかじっていた領域かな。 観天望気なんて単語、ひさびさに聞きました(笑)。
 2  6月〜9月
   県内一円 
野外活動体験(レポート提出)

 赤谷で行われたリアルネイチャーキャンプを素材にしてレポート作成いたしました。
 3  6月12日(日)
   県立21世紀の森
野外活動演習 〜森林を利用した野外活動〜
 梅雨入り直後の、しかし梅雨の中休みと言うには暑すぎるいちにちでした。 まあ、この時期にして降られなかったっていうのは、結果としてはよかったということなのですが。 さて、今回はアクティビティーの紹介と実践といった趣きでした。 この講習会ではたぶんお初となる「アイスブレイク」の活動の紹介から始まりました。 森の生き物をあてる連想ゲーム、さすがに森林に特化した部分はありますが、自称野外活動家、またはレクリエーショニストとしては、得意分野ですよね。 ただ、森林の受講生のみなさんは、知識の豊富なまじめな方が多いので、ゲームがアイスブレイクになったかどうか…。 アイスブレイクそのものの説明、まあ、分野違いのところなのでしょうか。
 午前中に外へ出て、アクティビティーをもう1本。 「里木をさがそう」というもので、自分のお気に入りの木を1本決めて、その木とじゅうぶんに関わり、文字や絵でその木を表現してみます。 その後、ペアをつくって、相手に自分の里木を紹介しました。
 午後は実際にプログラムを運営することを想定して、企画書づくり。 班に分かれて行いました。 じず。班は実際に今の季節の21の森を活用することを前提に、ネイチャービンゴのアレンジ版を紹介し、短時間でしたが、みなさんに体験していただきました。 前期は林業の専門用語に沈んでいたじず。でしたが、秋まではかなり活躍の場がありそうですね。 次回も梅雨の晴れ間を期待しましょう!
 4  6月26日(日)
   県立21世紀の森
楽しい企画の立て方
 梅雨の晴れ間に恵まれ、ってか、かなり蒸し暑い休日、残念ながらいちにちインドアでの作業に費やしました。 企画立案の流れを模擬体験するような、計3本の提出物を作成しました。 企画立案にあたってのさまざまな留意点、最近の個人情報の取り扱いなどをさっくりレクチャーを受けた後、まずはイベントのお知らせ通知作成。 告知内容や方法などを考えながら作成。 あくまで通知の作り方の実習なので、企画の中身は架空のものです(笑)。なぜかじず。がプレゼンの担当にあたってしまいました。 まあ、この手のネタはビジネスレターで慣れてますけどね(爆)。
 午後からは実際の企画書づくり。 役所で使われているフォーマットなどを参考に、いくつかの提示された素材をもとに、観察会の企画書作成。 続いて、こまかなプログラムの作成。 導入、展開、まとめの手順を踏まえ、何をどう見せるか、という観点でプログラムを作成しました。 最近の(私個人の)流儀では、アクティビティに属する内容かと思われますが、先週のPAでの体験学習サイクルがアタマをよぎり、なんか渾然一体となった気分です。 緑のカラーチャートを使用した森林の多様性を知るプログラムはお褒めの言葉をいただきました。 今度実際にやってみよっと! ってなカンジで、終了後は当然のことながら湯へ直行。 渋滞にはまりながら帰宅しました。 残り僅かの講座ですが、10月は欠席予定なので、21は今回が最後ね。 って、気づけばもう、同じとこ使わないんだ…。。。
 5  7月10日(日)
   自然環境保全センター

野外活動演習 〜自然観察の指導と方法〜
 梅雨は空けたというのに、どんより曇り空。 ネットで天気予報を確認して、とりあえず雨の心配はないという確信のもと、レインを置いて出発。 って、車窓から見える景色はどうみても雨。 厚木の駅前で昼食とともに、仕方なくビニールのレインを購入。 こんなはずでは…、からスタートの講習でした。
 午前中はパワーポイントを使った講義。 講師の先生は平塚市の博物館の館長さんということで、知識は無限をカンジさせる雰囲気。 ただ、堅苦しい講義ではなく、自分の生い立ちに触れながら、どういったいきさつで「自然観察」に辿りついたかなどの話を織り交ぜて、なぜ「自然観察」なのかを、丁寧に説明してくださいました。
 昼食を終える頃には雨もすっかり上がり、購入したレインの出番はないまま、午後は実際に観察会。 雨上がり、ヤマビルも生息する地域なので、三々五々、足元の装備をかためて玄関前集合! ところが傘一本手にした先生、他には何も装備らしきものを持たず、トコトコと舗装路を歩いていきます。 タンポポ、ツツジ、ヤブガラシ、道路っぱたに見られる、ごくごくありふれた植物とそこに住まう昆虫などで、とっぷり1時間半ほどの立派な観察会となりました。 ちょっと拍子抜けしたような部分もあり、あらためて自然の懐の深さをかみ締めた部分もあり。 さっそく、来週からの夏のきゃらばんでも活用できそうなことが見つかりました。
 6  8月7日(日)
   ヤビツの森

野外活動演習 〜下刈作業の指導と方法〜
 夏です! 野活の夏です! っということで、峰の原、赤城とつないだ13日間の野活きゃらばんの締めくくりが、丹沢ヤビツでの下刈実習でした。前日までの疲れを若干残しつつ、例によって電車バスを乗り継いでの小旅行。 天候は快晴、そりゃ暑いですよ。 草刈るってことは日向ですからねえ。 だって、苗木に日を当てるための草刈ですから、刈れば刈るほど日向です、はい。
 さて、朝のぶりーふぃんぐを済ませて、ヘルメット姿で大鎌を手に、斜面を登ります。 ええ、確かに山の斜面です。 ハイキング道からそれた、本当の山の斜面! 一筋縄ではいきません。 足場を固めて、時にはひざをつきながら鎌を引きます。 鎌は振ってはいけません! 引くんです。 とっぷり汗をかきながら、水分の補給はこまめにね。 前日まで、キャンプ場のサイト整備をしていた身としては、連日の土木作業の様相です。 昼食休憩を挟み、午後もひたすら草を刈る。 本当にいい汗かきました。
 終了後は道具の手入れ。 鎌を研ぐわけですが、これも昨日までキャンプ場の包丁研ぎをひたすらやっていた身としては、もういい!って気分ですが(笑)。 さて、残りもわずか。 もうあと月いちですね。
 7
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 9月3日(土)
      〜4日(日)
   県立札掛の家



野外活動演習 〜野鳥など野生動物の観察〜
 下界はまだまだ暑いのですが、蓑毛からヤビツに向けて峠道を駆け上がって行くと一気に秋?って具合に気温も下がり、車載で25℃! 昨年に続いての札掛宿泊研修でございます。
 さて、初日は動物、翌日は植物という二部構成。 午前は自然観察の基本と識別方法などの講義とスライド。 昼食をはさんで午後から野外へ出ます。 しっかし、30人超えで歩いていて、バードウォッチングもありませんねえ。 みなさん、しゃべりすぎです! まあ、季節もよくないのですが、結局、ヒヨドリ、キジバト、キセキレイくらいでした。 よっぽど講義中のほうが、窓の外のヤマボウシにいっぱい鳥が来ていましたね。 いきなり双眼鏡で外見るわけにもいきませんが(笑)。 ムササビの巣穴を観察していたら、スギの木のうえのほうにスズメバチの巣、発見。 いちばんよく観察したかもしれませんねえ。
 さて、宿泊ですので自炊です。 わが5班は今回も夕食担当。 今回はちらしずしとトン汁に中華街のマンゴープリンをデザートに! 懇親会といっしょくたでしたが、結構好評だった模様。 とっぷり夜が更けるまで、話の輪は途絶えませんでした。

野外活動演習 〜ふるさとの草や木の見分け方〜
 あけて2日目。 朝の散歩がとっぷり1時間半のハイキングに化け、そうとは知らずに装備せずに出掛けたひとたちは、見事にヤマビルくんのえさになっていました。 ええ、やられましたとも。 朝食から講義開始までは緩やかに時間が流れ、10時からスタートです。 講師の方は気づけば図鑑も書いているような高名な方だったようで。 今年からパターンを変えました!っというやり方は、パワーポイントで作成した植物図鑑の写真やコメントを差し替えて、自分たちなりの図鑑を作ろう!というカンジでした。 若干の説明のあと、各班、デジカメ持参で野外へ。 適当な木を決めてアングル考えて撮影。 8種類とり終えたら、戻ってさっそく編集作業です。 まあ、パソコンの得て不得手もありますが、結構楽しく遊ばせていただきました。 各班ごとにファイルをまとめて、スライド上映しながら発表会。 まじめにアカデミックな編集が主流の中、5班は例によって(?)、オチの担当でしたね。 アソビゴコロはタイセツだと思います、はい。 次回は仕事の都合で欠席です。 去年とおんなじ日程は辛いですね。
 9  10月2日(日)
   県立21世紀の森
野外活動演習 〜森林を利用した体験学習〜

 スミマセン、仕事の都合により、欠席いたしました。

 資料によりますと、自然観察をベースにしたアクティビティをいくつか実際に行った模様です。 体験学習って、まさにいまのじず。のなかでは「旬」なネタでしたねえ。 返す返すも残念でごさいます。 
10  11月5日(土)
   足柄上地区行政センター

森林インストラクターとボランティア活動
 さて、足掛け2年に渡る講座もとうとう最終日。 県横断の道のりも、今日ばかりはさまざまなものを噛み締めながらの旅行となりました。 思えば面接で初めて訪れたときは…、なんて、少々感慨深げに…。
 最終講義は森林をまとめるような内容となりました。 以前、横浜で実施したときの講師の先生で、じず。的にはど真ん中ストライクゾーンに話を投げ込んでくれる方でした(笑)。 時間いっぱい、さまざまな雑学的なことも含め、森林の機能や生態について、熱く語っていただきました。
 午後からは閉講式。 ひとりひとりに認定証が手渡され、第9期神奈川県森林インストラクター33名が誕生いたしました。 祝辞やこれからのお務めについてのお話などいただきまして、1時間ほど座談会。 最後に七つ道具の貸与(支給とは言わないのですね)を受け、終了いたしました。 あっ、終了とは言いましたが、場所を移して延々
語りの輪はなかなか解けなかったっていうのも事実です。 さあ、これからが本番です。 ここまで読み終えた方は、ぜひ、第10期に挑戦されてはいかがですか???


ブラッシュアップ研修会 2006.2.26 県立21世紀の森

 認定から約4ヶ月。 本格始動までの充電期間に、ブラッシュアップ研修に参加してきました。 内容は枝打ち・間伐ということで、約1年前に講座で行ったことの復習といったところでしょうか? 今回は先に認定を受けている先輩諸氏も参加しており、少々の緊張感もありましたが、それ以上に久しぶりにお会いする同期の方々の顔がとても懐かしく、嬉しかったですね、はい。
 さて、天候は…、晴れ晴れの真ん中、この日だけ雨! しかも、かなりの…。 っということで、内容、時間が大幅に変更。 そもそも、プロの方いわく、「この天気では普通、作業はしない!」とのことですから、仕方ないですね。 講師は「林業作業士」さん。 実は初めて聞く呼称でした。 プロの山やさん、ってことですよね。 デモ作業も確かに効率的で、明らかに「シゴト」きっちりが見えました。 我々インストラクターのやることととは…、ちょっとズレが見えたかな、っていうのが正直な印象です。 いい、悪いではなく、根っこの部分の種類が違う気がするな。 それを言っちゃあおしまいかもしれませんが、ボラとプロはやっぱり違います!
 午後からようやく作業に入ったのですが、結局1時間で間伐は2本。 鋸は廻ってきませんでした、残念っ! 生涯2本目の木を切り倒すのはオアズケとなりました。 寒い作業のあと、例によって、寄り湯! これまた格別(笑)。

イントラでびゅー戦 2006.6.2 小田原市久野地内

 県民参加の森林づくり事業の第1回、間伐に行ってきました! 当初、1週まえに予定されていたものが、雨天のため順延。 さすがに2週続けて予定を空けているボラの方は少なく、申し込みを大きく下回った参加者数となりました。 担当した班はイントラ3名にボラ7人ということで、3人のボラさんと一緒に作業をしました。 実際、間伐作業は講座で1回、ブラッシュアップで1回とまだまだ経験は浅いですが、笑顔と声かけを意識して、安全だいいちで当たらせていただきました。 おひとりはライフワークのように間伐をされている経験豊富な方。 いろいろと教えていただきました。 おひとりはボラ初体験で、ノコをひくのもおぼつかない若者。 次につながるといいなあと思いながら、指南させていただきました。 おひとりは年配の方で、間伐ははじめてのご様子。 無理のかからないように気配りさせていただきました。 多分、知識とか技術とか、そういったものよりタイセツなものがこういう活動のなかにはあると思うんです。 それをあらためて認識できた、ひさびさの現場でした。

            

やどりき水源林の集い 2006.10.7 

 春の時点で、いちねんぶんの予定を組んでいます。 で、予定を探りながら入れていたボラが、このやどりき水源林の集いでした。 事前に打ち合わせやら下見やらがあったのですが、ことごとく予定とぶつかっていたのでぶっつけ本番! まあ、そんなわけでゲームコーナーの番人でいちにち過ぎました! 朝いちばんに新松田にイントラ集合! 例によって県内約2時間の旅、集合が早いのは辛いです。 バスに乗り込み会場入り。 びっくりしたのは、かつて知ったる場所だったこと。 むかしの職場でよく使っていた県営寄キャンプ場(確か平成10年閉鎖)のすぐ近く、よく水遊びをさせていた河原沿いの地域でした。 当時は「寄みんなの森」という名のオートキャンプ場があって、年々設備を整え、最後に来たころには電源付きのサイトまで作っていたはずなのに、栄枯盛衰、いつの間にか閉鎖していたのですね。 かつての受付の建物が今はイントラの管理棟になっていました。 途中の経緯はわかりませんが、そういうことのようです。
 イベントは…、準備は専門業者が入っていたので、テントの設営・撤収などお任せでした。 前日が嵐だったので、事前申し込みのひとにキャンセルも多く出ていたようです。まあ、台風一過?のいちにち、ひさしぶりに野外のおいしい空気を吸って過ごしたいちにちとなりました。