Pakkoro House  Aquarium Topics 2004年


1月

手狭になってきたので
 60cmのメインタンクはセットして以来2年が経過しようとしていたが、その間ポツポツと★になる魚もあったが、残っている魚はすっかり成長して、かなり手狭な状況になってきた。★になった魚はもしかしたらタンクのキャパシティに無理がきて、そうなってしまったのかもしれない。
 そこで、とうとう水槽のサイズをアップすることにしました。あまり極端に大きい水槽は置けないので、現在の60cmタンクの幅だけが90cmになっているものをチョイスしました。濾過は、現在60cmで使用しているものに、補助用としてワンランク下の機種を加えることにしました。
 先月26日、ついに新タンクをセットし、60cmタンクと40cmタンクのライブロックを入れました。翌日には両タンクの魚を全て放ちました。そしてその翌日にはメガネゴンベを追加しました。あれから1週間。いまのところ白点病も見られず、順調といったところです。若干少なめですが、また成長していくことを思えばこんなもんかもしれません。前まで泳ぐことがままならなかったサザナミものびのびと泳いでいます。


2月

そんなにイジメないで!
 メインタンクをリメイクしてから1ヶ月半が過ぎましたが、1匹も★にならずに大変安定しています。
 そんな中、なんとメガネゴンベがナベカを威嚇して、思うようにナベカが餌を摂ることが出来ないでいたのです。そういえば過去を振り返ってみると、歴代のメガネゴンベもホシゴンベもナベカはお嫌いなようで、随分と追い回していました。今回はナベカが先に入っていることもあって、勝手に大丈夫だと気に留めていなかったのですが、ナベカに対するゴンベのチェックが厳しくなる一方。ついに見ていられなくなって、ナベカをサブタンクに退避させることにしました。 他、サツキハゼも行方不明となっているので、やはりゴンベのチェックが厳しくて出てこれなくなったと思います。かなり前から姿を見掛けないので、餓死してしまったのかもしれません。


4月

しっかりしろ、ザミー!
 24日、マノちゃん(カクレクマノミ)に何があったのでしょうか。突如、ザミー(サザナミヤッコ)を追いまわし始めたのです。ザミーもザミーで、デカい図体しているのもかかわらず、やられっ放し。終いにはヒレもボロボロにされて、水槽の上隅に追いやられる始末。しっかりしろよ、ザミー君!
 一番の古株のマノちゃんに余計なストレスをかけるのは心苦しいのですが、しばらく隔離ケースで過ごしてもらうことにしました。1週間ほどしたら、戻してみようと思っています。
(情けなくも追い回されているザミー君)
(しばらく隔離されることになったマノちゃん)


5月

マノちゃん、サブタンクへ
 暴れん坊のマノちゃん(カクレクマノミ)を隔離してから10日ほど経った5日、試しに水槽に放してみました。しかし、たいした時間も経たぬうちに、またもやザミー(サザナミヤッコ)を追い回し始めました。しかも、隔離のストレスを発散するかのごとく、以前にも増したしつこさ。
 そんなわけでマノちゃんをサブタンクに異動させることにしました。少しでも大きいサイズのタンク、ということで45cmのらんちゅう水槽を新たに設置して、そこに入れることにしました。


6月

ゴンベの口から何か
 2日、朝の餌やりの際にゴンベ(メガネゴンベ)が寄って来ないので観察してみると、口元から魚の鰭らしきものが見えているではないですか。魚を食べてしまったらしいが、食べられる大きさの魚はいません。よく見てみると中心に黒いラインが入っています。これはまさにサツキハゼ。1月のセット以来姿を見ていませんでしたが、5ヶ月近くも餌も摂らずにどこかに隠れていたんですね。もう空腹の限界だったのか、せっかく出てきたかと思えば食べられちゃうなんて、可愛そうだったね。
(在りし日の姿)

黄色い悪魔 
 暴れん坊将軍のマノ(カクレクマノミ)を隔離してから1ヶ月。再び平和を取り戻したメインタンクでしたが、ピール(レモンピール)が突如狂い出してしまいました。
 5日の朝、魚達の状態をチェックしてみると、ルリ(ルリヤッコ)が見当たりませんでした。探してみると、岩組みの下で呼吸を荒くして横たわっているではないですか。どうしたことかと暫く様子を見ていると、なんとピールが攻撃しているではないですか。岩から追い出されて見るも無残になったルリは既に瀕死の状態です。掬い出して、とりあえず隔離ケースに収めました。
 そして、翌6日。今度はフレームバック(アフリカンピグミー)が水槽の隅でフラフラになっているではないですか。犯人はやはりピール。フレームバックを掬い出すも隔離ケースがもうないので、とりあえずサブタンクに退避させました。そして瀕死の状態で半ば諦めていたルリも多少元気になっていたこともあって、ルリもサブタンクに移動させました。これに伴ってサブタンクにいたソラン(ソラスズメ)をメインタンクに移しました。ソラン同士のケンカも心配しましたが、なんとか折り合いがついたようです。本当はピールをサブタンクに移したかったのですが、岩組みが成されたメインタンクでは元気な彼を掬い出すことは出来ませんでした。
 しっかしコイツには参りましたねー。レモンピールじゃなくてレモンデビル・黄色い悪魔だね!今度はアカハラがターゲットになることを心配していますが、今のところ大人しくしています。
 いつまでもサブタンクにフレームバックもルリも退避させておくわけにもいかないので、早急にメインタンクの建て直しをしなくてはなりません。さーて、どうしたものかな。

メインタンクの建て直し 
 黄色い悪魔と化したピール(レモンピール)のせいで離れ離れとなったケントロピゲ達を再びひとまとめにするためにメインタンクのリセットをすることに、そしてまた、これを機にライブロックの総入れ替えもすることにしました。
 実は、いままでのライブロックは悪質な(?)コケに覆われてしまっていたんです。このコケっていうのは、濃い緑色で毛足が長くて硬いんです。いつの間にか生えてきたと思ったら、あれよあれよと増え続けて、すっかりこのコケで覆い尽くされてしまったんです。毛足が長いせいかその間に汚れが溜まってしまい、コケを引き剥がそうものなら汚れが舞ってしまって、白点が発生してしまうといった始末。このようなコケは今までに見たことがないだけに、ほとほと困っていたんですよ。
 11日の深夜より作業開始。まずはメインタンクのタンクメイトを、テトラOT−60を設置した30Lほどの水量が入るプラケースに退避させました。そして、タンクおよび濾過装置を洗った後にセッティングし直し、海水を作って循環させるところまでやりました。
 翌12日。午前中、新しいライブロックを購入してレイアウトしました。そして夕方、サブタンクに隔離していたフレームバック(アフリカンピグミー)とルリ(ルリヤッコ)を新規メインタンクに放ちました。
 そして13日。ピールとアカハラ(アカハラヤッコ)以外の退避させておいた魚を、新規メインタンクに放ちました。その時、サブタンクのマノちゃん(カクレクマノミ)も放ちましたが、やはりザミー(サザナミヤッコ)を追いまわしたので結局サブタンクに戻しました。そして夕方。いよいよピールとアカハラを放ちました。先に入っていたフレームバックもルリも彼等に手出しすることもなく、またピールも暴れることなく、事なきを得ました。

黄色い悪魔、再び
 メインタンクの建て直しの翌朝。ピール(レモンピール)は大人しくしていたのですが、何故かアカハラ(アカハラヤッコ)が時折ルリ(ルリヤッコ)を追い掛けていました。それほどしつこいわけでもないので安心して家を出ました。そして午後。家に電話して様子を伺うと、なんとピールがルリをしつこく追い回しているとのこと。すぐに家に戻ることも出来ないので放っておくしかなかったのですが、帰宅してみると見るも無残な姿になったルリが息を引き取っていました。幸いフレームバック(アフリカンピグミー)には手を出していないが、またいつ暴れ出すか心配でなりません。
(在りし日のルリヤッコ(上))


7月

死滅回遊魚は見当たらず
 3日、コケ取り用の貝、残飯掃除用のヤドカリとイソスジエビを取りに行ったついでに、港を2箇所ほど覗きました。
 残念ながら死滅回遊魚らしき魚は見当たらず、唯一夏らしい魚といえば、カゴカキダイとロクセンスズメ。成長が早くて後で困ってしまうんですが、この時期だとついつい持って帰ってしまいます。はは。
 また、海藻の中を探ったときに入ってきたハオコゼとヒガンフグもお持ち帰り。あとは好きなナベカを持ち帰りました。

メインタンクは小魚達で賑やかです
 ルリ(ルリヤッコ)が★になり、なんだか寂しいメインタンク。ケントロピゲを2種類ほど入れたいが折り合いの関係から2尾を同時に入れたいところ。ところが、ショップに気に入った魚が2尾揃うことが無い。そこで、とりあえず差し支えの無いスズメ類を入れることにしました。
  6月19日には、デバスズメ5尾、バンデットダムセル(?)1尾、ハマクマノミ1尾を追加しました。そしてこの日(3日)、採取したカゴカキダイ、ナベカ、ハオコゼを追加しました。
 今、かなり賑やかな状態です。


8月

横浜の漂流者達
 23日、近所(横浜市金沢区)に釣りに行ったのですが、やたらとゴミ等の浮遊物が多かったので、昨年マツダイを獲ったときのことを思い出しました。そんなこともあって、帰る前に注意深く見てみました。すると、なにやら山吹色をした薄っぺらい生物が数匹漂っていました。獲ったことはありませんが、それがソウシハギだとすぐに判りました。その時は釣り用の目の粗い網しか持っていなかったので一か八かやってみると、何匹か網目を抜けませんでした。その中の一番小さい個体をとりあえずキープ。
 それから採取用の網を持ってきて、さらに注意深く見てみると、いろいろと居るではないですか。木の葉系では、アミモンガラとマツダイ。マツダイは残念ながら大きかったのでリリース。ツバメウオも期待したのですが、残念ながら見つからず。流れ藻の中には、ハナオコゼを発見。少し大きかったが初物なのでとりあえずキープ。また、流れ藻の下にはニジギンポの幼魚と思われる魚が群れていました。
 結局30分ほどで引き上げてしまいましたが、もう少しじっくりと見ていればまだまだ色々な魚に合えた気がしました。

またも、漂流者
 8月23日にも捕まえたマツダイですが、その時はサイズが大き過ぎてリリースしてしまいましたが、今回(26日)はちょうど良いサイズのものが居たので掬ってお持ち帰りしました。


10月

無理させちゃいましたね 
 すっかりクリルに餌付いたハナオコゼですが、たまに絶食をすることがありました。そんな時は大抵水質が悪化していたので、水換えをして対処していました。ところが、先週水換えをしたにもかかわらず絶食をしたまんま。呼吸も荒くなってきて、すっかり体調を崩してしまった様子。手遅れかもしれないけれども、4日、海に戻してきました。元気に(?)泳いでは行きましたが...。
 もともと少し大きいサイズだったので用意出来る環境では少し無理があるとは思ってはいたのですが、初めてのハナオコゼだったのでつい持ち帰ってしまいました(反省)。自然界に戻って回復してくれると嬉しいのですが。

白点病、猛威を振るう 
 今月初めから、メインタンクに白点病が見られ出しました。まずはヤッコ類から始まり、ナベカ、メガネゴンベ、ハマクマノミ、マツダイと続きました。最初にナベカ、マツダイが堕ち、症状は悪化するばかりなので、臨時設置した小型タンクに症状が悪いものから隔離して治療することにしました。
 しかし、治療の甲斐無く、レモンピール、アカハラヤッコ、サザナミヤッコが★になってしまい、辛うじてフレームバック、メガネゴンベ、ハマクマノミが完治しました。
 そして、21日。残ったメンバーでメインタンクをリスタートしました。その時、フレームバックの苛めにあってハマクマノミが堕ちましたが、サブタンクに居たカクレクマノミは無事にメインタンク復帰を果たしました。
(在りし日の彼等)

2002.1〜

2003.4〜

2001.10〜

2004.7〜

2004.6〜
 ※マツダイは、8月26日の記録に写真あり
 すっかりヤッコが減ってしまったので何を追加しようかと悩んだのですが、気の強い部類のフレームバックがいることから、彼より大きいPomacanthusとChaetodontoplusを同時追加することにしました。しかし、ショップに足を運んでもネットショップで捜してもなかなか揃わず、あるショップで見掛けた小さなミノカサゴに目を奪われて衝動的に買ってしまいました。ヤッコ追加は条件が揃うまでゆっくり構えることにしました。


12月

サブタンクも手狭に
 ソウシハギとアミモンガラも大きくなってきたため、サブタンクもかなり手狭になりました。そこで、27日、かつてのメインタンクだった60cm水槽を引っ張り出して、彼らのためにタンクの拡張をおこないました。それに伴って水槽台が新たに必要となったので、木材を買ってきて自作しました。


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