Pakkoro House  Aquarium Topics 2005年


1月

またしてもサザナミ
 10月のリセット以来、仲間同士の争いでデバスズメが2尾落ちた以外は、大変平和なメインタンク(90cm)。そろそろ何かを追加したいと思っていたのですが、6日、用あって都心に行ったついでに蒲田にあるショップをのぞいてみました。すると数種類のPomacanthusが居り、一気にその気になってしまいました。結局、またしても手ごろで幼魚時がキレいなサザナミヤッコにしました。

来る時が来てしまいました
 ついに来る時が来てしまいました。それは、ハナミノカサゴの成長です。私的な勝手な思惑では、三浦の海水温状況にもよりますが、5月頃にサブタンク(60cm)のソウシハギとアミモンガラを海に放して、その後にそのサブタンクへハナミノカサゴを移そうと思っていました。ところが、思ったより成長が早く、23日、とうとう犠牲者が出てしまいました。その犠牲になったのは予想外のホンソメワケベラ。ハナミノカサゴのお腹が、折れ曲がったホンソメの形になっていました。あららー。
 まさか野獣達(ソウシハギとアミモンガラ)と一緒には出来ないので、とりあえずSサイズタンク(OT−60にて濾過)をセットして隔離しました。タンクのサイズが小さくて水質管理がかなり面倒になるので、早急に見直す必要がありますね。


2月

再びヤッコ達が舞う 
 派手に舞っていたハナミノカサゴが居なくなっただけなのに、やたらとメインタンク(90cm)が寂しく感じたので、何かを追加することにしました。黄色い魚が欲しかったのでサザナミヤッコよりひと回り大きいシテンヤッコが無難なのではないかと思い、ショップを何軒が回りました。そこで実際にそれ相当のシテンを見たのですが、今ひとつその気になれません。実は、ヤッコの中でも元々魅力を感じていない種類なんです、シテンヤッコは。そんなわけで結局買えずにいたんです。やっぱり、フレームバック(アフリカンピグミー)との折り合いが心配ではあるのですが、ケントロを入れたいんですよね。そこで、フレームバックより少し大きめのケントロを複数尾入れることにしました。
 まずあるショップで気になったエイブリーがいたので、彼を基準に考えました。そしてそのショップにはエイブリーと折り合いがつきそうなレモンピールも居ました。ところが、そのレモンピールが少し痩せ気味だったので、近くの別のショップも覗いてみることにしました。すると、そこにはちょうど良いサイズのルリヤッコとアカハラヤッコが居ました。エイブリー、ルリ、アカハラの3種を同時に入れれば、さすがのフレームバックもビビるだろう、と一度は決めかけたのですが、全体的な色味からするとどうしても黄色が欲しい。そこで、再度先のショップに行って、レモンピールの状態を確認しました。ショップの方に餌をやってもらったのですが、食べるには食べるが単独飼育のせいかどうもガッツキが無い。食が細いのだろうか。不安を持ちつつも、とりあえず餌付いていることだし、他種と混泳すれば餌喰いも良くなるだろうと、思い切って買うことにしました。
 結局、レモンピール、エイブリー、ルリの3尾、そしてホンソメワケベラを入手して、メインタンクに放ちました。フレームバックとの折り合いを内心ビクビク見ていたんですが、何のいざこざもありませんでした。
 当5日。それから10日経っていますが、特に問題も起こらず、無事餌も摂るようになりました。このまま平和が続いてくれることを祈る...。


4月

ポケットに入れた貝殻
 メイン水槽のヤッコ達はとりたてて喧嘩もすることなく順調ではありますが、3尾いたデバスズメは争い合って1尾となってしまいました。また何故かハオコゼも★になってしまいました。
 ところで、先月末に行った八丈島で、ヤドカリの替え宿にでもなればと三浦では見たことのない貝殻を拾ってきました。上着のポケットに入れて持ち帰り、とりあえずすぐにメイン水槽に入れました。
 そして、翌2日。誰かが鞍替えしたかどうか見てみると、ウチには居ない筈のキレイなヤドカリが入っていました。なんと持ち帰った貝殻はヤドカリが住んでいたのでした。せっかく偶然にも持ち帰ったキレイなヤドカリなので、ウチのヤドカリ達に殺られてしまってはもったいないので、ミノカサゴ水槽に入れることにしました。ユビワサンゴヤドカリっていうみたいです。


5月

やっと会えました
 実は前々から密かに探していたんです。20数年前に一度飼育したことがあるのですが、あの黄色と黒のはっきりとしたコントラスト、そしてクネクネと泳ぐ姿が忘れられずに。そのコロダイとようやく会えました。
 蒲田にあるショップのHPでその名前を見つけ、早速メールにてサイズと状態を確認しました。その返信の内容ではまさに理想とするものだったので、2日後に来店してご対面。大変良い状態だったので迷わず入手しました。この念願のコロダイ。メインタンクに入れましたが、何匹かにたまに追われていますが、餌は食べているのでまずはひと安心。このまま平和であってもらいたいものです。

漂流者達との別れ
 昨年8月に地元横浜で採取した漂流者達ですが、ソウシハギは25cm強、アミモンガラは20cm弱に成長し、60cmタンクで2尾飼うには限界を感じていました。早く海に逃がしてやろうと思っていたのですが、今年はなかなか海水温があがって来なくて躊躇っていました。そうこうしていると、1週間ほど前より糞がなかなか分解されずに濾過能力の低下が見られてきました。そして、数日前からソウシハギが餌を取らなくなってしまいました。そこで24日、能力の限界が見えたOT−Wに替えて、新たに能力の高い外部フィルターを入手してリセットすることにしました。
 これを機に、図鑑によると北限が北海道南部であるアミモンガラは思い切って海に逃がしました。彼はこれ幸いとばかりに一目散に離れて行きました。以前逃がしたハリセンボンは未練有り気にウロウロしていたのに、それと比べるとなんとも可愛げのない奴だ。一方のソウシハギはリセットしたタンクで夏を待つことにしました。そころが、調子を崩したまま、2日後に★になってしまいました。こちらは結構気に入っていただけにかなりのショックでした。
★になったソウシハギ 海に帰ったアミモンガラ

ショックは続く...
 先日の60cm水槽リセットの際に、Sサイズ水槽に退避させていたハナミノカサゴもそちらに放ちました。とはいってもソウシハギとの混泳は避けて仕切り板で区切りましたが。
 ところが、翌々26日、Sサイズ水槽でも何とか調子を保ってきていたそのハナミノカサゴまでが★になってしまいました。フィルターをパワーアップさせたので濾過能力としては問題ないと思ったのですが、移した直後から荒い呼吸を続けて、結局餌も摂らずにそのまま力尽きてしまいました。
 何も今急いで60cm水槽に移す事もなかっただけに悔やまれて仕方ありません。
2004.10〜


6月

妻の好きな魚達
 せっかくリセットした60cm水槽なので、何を入れようか考えていたところ、妻がハタタテハゼが欲しいとの事。過去に飼ったことがないのでリクエストに応えることにしました。
 5日、早速ショップに行って2尾入手し、ついでにミナミゴンベも連れて帰りました。(妻はゴンベとカエルウオが好きで、歴代のゴンベ達はいづれも妻のリクエストなんです。)
 10日前に全滅した水槽だっただけに心配しましたが、とりあえず問題なさそうだったので、翌日には三浦にサツキハゼを獲りに行き、そのついでに寄ったショップでモンツキカエルウオを入手しました。
 ひとまず、妻の好きな魚達で再スタートです。


8月

思い切って銅を使いました 
 5月の終わりに実家の要望で水槽をセットしたのですが、非常に状態が良く、ライブロックに海藻が生い茂る状態。もちろん魚も調子良く、特別何が良いのか判らない。うちとの違いは殺菌灯を使用した事。そこでうちのメインタンクにも殺菌灯を設置してみることにしました。
 もともと状態は良かったので特に変化は見られなかったのですが、1ヶ月経った7月始めに白点病が出始めました。殺菌灯も使っているのでそのうち消えるだろうと軽く考えていたのですが、みるみる蔓延してレモンピールとナベカが★になってしまいました。他の魚もヤバい状態になって途方に暮れてしまい、とりあえずリセットしようと近所のショップに海水の素を買いに行きました。ついでに世間では安全な治療薬と知られている青い液体も買おうと思い、その際にショップの人に白点病のことを話すと、その青い液体では治療は出来ないとの事。かなり自信有り気に話され、結局は無脊椎が居ないのならば銅イオンが一番効果的で、ライブロックが入っていてもも付着している無脊椎は駄目になってしまうがバクテリアには然程影響はないとの事なので、銅イオン治療をやってみることにしました。
 そして、開始して2週間ほどで白点はすっかり見れなくなれ、魚達は今では何事も無かった状態になりました。しかし、1度水換えをして銅等を除去するという勧められた水質調整剤を入れましたが、まだ銅が残っているようで新たに入れたコケ取り貝が全て死んでしまいました。コケでかなり汚くなってきているので、早く銅が抜けてコケ取り貝を入れられる状態まで戻したいですね。
2005.1〜
2004.11〜

今期初の採集、ところが獲物達が...
 今年は黒潮の寄りが悪くて死滅回遊魚の出現が遅れているらしい。そんな状況ではありますが、20日、三崎に釣りに行ったついでに2箇所ほどのぞいて来ました。今回は死滅回遊魚は見られなかったもののスズメダイ数種の幼魚を見ることが出来、ソラスズメ2尾とスズメダイ3尾を連れ帰りました。
 ところが、サブタンクに放ったところ、そこの主となっているミナミゴンベが彼等を片っ端から食べてしまい、生き残ったのはソラスズメ1尾だけでした。この悪食ぶりには参ったな〜。


9月

暴れん坊を隔離
 スズメダイが食べられてしまった以外は5月のリニューアル以来平和を保ってきた60cmタンクですが、日に日にミナミゴンベが他の魚達をいじめるようになってきました。特に、ハタタテハゼは岩の下から出てくることが出来ずに餌をとれなくなってしまいました。
 そんな状況を放っておくことは出来ないので、23日、彼を隔離することにしました。そのついでにやたら餌食いが良くて他の魚のペースを乱しているソラスズメも同じく隔離することにしました。
 最初はセパレータで隔離していたのですが、そんな折に、以前より欲しかったキンチャクダイが手に入ることになり、そのために60cmタンクのスペースも欲しかったので、Mタンクをセットしてそちらに隔離しました。

念願のキンチャクダイ
 ミナミゴンベ達を隔離した数日後、念願のキンチャクダイが届きました。初めて通信販売を利用したので個体の状態を心配しましたが、丸々と太った元気な個体でした。ただ、口先が擦れていることが気になるところで、無事餌付くことが出来るのか心配でした。
 いずれは90cmのメインタンクに泳がせたいのですが、今は安定しているところを荒らしたくないし、荒くれ者達との折り合いも心配なので、60cmに放ちました。
 まずはアサリで餌付かせようと試みていましたが、しばらくは見向きもしない状況でした。その間に口先の擦れは良くなってきていたのですが、そのおかげなのか一週間ほど経った頃にようやく興味を示してくれるようになりました。そして、その数日後ようやく口にしてくれました。
 今では、アサリはもちろんですが、冷凍ブライン、そしてクリルも口にするようになりました。


10月

突然のいじめ
 ところで、キンチャクダイとの折り合いも問題なく、またミナミゴンベが居なくなったおかげでのびのびとしていたハタタテハゼですが、突然仲間割れを起こしてしまいました。前日まで仲良く並んで泳いでいたのに、朝見たときには一方が追い掛け回し、午前中のうちに殺されてしまいました。あまりにも早い展開に成す術もありませんでした。ハタタテハゼがこんなにキツいとは初めて知りました。
 いじめといえば、90cmタンクでも起こりました。いつのまにかバンデットが皆からの攻撃を受け出し、ついに瀕死の状態にまで追いやられてしまいました。おとなしくて気に入っているスズメなのでなんとか生かしてやりたくて60cmタンクに放したのですが、キンチャクの攻撃にあってしまいました。当然ミナミゴンベとも一緒に出来ないので、仕方なく隔離ケースでがんばってもらうことにしました。


11月

お気に入りのスズメ逝く
 先月いじめにあって隔離ケースで生活していたブラックバンデット・ダムワーゼルですが、ストレスからか何度もケースを飛び出してはその度に皆にいじめられました。その彼もついに力尽きてしまいました。やはり1ヶ月ほども隔離ケースでの生活はキツかったようです。1年以上も楽しませてくれただけに切なさもひとしおです。
2004.6〜


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