Pakkoro House  Aquarium Topics 2002年


1月

大忙しの引っ越し
 引っ越しをするため、水槽もお引っ越し。
 40cm水槽は、午前中に魚のパッキンおよび水槽の片付け、午後に新居でセッティング、夕方に魚をリリース。こんなハードな状況にも耐えてくれたようです。
 60cm水槽については、魚は別途セッティングした衣装ケースに移しました。そのうえで2日掛りで新居に移し、魚はその後で引っ越しさせました。
 60cm水槽には11月の悲劇のまま、魚が少ない状態でしたので、数匹追加しました。また、これを機に一番気の強いリムフォのザミー君を隔離して、治療することにしました。


3月

ハリセンボン救出!? 
  11日、釣りのとき立ち寄ったある漁港での事。前日海が荒れていたせいか、港内には流れ藻が大量に浮いていました。
 そんな流れ藻の合間にプカプカと浮かぶ物体を発見。よく見るとパッコロ(うちのハムスター)ほどのハリセンボンが鼻あげ状態で漂っているではないですか。こんな冷たい3月の海に何故君が。可哀想でなりません。そこで網で掬って家に連れて帰りました。まるで捨て犬を拾ってくる子供のように。でも、自分は大人で良かった。子供なら母親に叱られたことでしょう。
 とりあえず持ち帰りに使ったバケツに外部式フィルターを取り付けて、暖めてあげることに。ワタシの考えでは元気になったらどこかに引き取ってもらうつもりでしたが、何とも愛くるしい(?)姿が気に入った妻が手放したくないと。そんなわけで、Mサイズ水槽(18L)に外部フィルター・OT−45をセットして、飼うことにしました。


4月

ダイバーの人気者・ダンゴウオ発見!!
 14日、イザリウオの餌を調達に出掛けました。たまにはアゴハゼでも食わしてみようといつもと違う場所に行ってみました。
 しかし当てが外れてアゴハゼは発見出来ず。しかたなく代わりとしてアナハゼの稚魚らしき魚を数尾確保。こんなもの食わして平気かなー。
 他に、水槽掃除のためにシッタカやヤドカリを獲っていると、ふと目の前に1cm四方の薄茶色い物体が泳いでいました。ヤドカリなら水中を泳ぐはずはなく、形からしてもしやハコフグの仲間の稚魚?動きが素早くないのですんなり網に入った物体は、なんとダイバーに人気のダンゴウオ。実物見るのは初めてだが、なんとも可愛らしい姿。そんな姿に当然妻が惚れて、連れて帰ることに。
 とりあえずザミーのリムフォ治療に使っていたグッピー飼育用セットに放つ。さーて、どうやって飼えばいいのかなー?ネットで調べなきゃ。 

エラ張りゴンベ君、力尽きる 
 一週間ほど前から極端に餌喰いが下手になり、ろくに餌を摂れていなかった。そして昨日、ついに餌を摂る意思も見せなくなった。
 いやーな予感がして死を覚悟はしていたが、まさか昨日撮った写真がほんとに遺影になるなんて。亡骸をチェックしましたが、舌の周りにやはり何かが詰まったようになっていました。こんなに痩せ細るまでよくがんばったね。ありがと。
(死去前日の姿)


5月

パッコロ弟、海に帰る 
 3月11日の救出から、すっかり元気になったハリセンボン。餌喰いも良く、おかげで水質管理にかなりの手間がかかっていました。(もともと個体の大きさからみて、タンクの大きさが足りないんですけどね。)
 そんなわけで暖かくなったら海に帰そうと思っていたんですが、いよいよその別れの時が来ました。
 先日イザリーの餌捕りの際にソラスズメの年越しものを見掛けたため、これは充分な水温と判断。2日、磯採集に出掛けた際に逃がすことにしました。
 波の静かな入り江に連れて行き、彼を放ちました。一度底に向かって泳いで行ったのですが、名残を惜しむかのように水面にあがってき 離れようとしません。なんだか胸がキュンとしちゃいます。おいおい、こんなところでプカプカ浮いていたら、磯遊びに来た子供に捕らえられて、いいオモチャにされちゃうよ。そう思った私は再び彼を捕らえて、人気の少ない小さな港に連れて行ったのでした。
 釣り人にだけは気をつけろよ(外道と見ると殺しちゃう心無い人が、なかにはいるからね。)と、再び海に放しました。ここでまた浮いて来られたらつらくなるので、振り切るようにその場を立ち去りました。
 すっかり情が移っちゃったよ。短い間だったけど楽しませてもらったよ。ありがと。達者でな。

夜の海にて 
 6日、夜釣りに行ったときのこと。常夜灯の下、水面直下でいろいろと泳いでいるのを発見。網を持ち出して、釣りそっちのけ。
結構おもしろいものが捕れました。
ヒメオコゼ(?)

・オコゼのようなゴッツイ顔。
・ハオコゼのような肌質で、上半身はコケのようなフサで覆われている。
・ホウボウのような遊離棘が1対。
タツ、ヨウジウオの仲間(?)

・ヨウジウオに見られるウナギイヌのような尾びれがない。
・尾びれのないシッポで物に巻き付く。
・アゴひげが1対。
エビの1種

・大きなハサミはなく、車えびのような動き。
・結構よく泳ぐ。
・全身緑に変色することがある。
 他に、ハリセンボン、ミミイカ、トビウオも捕れました。(リリース)

It's a ウッシー's world
  4月の終わりと5月の始めに、イザリウオの餌を捕りに行った際にウミウシを発見しました。良ーく探してみると、いろいろな種類が見つかるもんですね。
 一種一個体を持ち帰って、ひとつの水槽にまとめてみました。華やかな水槽になると思いきや、彼らのほとんどが水際にいることが多く、ほとんどガラス面にくっついちゃっているんですよ。おもしろさ半減です。はは。
 昨年飼ってみたサラサウミウシとアオウミウシは結構地べたを這ってくれてたけどなー。もしや産卵時期と関係があるのかなー。実は数個体が産卵しちゃってるんだよね。これらの卵、この先どうなっちゃうんだろう。

何故なんだ、イザリーくん 
  12日、イザリーが☆になってしまった。ここ数日間ヤバそうな雰囲気があったので、覚悟はしていたもののどうも納得いかない。
 一週間ほど前から餌を追わなくなってしまった。それでも、見ていないところで捕食しているかもしれないとも思っていた。ところがお腹の張りがなくなってきて、しまいには餌のイソスジエビが来ると嫌がる素振りを見せる始末。そして、数日前からは目が白濁してきてしまった。
 そして、昨日。ちょっと前まで逆さになった状態で岩に張り付いていたのに、そのままの格好で水槽の底でバンザイしているではないですか。結局、しばらくして痙攣しながら息を引き取ってしまいました。なんなんだよ。
(在りし日の姿)

砂地の忍者
  22日、イソスジエビ採取の帰りにチェックしたある湾奥にて、砂地に赤い固体を発見。それはトラギスだったんですが、大きかったので採取せず。その砂地、よーく凝らして見ると、ハゼの仲間やらネズッポの仲間やら、砂地の忍者達が居ることに気付きました。マコガレイもその中の1匹。


6月

荒れ後の採集、そしてウッシー's world終了
 産み落とされたウッシーの卵は、結局そのまま腐敗(?)。ウッシー達のほうも、適切な餌を与えられないため、次第に小さくなってきた。去年の経験だと、このまま萎んでしまって☆になってしまう。なので、採集の際に海へ返すことにしました。
  12日、この日は前日に熱帯低気圧が通過したこともあって、もしかしたら面白いものが流れ着いていないものかと、三浦西岸の磯に出掛けました。すっかり潮の引いたタイドプールにはカゴカキダイが増え、オヤビッチャも見掛けられて、いよいよ夏が近づいて来たって感じでした。しかし、密かに期待していたチョウチョウウオ類は見られませんでした。残念!
 ところで、今回、4月終わりから5月初めにかけて採取した数種類のウミウシを海に返しましたが、また新たな種類を見つけました。

えっ!食べちゃったの?
  前日、他のタンクに居たメバルを、イザリー(2代目)中心のサブタンクに移した。メバルの大きさから見て混泳は充分問題ないと思っていた。現にメバルより小さいハオコゼが共存していたわけだし。ところが...。
 翌13日の朝、何も問題なくメバルは平然と泳いでいました。イザリー達には充分な量の餌を投入し、イソスジエビ1匹を食べたことも確認。
 昼過ぎに様子を見てみると、メバルが見当たらないではないですか。隈なく探したのですが、跡形も無く消えていたのです。すると、イザリーのお腹がはちきれんばかりに膨れているではないですか。イソスジエビを数匹残し、自分の2/3もある大きいやつから喰うかね。これには驚きでした。参った!
(食べられてしまったメバル)

大ショーック!またかよ。 
 22日の事。消灯した後しばらくしてサブタンクを覗くと、イザリーの腹が歪に膨らんでいるではないですか。そんなになるほど、餌を放しているわけではないのに。まさか!とは思ったんですが、ガシラくん(イソカサゴ)を探してみると...。あ〜、やっぱり居ないよ。イザリーの歪な腹をよく見てみると、ガシラくんの頭らしき形が横っ腹にあるではないですか。なんてこったーっ!かなり気に入っていた魚だっただけに、大ショーック。ひと回り小さかっただけじゃないのー。この大食漢イザリー、先が思いやられるなー。
(食べられてしまったガシラ)


7月

イザリーくん、ライブベイトを卒業
 同居人を次々と食べてしまうという悪事を働くイザリーくん。先日手に入れた冷凍の小魚(キララという品)を目の前にちらつかせたところ、エスカを振っちゃって、見事に捕食してくれました。これでようやくライブベイト(生き餌)から卒業です。
 同居しているキリンミノは既にクリルに餌付いているし、これでライブベイトをキープしておく手間がなくなりました。たまには、釣りの際に獲ってきてあげるけどね。
このように釣り糸で尾に近いところを軽く結わきます。
そして、イザリーの前で躍らせるとパクリといきます。
軽く結わいているので、捕食の際に糸がスルッと抜けます。

サクラダイ発見!
 4日、不要となったライブベイト用のタンクを片付けたが、小さなヤドカリやら貝等も混じっていたため、それらの生物と岩を放ちに出掛けました。この日は朝からウネリが入っていたと聞いていたので、何かしら流れ付いていることも期待して。
 しかし、期待とは裏腹に、ウネリも残って濁りもキツい。数日後は期待出来そう。ちょっと、慌て過ぎたかな。
 そんな状況でしたが、サクラダイを見つけました。きっと、釣られたか、網で捕られたものが捨てられたと思いますが。
 欲しいのはヤマヤマですが、ちょっと大きかったので、諦めました。

名前、判りました 
 7日、死滅回遊魚採集についての某有名HPをのぞいてみると、5月6日に採取したものと同じと思わしきヨウジウオの仲間が掲載されていました。いままで図鑑で調べても、断定出来るものがなかったので、その掲示版にて質問しました。すると、数時間のうちに管理人の方を含めて3人の方々が回答してくださり、また調べてくださいまして、結局「オクヨウジ」ということで落ち着きました。回答してくださった皆さん、ほんとに有難うございました。この場を借りて、お礼申し上げます。

夏、到来 
 18日、釣りのための情報収集をしに三浦まで出向き、ついでに各所をのぞいてみました。先日までは見かけなかったシマダイ等の夏の地魚が多くなっていて、すっかり夏を迎えたといった感じ。台風7号が去って2日後だったので死滅回遊魚も期待しましたが、残念ながらそれらしき魚は見られませんでした。
初めて捕りましたが、ニザダイですかね。
メジナの子供の近くに居たのですが、こいつだけ動きが違ったので、掬ってみたらクロダイでした。
 この他、ツバメコノシロも捕まえましたが、少し大きめだったことと水槽の収納能力が限界に来ていることもあって、お持ち帰りしませんでした。もう少しタンクを大きくしたいなー。

今期初のチョウをゲット! 
 台風9号の余波が収まった25日、ホームの磯に出掛けました。6月から現われたオヤビッチャやカゴカキダイは成長し、イソスズメやシマスズメが現われ出しました。そして、ようやくチョウチョウウオも現われました。ほんとに小さなナミチョウですが、2匹発見して1匹捕まえました。


8月

白化現象
 「白化現象」というとサンゴが有名で、世界的にかなり注目を浴びていますよね。でも、ここで紹介するのはウチのイザリー君なんです。
 5月の終わりに購入したときは、真っ黒だったんですが、しだいにライブロック化(?)してきて紫色に。そして今は「白化現象」が進んでいます。このままいくと、ほんと真っ白になりそうな勢いです。
1.新加入したのは5月の終わりです。
2.大食漢を発揮し出した6月中旬です。
3.そして、7月中旬。
4.8月になり、ここまで白くなりました。

海は賑やか、成果は寂し 
 25日、妻と釣りに行く予定でしたが、妻の体調が優れなかったため、中止にしました。そこで単独で釣りに向かったのですが、現場の状況があまりにも悪かったので、急遽採集に切り替えました。
潮周りとしては大潮なので、タイドプール狙いに適しているのですが、干潮の時間帯(正午)には家に戻っていたかったので、岸壁狙いとなりました。
 よく行く港を2箇所チェック。
 最初の港では、早々とフウライチョウ2匹と黄色いハギを発見。岸壁の割れ目に逃げ込まれたりして苦戦を強いられ、30分ほどで結局諦めました。しかし、その脇でのんきに格闘の一部始終を見ていたスズメ達はGET。港の脇の岩場もチェックすると、水路に見慣れない形の魚影が。掬ってみると、ミナミハタンポでした。
 2つめの港は、ジェットスキーの発着で落ちつかなったので簡単に見て回った程度ですが、1匹だけトゲチョウを発見。あまりにも小さい個体だったので、見逃してやりました。(先月捕ったナミチョウで反省。)


10月

余計なことをしてしまいました
 先月の24日。動きのあるカゴカキやスズメ達を上段に収納するため、水槽のセッティングはそのままで、上段と下段のメンバーを入れ替えました。
 これが余計なことでした。数日後にキリンミノが白点病がかかってしまい、あの青い液体で治療を試みたのですが、一向に効果が見られず。しまいにはイザリウオまでおかしくなってしまい、よく見るとやはり白点が...。そして、4日。朝にはキリンミノが、夜にはイザリウオが、なんと同日に★になってしまいました。すっかり餌付いて、ますます可愛くなってきていただけに、たいした理由でもないのに移動をさせたことを後悔するばかり。彼らにはほんとすまないことをしました。
(在りし日の彼等)

2002.4〜

2002.5〜

シケで透明度50cm 
 8月25日以来、釣りのほうに夢中になっていて、採集からすっかり遠ざかっていました。そして、気付くと来週からは11月。死滅回遊魚のシーズンがそろそろ終わろうとしているではありませんか。
 そこで、当27日。妻との釣りのついでに、岸壁も覗くことにしました。ところが、あいにくのシケ状態に釣りすら出来ず、どの岸壁も透明度50cmといったところでした。そんなわけで、死滅回遊魚の姿は確認出来ず、たまたま獲れたイソカサゴが唯一の獲物でした。


12月

悪魔の襲来
 先月末にメガネゴンベ、今月初めにはホシゾラヤッコの幼魚を加入して賑やかだった40cmタンクでしたが、悪魔が襲来してきました。なんと数日前から白点病が発症してしまい、瞬く間に彼らが★になってしまいました(ソラスズメも)。
 濾材の汚れのせいもあったのか、今回の奴らの繁殖力といったら、凄まじいものがありました。最終的に使用した銅イオンも追いつかなかった(?)って感じ。
 わかってはいるんですが、小さいタンクほどメンテを怠るとヒドい目に遭いますね。
(在りし日の彼等)

2002.11〜

2002.12〜
 ※ソラスズメは、8月の記録に写真あり


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