Pakkoro House  Aquarium Topics 2006年


2月

暴れん坊の最期
 昨年9月からMサイズタンクでの隔離生活を始め、同居のソラスズメを蹴散らて相変らずな悪さぶりを発揮していたミナミゴンベでしたが、★になってしまいました。
 水質も保たれてきたはずなのですが、突然餌を摂らなくなって、数日後には皮膚の一部が火傷したようになってしまい、ついに力尽きてしましました。
(在りし日の姿)

2005.6〜


3月

すっかり色変わりして...
 昨年5月に入手したコロちゃん(コロダイ)ですが、成長が早いのなんの。黄色と黒の模様はすっかり無くなり、大きさも20cmほどになりました。
 そんなコロちゃんが、先月なんとポップアイになってしまいました。水を大量に換えたりしてみたのですが、一向に良くなりません。コロちゃんの餌食いの激しさにヤッコ達が気後れし始めていたこともあって、別の水槽に入れて環境を換えてやることにしました。
 激安の60cmを購入し、OT−Wをセット。濾過能力の不安を多めのライブロックでカバーすることにし、そこにコロちゃんを移しました。その際に、ミナミゴンベの居なくなったタンクで平和に暮らしていたソラスズメを同居させることにしました。
(入手時の姿)

2005.5 撮影
(色変わりしたがポップアイになった姿)

2006.2 撮影


4月

箱入り娘、荒くれ者達の中へ
 キンチャクダイを箱入り娘のように扱っていたが、だんだんと餌食いが激しくなって普段の動きも活発になったため、他の魚が気後れしてしまうような状況が続いていた60cmタンク。コロダイを別水槽に移した機会に90cmタンクに移せば良いのですが、サザナミヤッコとの折り合いの心配からずっと躊躇していました。
 何もせずにいるうちに、サツキハゼは消えてしまい、とうとうモンツキカエルウオが★になってしまいました。これを機にこれ以上の犠牲は出せないと、思い切ってキンチャクを90cmタンクに移しました。思ったとおりサザナミヤッコが追い掛けますが、それほどしつこくないので、丸々と太ったキンチャクの体力を信じて暫く様子を見ることにしました。
 その後は、たまに追い掛けられはしますが、魚体が傷つくこともなく餌もしっかりと摂れているので、まずはひと安心といったとこでしょうか。 
(在りし日のモンツキカエルウオ)

2005.6〜

60cmタンク、再編成
 キンチャクダイを移す際に替わりにデバスズメを連れて来たのですが、ハタタテハゼを追い回すのでコロダイの60cmに移してしまいました。
 魚はハタタテハゼとハオコゼだけの寂しい水槽になったと思っていたのですが、その翌日、すっかり姿が見えずに★になったと思っていたサツキハゼが出てきていました。しかも、3尾しか入れた覚えがないのに4尾も。モヤシのように異常に痩せこけた個体が居たので、昨年6月に入れたものではなく、それ以前に行方不明になっていたものなのか。そうだとすると凄い生命力。
 彼らがハタタテダイと共に平和そうにホバリングしている姿を見て、無性に小物水槽にしたくなリ、早速、ハチマキダテハゼ、ギンガハゼ、マッコスカーズラスを入手しました。また、沖縄食材店で入手したウミブドウと、海水魚店で買った海藻MIXをレイアウトしてみました。

60cmタンクのタンクメイトを集めに
 採集には早い時期ではあるが、ベラの稚魚ならいるかもしれないと思い、29日、三浦西岸の磯に出掛けてみました。
 思ったほど水も冷たくなく、魚も結構居ました。さすがに死滅系はいませんでしたが、狙いのベラをゲットすることが出来ました。
 しかし、途中雨が降って来てしまったためにあえなく退散し、飽きずに翌日も行きました。翌日は水が冷たく、魚が少ないような気がしました。
 ◆採取したもの
   カミナリベラyg.(初物)、ニシキベラyg.、イソハゼ、テッポウエビ2種(初物)、
   イソギンチャク1種(初物)、シロウミウシ、クロシタナシウミウシ


5月

イイ感じです
 先月リニューアルした60cm水槽。海草が定着してきてイイ感じになりました。この1ヶ月は順調といったところでしょうか。
 テッポウエビがハオコゼに襲われて両ハサミを失ってしまうアクシデントがありましたが、逞しいもので、しっかりハサミが生えてきました。また、残念なことに、ニシキベラとイソハゼが見当たらなくなりましたが、その他はいたって元気です。
 海草をバックに小魚が泳ぐ光景は頭に描いていたとおりで、まずは満足といったところです。ただ、茶ゴケらしきものが覆い始めているのが、ちょっと心配ではありますが。

一方では...
 90m水槽の方はまたまた白点病が蔓延して大変でした。今回はためらいもなく銅にて治療し、1尾も堕とすことなく何とか落ち着きました。昨年同様、やはり殺菌灯は役に立ちませんでした。2台設置している外部フィルターの1台に接続しているのですが、これが良くないんですかねー。接続していない方が白点菌の巣になっていたのかな。この病気が蔓延する度に、凹んでしまいます。 


6月

2ヶ月振りの磯採集
 4月末の採集から2ヶ月ほど経った6月25日。すっかり夏に近づいているだろうと期待して、前回と同じ場所に行きました。
 ところが、夏らしい魚といったらカゴカキくらいで少々期待はずれでしたが、嬉しい初物が獲れました。
 普段は行かない磯の先端に水を汲みに行った際に岩肌に居るサラサエビをたまたま発見。潜ると良く見かけられるエビですが、採集に来ていままで見る機会がありませんでした。急いで網を持ってきて戦闘態勢に入ったのですが、すぐに殺気を感じとられてしまい、網を近づける前に岩の窪みに逃げられてしまいました。あまりにも悔しかったので近くに他の個体はいないものかと探していると、今度はなんと1cmほどの可愛らしいハコフグを発見。カジメの間に居たので網が入らずに苦労しましたが、片手で外に追いやって無事ゲットすることが出来ました。興奮の余韻の中、さっきのサラサエビのポイントを覗いてみると逃げていった窪みからヒゲが見えました。このまま何もせずに諦めるくらいならと、網を窪みに突っ込んでみると、なんと取りやすい場所に出てきてくれ、こちらもゲットすることが出来ました。
 ◆採取したもの
   ニシキベラyg.、ハコフグyg(初物)、サラサエビ(初物)、
   イソバナ、アオウミウシ、リュウモンイロウミウシ(初物)

その翌日...
 1年前から愉しませてくれていたハタタテハゼですが、数日前から片目が濁って餌を取らなくなっていました。以前ハチマキダテハゼが同じような状態になったときは自然に復活したので軽く考えていたのですが、今回は残念なことに★になってしまいました。
(在りし日のハタタテハゼ)

2005.6〜


7月

今月の収穫
 9日は、いつもの磯がウネリが入ってきて無理だったため、漁港を覗きに行きました。めぼしい魚は居なかったのですが、港の横に広がる小磯でケヤリムシを何本か獲りました。案外と獲り易い場所を発見したことが大きな収穫でした。
 23日は、いつもの磯へ。小雨が降っていたので人出が少なく心置きなく熱中出来ました。今期初のチョウ達は獲り逃しましたが、初物のホウライヒメジygをゲットしました。また、サンゴイソギンチャクも獲ることが出来ました。存在は確認してもなかなか獲れる状況のものは少なかったので、なんともラッキーでした。その他はめぼしいものが見つからず、全体的にまだまだ魚が少ない気がしました。
 サンゴイソギンチャクは昨年の5月にセットして面倒を見ている実家の水槽に入れることにしました。ハマクマノミのペアとシリキルリスズメ3尾だけの40cmキューブの水槽ですが、ライブロックの窪みに上手いことハマり、クマノミが早速入り込んでいました。1週間経って見に行ったところ、イソギンチャクはその場に定着し、クマノミもイキイキとしていました。ただ、1尾しか入れない大きさなので、あぶれた方が寂しそうに見えました。

スズメ達が相次いで逝く
 月初めの頃、仕事から帰るとコロダイの60cm水槽のポンプが止まっていました。いままでも何度か起きていた事なのですが、発見が早くて事なきを得ていましたが、今回は残念な事にソラスズメが★になっていました。残りのコロダイとデバスズメも瀕死の状態でしたが、なんとか復活する事が出来ました。このテトラ社のOWシリーズは大変便利なのですが、時折こういった事が起こってしまうことが困りますね。
 また、月末にはデバが★になってしまいました。前日まで元気だったのですが、ポンプの落水口の下でふらついていたので、水質を測ってみるとNO2値が高くなっていました。急いで水換えをしたのですが、結局駄目でした。シッタカが数個死んでいたので、そのせいで水質が悪化してしまったのかな。ちょっと忙しくチェックがおろそかになっていたので、気付きませんでした。
(在りし日のデバスズメ) (在りし日のソラスズメ)

2004.6〜

2005.8〜


8月

今月の収穫
 20日、26日の両日。釣りに行ったついでに漁港をのぞいてきました。
 ようやくスズメダイ類が多く見られるようになり、20日はスズメダイygをキープしました。
 26日は20日に獲り損ねたオニカマスyg(初物)をゲット。さらに、オレンジ色をした動くものを発見し、掬ってみるとなんとハリセンボンygでした。以前若魚は獲ったことがありますが、幼魚がこんな姿をしているとは知りませんでした。
 60cm水槽が過密状態なので、90cm水槽にて隔離ケースで飼うことにしました。

ポップアイのまま、海へ放す
 ポップアイになっていたコロダイは一向に良くならずに悪化していくばかり。打つ手が見つからないまま、25cmほどに成長してかなり住環境も悪化する一方。かといってこれ以上大きなタンクを用意する事は出来ず、持て余してしまう状況になってきました。
 すっかり愛着が湧いていたのでかなり悩んだのですが、27日、海に放して来ました。伊豆では普通に見られるコロダイですが、三浦では越冬出来るのだろうか?すっかりクリルに慣れた彼は自然界で餌をとれるのだろうか?しかも片目が不自由だし。不安材料は多いのですが、無事に生活してくれることを願うばかりです。
飼育中のコロダイ 放流直前の不安げな(?)コロダイ


9月

旅行中に...
 餌喰いの良い魚たちと一緒でも逞しくやってきたお気に入りのハコフグが、家を3日空けていた間にに消えてしまいました。硬い骨に覆われている魚なので、残骸くらいはありそうなのに、跡形も無くなっていました。何が起きてしまったのかわかりませんが、非常に残念でなりません。
 また、同じく90cmに入れていたオニカマスも消えていました。こちらは当初隔離ケースで飼っていたのですが、いつの間にか飛び出してしまい、それでも問題がなかったのでそのままにしておきました。きっと、空腹状態になったメガネゴンベが食べてしまったんでしょうね。
黄色味が薄れて、そろそろスポットに水色が
出てくるのではないかと楽しみにしていたん
ですが....。          (2006.6〜)

90cm水槽、リニューアル
 白点病の治療に何度か銅イオンを使ってしまったせいで、除去剤等で処置をしてもコケ取り用の貝がすぐに死んでしまい、コケだらけの汚い水槽になっていました。1度リセットしてキレいに洗いたいと思っていた折に、長さと奥行きが今と変わらずに高さがある水槽を見掛けてしまいました。
 水槽を大きくしたいとは常々考えてはいたのですが、水槽台から設置し直すという大掛かりなことまではしたくなかったので、なんともニーズに合った水槽の発見に、9日早速購入してリニューアルしました。高さが10cm伸びただけで随分大きく見えますね。
 また、タンクを大きくしたかった理由のひとつには、サザナミヤッコとキンチャクダイの成長もありました。特にサザナミヤッコはすっかり色変わりをして体高が出てきたので、高さを増やせたのは良かったかな。ご覧のとおり、あと少しで成魚です。
(現在のサザナミヤッコ)
(2005.1入手直後)

またまた漂流者
 10日、ホームグラウンドの三浦に出掛けました。
 最初の場所では漂流物が多かったので漂流者を狙い、アミモンガラ(1cm)とヨウジウオ(15cm)を捕まえました。アミモンガラはあとで困るのはわかっていますが、かなり小さいのでとりあえずキープして次の場所に行きました。ところが、2番目の場所ではめぼしい魚が見当たらずに収穫の無いまま場所移動。
 3番めの場所も漂流物が目立ったので、まずは漂流者を物色すると、以前より獲ってみたかった魚が漂っていました。漂流者は取り易くてイイですね。なんなくキャッチすることが出来ました。あまりの嬉しさに他はどうでも良くなり、アミモンガラをリリースして即座に帰りました。
 持ち帰った彼をとりあえず隔離ケースに入れてリニューアルした90cmで飼おうと思ったのですが、背びれが出そうなくらい窮屈そうだったので、思い切って90cmに放ちました。大きな魚がいるので気後れしてしまうことを心配していたのですが、こちらの心配をよそに初日から餌を食べるほど落ち着いた個体でした。いまでは問題なく混泳しています。
 一方、先月獲ったハリセンボンは隔離ケースの中でしっかりと成長したので、本水槽に放ちました。
今のところ大きなヤッコに気後れすることなく、元気に泳ぎまわっています。


10月

伊豆旅行
 9月29日の夜から1日にかけて、伊豆旅行のついでにいくつか漁港をのぞいてきました。
 30日の朝。東伊豆のある漁港をのぞいたのですが、数匹のツノダシ以外はめぼしい魚は居ませんでした。ツノダシは狙ってはみましたが、ちょっと深いところだったこともあって失敗しました。
 同日の夕方。南伊豆のある漁港をのぞきました。驚くことに色つきの魚が沢山居るではないですか。ホームの三浦では苦戦する岸壁での採集ですが、ここでは警戒心が薄いのか、30分ほどの間にゴマハギyg.(初物)、オジサンyg.(初物)、チョウハンyg.(初物)、トゲチョウyg.x2、フウライチョウyg.x2を獲りました。今年は餌やりが少し面倒なチョウチョウ類は飼わないつもりだったのですが、まとまった数が獲れたので、持って帰ることにしました。
 翌日の午前中もいくつかの港に立ち寄りましたが、風が強くて採集にならず、網を出したのは2箇所だけでした。それでも、アケボノチョウyg.とナミチョウyg.をゲットしました。残念ながら、ヒレナガハギyg.とハタタテダイyg.を取り逃がしてしまいました。他に、ナンヨウツバメウオyg.も居ましたが、既に飼っているので見送りました。
 すっかり楽しんだ伊豆旅行でしたが、良いことばかりではありません。旅行中、サラサエビとテッポウエビが消えてしまいました。空腹のオトヒメエビに襲われたのかな。
 あれから1週間。海草の生えている60cm水槽に入れたゴマハギは、好物が生え放題なので丸々と太っています。オジサンは同じ水槽に入れましたが、残念ながら何者かに苛められたのか無残な姿で★になってしまいました。また、チョウ達は新たに60cm水槽を立ち上げて飼っています。アサリには餌付いたので、冷凍ブラインに移行する予定です。

再び伊豆へ
 これだけチョウチョウが集まったのでハタタテダイも欲しくなり、三浦の漁港を廻ってみたのですが、チョウも含めて見つけることが出来ませんでした。(そのときの成果は、ちょっと覗いてみた磯でのカエルウオ1尾のみ。)
 そこで、ハタタテダイを本命として、別のチョウ類も獲るべく採集目的で、21日〜22日に再び伊豆の地に出向きました。
 真っ先に先月良い思いをした漁港に直行したのですが、あいにく風向きが悪く、南伊豆から西伊豆にかけて新規開拓となりました。
 本命のハタタテダイは多く見ることが出来たのですが、いずれもタタかれた後なのか警戒心が強く、苦戦してようやく1尾ゲットしました。他に、初物として、キヘリモンガラyg.とアオヤガラyg.をゲット。しかし、飼育環境を用意出来ないので、これらは残念ながらリリース。小磯で小さなサンゴイソギンチャクをひとつゲット。こちらはお持ち帰り。また、コロダイyg.をなんなく網にいれたのですが、引き上げる間に抜け出されてしまいました。くやし〜ぃ。


11月

水槽合併
 チョウ達の60cm水槽と元からの60cm水槽を、9月までメインとして使っていた90cmスリム水槽に合併させました。その際に餌食いの激しいベラ類とスズメダイをリリースし、チョウ類、ハゼ類、エビ類、ゴマハギ、ホウライヒメジ、マッコーズラスにてスタートしました。
 ところが、残念なことに開始早々から白点虫の猛攻にあってしまい、サンゴイソギンチャクが居るために薬が使えないので殺菌灯を設置しましたが、効果なく、多くを失ってしまいました。


12月

漂流者達を隔離
 90cmメイン水槽に放していたハリセンボンとナンヨウツバメウオがかなり成長してしまったので、ろ過が追いつかなくてなってきたようで、白点がチラホラ見られるようになってきました。そこで、彼等を隔離することにしました。
 ハリセンボンは白点が落ち着き出した90cmスリム水槽をセパレートして、ナンヨウツバメウオは新設した60cmに放ちました。


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