「天空の霊場コウヤ」ってノリです。キシキシと音を立て電車はゆっくりと山の畝を登ってゆき、
そうして更に急勾配をケーブルカーで山上へ。そんな奥深い山中に、あれれごく平穏な集落?
…と、錯覚を起こしてしまう、そんな場所です高野山。
見どころは紀州の名水の一「玉川の御水所」に築かれた奥の院御廟(弘法大師の御廟)が一
でしょうか。御廟までの参道には、ずらりと墓碑の群の数々が、幾年の樹齢の杉の木の森と
ともに。
苔生した杉の大木と、それらの香り…。凛と張り詰めた、それでいてどこか優しい懐のような…。
それらににカメラを向けるのもどうもはばかられ、気が付いたら手ぶらで帰ってきてしまったん
です。それで今回は写真無し。(T_T) おゆるしを。
さて。
陰陽師が一斉を風靡するちょっと以前まで、除霊やら悪霊払いといいますと、こちら高野山を
総本山とします真言密教と一部筋では盛りあがっておったわけですが(孔雀王(^_^;))。
真言密教の力強い法力は、護摩供養(炎を焚いて祈祷)やら仏具等を一見しましても「おお!」
と他を圧倒するばかりですが、この凄い宗派を開いた弘法大師空海なる人物、当時中国でも
一番と言われていた御坊様に「お前が日本から来るのは解っていた」なんても言わさしめ、
ついに密教を賜っ(といっても記憶して日本に持ちかえったそうで)た人物。
実際は物凄く天才肌の人間で、ゆえに今で言う大学みたいな学問所は中退だそう。
中国に渡においてもどっちかっていうと卓越したバランスの良さで潜り込み、向こうでもその
テで向こうでも秘経文中の秘経文を相手から引き出させることに成功したそうで。
(比叡山の最澄も密経典入手にチャレンジしていたのだそうですが、こちらエリート家出身の
エリートさんなのだそうで、正攻法の手続きで入手を試み門前払いを受けてしまったそうで…。
とはいえ数々の経典を庶民の理解の範疇にまで整理し紐解いた彼の功績はまた別方向で
やはり素晴らしい人物)
こうした千余年前ののエピソードすら、私達が人生を生きる手助けとなってくれそうな?
真言密教、弘法大師空海…その人間的魅力。また努力とバランスの絶妙の天才的魅力…。
千余年の歳月を経てなお人々をひきつけてやまない、信仰の根幹、なのかもですね。(^_^)
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