【今日のお題】
〜 夢見る理想のお家を探す旅 〜
理想のお家を探す長旅の中での気づきとは…それは。


「こんなお家に住みたい」っていう夢を抱いて…
ラリーライダーでエッセイストの山村レイコさんが、数年間病気に悩まされた末「元気になりたい」と家探しの大冒険の世界に旅だった。そのときに出会った最大の気づき…に関する新聞記事を読んだんですよ。

なかなか思うお家に行き当たらず、それは思う以上の大変な長旅になったそうなんですがある日、「富士山をどか〜んと望める牧草地の真中のログハウスが売りに出ている」との情報に遭遇。早速彼女が出向いてみると、まさにそんな絶景の中にフィンランド製のログハウス、独立した風呂、ガレージ、それにハーブガーデンと。まさにそれは彼女が夢にまで求めていたたたずまい。
…本当に想像しただけでもどんなに素敵か、目に浮かぶようですよね。(^_^)

>>ここならどんな友人が来ても「あなたらしい」と感動してくれるに違いないっ!
…と小躍りしたのもつかの間、実は売り家では無かったというオチ。
しかしその自然と融合した美しいたたずまいは実は…ダンプ百台を費やして整地し、お家を建て、コツコツと庭を作り広げて月日をかけやっと完成した風景だったのだとか。
オーナーさんの、まさにお金には換えられない「夢ハウス」だったんですね。

それを聞いた山村さんはハッと気づいたのだそうです。
>>このすてきな家と庭は、オーナーが汗を流し手間隙かけて自分のイメージを形にしたものだったのだ。…私は大きな勘違いをしていた…と。
<<夢は完成形を買うものじゃなく、作り出すもの…>>

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富士山は休火山なんですよね。火山岩がゴロゴロし、その上のわずかな土の上に草木が生え…という実は荒れた土地。その辺りの牧草地というのも、2,3世代前に生きた人々が、岩をどかし、土を耕し、そうして牧草地として切り開いたもの…なんですよね。

話はわたくし事に至りますが(^_^;)、「となりのトトロ」に出てくる景色を私は幼い頃経験したんですよ。鎮守の杜があり、井戸の水をくみ、田や畑や水路で遊び、迷路のような御家。山羊は居ませんでしたが牛が居ました。(笑) 私はとても楽しかったその体験を、結婚する遥か以前から自分の子供にも体験させたいと願っていました。でもそれはもう叶わないのですね。事情があり実父の生家にはもう人が住んでいないのです。

すると途端に周囲の景色が一転。人が通らなくなった道は風雨に崩れ草木生い茂り人を寄せ付けなくなり、小川を形成していた石垣を植物の根が突き崩し土砂があふれ小川にはもう人は降りれなくなり…。
何気なくそこにあったそれらの景色は、実は誰かがそれを守っていたんですね。
子供の頃には「ただ最初からそこにある景色」で、何の感想も抱きませんでした。

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誰かが育んだ景色…。だからこそそれが人の心を引き付けるのかもしれませんね。
憧れるのかもしれませんね。

山村さんはその出会いのしばらく後に、誰かが守り育てた牧場跡に残る一棟の家屋に居を構えることが出来たそう。嬉しくて飛び跳ねてしまったその家は、でも家探しの最初の頃に出会っていたら多分見向きもしていなかっただろうと。

土地を、家を買う…。
それはもしかしたら誰かが夢見た物語の続きを紡いでいく事なのかな。今度は自分の夢を混ぜ込みながら、日々少しずつに。

さて再びわたくし事。我が家ではベランダが唯一の緑のスペース。住み始めてからずっとここをガーデニング本に出てくるような立派なガーデンにするのが夢。
でも越して7年…じぇんじぇん。雑然たるカオスのベランダなんですが、なんのどっこいこれからですぞ! 夢は私の頭の中に。いつか必ず形にするぞと。…ね。(笑)