本当は教えたくない  「体験的樹氷激写法」 >
さて、冬の蔵王を写すということになれば、当然樹氷とスキーヤーが主題になる訳ですが素晴らしい
樹氷を写すために、いきなり現場に向かう前に先ずカメラから点検しておきましょう。・・・・・・・・・・・・
フィルムは感度の低いものの方がコントラストも強く、光の強い冬の山ではシャッターや露出などの.
カメラワークが充分得られるものです。  カラーならフィルターは一般的に必要ありませんが白黒の
場合にはY2・O・Rと三種類くらい用意すると良いでしょう。
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カメラは、手持ちのカメラを使うのでしょうが、 出来ればレンズ交換可能なものが望ましいのは言う
・.
までもありません。
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レンズは28mmか35mmの広角/標準、150mmか200mmの望遠の三種類用意すれば、色々と

面白い作品が期待できるでしょう。
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私の場合は、以下のものを使用しています。  (風胴は必ず用意しましょう)・・・・・・・・・・・・・・.

      35mm ニコンF4     ..  .20mm、24mm、28mm、 35mm、55mm、105mm、400mm・.
       〃  モータードライブ3台 35〜70mmズーム、35〜105mmズーム、
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..〃              ..80〜200mmズーム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・.
      6X4,5 フジGA645,Wi-Pro..50mm・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・.
      6X4,5 アサヒペンタックス 35mm、55mm、135mm、200mm、300mm、・・・・・・・・・・・・
                     
 ..80〜160mm、テレプラス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・..・
      
6X6  ハッセルブラッド    45mm、80mm、150mm、250mm・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
      
6X7  アサヒペンタックス ..45mm、55mm、135mm、200mm、300mm、テレプラス・・・・.
      
4X5  トヨフィルド,      .65mm、75mm、100mm、150mm、210mm・・・・・・・・・・・・..

これでカメラ、レンズ、フィルム、アクセサリーと一式用意出来、いよいよ樹氷現場へ向かいます。・.

被写体の要素は樹氷以外にも沢山あります。たとえば、黒い樹氷の影、太陽、昇る朝陽、染まる・・.
夕日、雪の風紋、雲、一条のジュプール、ゴンドラ、月、吹雪、靄、そしてスキーヤー。
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樹氷にこだわり過ぎぬように注意しなければなりません。
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樹氷だけを追う限り、真白な雪、樹氷原の中の同じような樹氷の顔。行けども行けども風景には・......
変化がなく、まとまりのない単調な写真になってしまうでしょう。
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そんな時、樹氷に黒い影があることに気づくことによって、私のカメラ・アイが新しい展開を見せる
・・.
ようになったことを覚えています。
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スキーヤーと樹氷となれば、地蔵岳東斜面(通称アンブゲレンデ)。 樹氷とゴンドラ、頂上に向う
・.
スキーヤーと樹氷と云う構図ならばザンゲ南方樹氷群。ここならスキーを使用しない人、初心者
・・..
の方でも様々な作品を得ることができます。
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さあ、アングル、フレーミングが決まり、シャッターを切るチャンスです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・.
この時、一番重要な点はシャッタースピードと露出です。露出計を使おうと思っても光が強過ぎて
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針が振り切れてしまい、適正露出が得られないことが往々にしてあります。
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そんな時のアイ・レベルとして晴天時でASA100で250分の1を基準に、順光ならF16。青空が
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2/3以上占めるならF8と1/2。逆光なら太陽と樹氷とどちらかをシルエットにするか等、その時の
・・・
意図によって異るので、半露出を変え3、4枚写すのが良いでしょう。影を多く取り入れたい場合
・・..・
は、平均測光よりハイライト基準にした方が力強い作品になるでしょう。
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スキーヤーを撮る場合、新雪の中に最初のシュプールを描いて、といった場面設定であれば勿論
・.
ゴンドラの始動する8時以前に山頂に立っていなければなりません。そして色々とインストラクター
・.
に注文をつける訳ですが、動いているので1/250とか1/500の高速シャッターを用います。
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シャターを切るのですが、勿論ピント合わせをしておいてそこにスキーヤーを滑らせてシャッターを
・.
切る方法もありますが、ピントずれが多くなりやすいのは云う迄もありません。
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尚、一般には樹氷原への入山は禁じられていますのでルールは守って下さい。・・・・・・・・・・・・・・・.

夜明け前の4時半。地蔵でカメラのセッティング。薄暗い谷底を見れば、かすかに濃霧が動くのが・・.
見える。今日も駄目かと思いつつ、日の出5分前、3分前、1分前と秒読みに入る。
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明るく輝き始めた濃霧の中に、出るぞ!樹氷原の朝陽。無上の感動でシャターを切る。
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ほっと一息、3度目のトライだったのです。それが1月の作品
「夜明けの樹氷原」です。・・・・・・・・・・・



             
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