福を保護した公園で、また仲間が居なくなった。
母ちゃんのエサ場の公園で、
チャタロウが死んだ。母猫と息子猫の2匹と、流れて来て居着いたキジ白の3匹が公園のメンバーだった。親子の息子猫がチャタロウだ。少し前に死んだ居着きのシロ黒は、持病だったがチャタロウは交通事故だった。大好物の小アジをたくさん食べたあとに、逝ってしまった。
兄弟たちもパルボでたくさん死んだ。血縁でない
福は我が家で保護し、母猫と折り合いの悪くなった娘猫のシロ三毛は、植木屋のおじさんに保護されていった。親子2匹と居着き2匹、そのうち居着きが1匹死んで、前記にもあるように3匹のエサ場だった。
ところが最近、強いキジトラのオス猫が現れて、平和だった公園の秩序を乱していたのだ。何度も捕獲器を持ってエサ場にいったらしいが、そういう日には姿を見せなかったという。昨日もチャタロウと折り合いが悪く、エサ皿を小分けにしチャタロウを安全な場所に誘導したのだという。
次のエサ場の配達を終え、公園に戻って見ると母猫が執拗に鳴いたのだという。うちの母ちゃんも気掛かりで公園のエサ場をあとにしたので、何かあったのだとすぐ判ったらしい。公園内に変わったところはなかったが、前面の4車線道路には、チャタロウが倒れていたのだという。
迂闊に道路に出たことなどなかったチャタロウ、流れて来たオスのキジトラに追い詰められて、道路に出てしまったのだろう。母ちゃんが駆け寄ってチャタロウの亡骸を抱えて振り返ると、母猫の姿は無かったという。
長毛のサビ猫が我が家のマンションの前で轢かれていたときも、いつも一緒だった黒猫の
あずきの母ちゃんが、道路の向こう側でこちらを見ていた。亡骸を抱えて箱に入れる頃には姿を消していた。
チャタロウもココ(長毛のサビ猫)もまだ温かく、柔らかかった。チャタロウは毛艶も良くピカピカで、まるで飼い猫のように太っていた。
お寺の火葬受付で検量したが、7kgもあった。
今回のことでは、誰を恨むわけでもない。オスのキジトラも生きていくのに必死なのだろう。忌むべきは、猫を捨てる人間や、だらしない飼い方をしている人間なのだろう。はやく去勢してやり、定着できるようにしてやりたい。それが犠牲になったチャタロウの、何よりの供養になるのだから。
その時の条件と環境で、我が家に迎え入れてやろうとしていただけに、とても辛い。
【エサやり母ちゃんへ、チャタロウより】
いつもおいしい小アジや鶏肉をありがとう。今日もおいしかったよ。
兄弟たちと一緒にたくさん食べたよ。だって僕はまだあそこに居るんだから。
だからそんなに悲しまないで下さい。ぼくはお墓でも天国でもなく、あの公園にいつだっているよ。
あのキジトラ、恨まないで下さい。嫌なヤツだけど、お腹が空いているんだよ。
だからそんなに悲しまないで下さい。ぼくら兄弟5匹は、あの公園にいつだっているのだから。
明日も小アジをよろしくね。お母さんと一緒に食べるから・・・。