Diary 猫道楽 2004   7 July


2004/07/22 (Thu)
疲れたときには、アゴを乗せるとよいのです。

ネネちん、得意のポーズだ。低反発クッションの沈み具合が気に入っているらしい。暑がりで、眠がり。それでいて風邪をひきやすい、健康管理のむずかしい猫だな。

今日の東京は、午前中の日射も少なかったせいか、幾分 涼しかった。おととい、昨日と異常な暑さだったと言うが、自分はそれほどではなかった。湿度がなかったせいだろう。気温39℃・湿度26%の気象条件より、気温29℃・湿度96%のほうがよっぽど堪える。体が火薬か塩粒なのではないかと思うほど、湿気に弱い。

そして今日の湾岸は風も強く、しばらく風に吹かれていると、薄ら寒いくらいだった。これが海風の力なのだろう。『東京ウォール』という言葉があるらしい。湾岸にある高層ビル群が屏風のように建ち、内陸に海風が流れ込むのを阻害しているというのだ。品川・天王洲・東品川・田町・浜松町・汐留・晴海・お台場・有明・豊洲・・・。浜離宮の辺りだけは涼しいのだという。なるほど納得だ。

建築業に身を置く人間が言うのもおこがましいが、都市の乱開発も終焉の時期を迎えなくてはならない。
革新的な都市計画が望まれる・・・。



2004/07/19 (Mon)
確認個体、33匹目になるところだった、お松ちゃん。

もう新しい猫を見つけたくない。しかし、捨て猫や隣りのエリアからの移動によって、新顔は増えていくのだろう。そして居なくなる猫もまた増えていくのだ。お松ちゃん、あんたは何処から来たんだい?もちろん返事はない・・・。

昨日のキジサビは仔猫のように小さく、幼い顔をしている。おとといの子連れミケ猫と同じ時期に確認し、行動パターンも似ていた。そして捕獲できなかったのも一緒で、妊娠を疑ったのも、見まちがいだと思っていたのも、乳が張っていたように見えたのも全く同じだ。その後、皆勤賞で餌付けも出来たが、授乳中だと困るので捕獲を見送ったのまで一緒だった。

今日は確認のために、大きな鶏肉のかたまりを持っていった。ほかの猫どもはその場で食べていたが、キジサビは、サッと咥えて道路の反対側の茂みに持っていった。そしてすぐに戻ってくると、第2便を運んでいった。どうやら予想通りだったらしい。ミケ猫の家族は公園内に現れていないが、キジサビの子供らは時間の問題だろう。母猫がエサ場を行ったり来たりしているのだから・・・。

公園内のエサの配達を終え、港湾事務所前に行くと、母ミケ猫だけが人待ち顔で居た。事務所で何かを貰っているのだろう。説明が厄介なので守衛の目を盗み、歩道の植込みにエサ皿を置いてきた。母ミケ猫は気が付くと、事務所の鉄格子越しに、エサ皿を見ていた。無事に仔猫たちと一緒に食べられるといいのだが・・・。

再び公園に戻って見ると・・・。居るわ、居るわ、すばしっこいのが4匹も・・・。おやおや・・・。大人の猫どもの食事が終わった頃を見計らって、兄弟で来ていたのだ。キジサビは慌てるわけでもなく、威嚇するわけでもなく寝そべっていたが、仔猫たちは転げるように道路の反対側の茂みに逃げていった。

新しい家族が二組も増えて、湾岸の猫たちも新しい展開になるだろう。流れて来た猫とはいえ、二組も産ませてしまったのだから、ここで何とか食い止めよう。母猫は2匹とも港湾事務所の系群から来た猫たちだ。キジサビ親子は定着するだろうが、ミケ猫親子は来るまで待つか、こちらから乗り込むか、これからの観察力と状況判断が問われるところだ。



2004/07/18 (Sun)


リマとルス、窓際の大理石にて。

今日は、いつもお世話になっているサイトのオーナー川口さんと、そのサイトの猫仲間の方たちとの集まりがあった。暑気払いを兼ねた、慰労会のようなものだ。待ち合わせに川口さん宅にお邪魔したときに、リマとルスの写真を撮らせて戴いた。露出の確保できる窓際に来てくれた2匹だけになってしまったが、何とも絵になる猫たちだ。同サイトの猫雑記によく出てくる構図だが、写真のあがりが別物になってしまい、とてもがっかりだ。腕がないのに加え、おもちゃのカメラではこんなところだ。やはり一眼レフがほしい。

楽しかった慰労会が終わり、いったん家に戻ってから湾岸の猫たちのところへ行く。いつものように松の木の上で待ち構えている、居着き軍団の急襲を受ける。まるで密林から出てくるベトコンのようだ。かなりの高さから、猫が降ってくる様子は、グリーンベレーかシールのようだ。

これは猫たちの知恵で、雨のときは露凌ぎと、雨垂れの跳ね返りを避けるのだ。暑いときは日影を確保し、地熱の照り返しを避け、風通しも良い。そして何より見晴らしが良く、外敵から身を守るのにちょうどいいのだ。放し飼いでの犬の散歩や、BB弾による虐待から身を守っている。まったく感心してしまう。

エサの配達を終えたが、ここ1ヶ月、皆勤賞の若いキジサビの動きが気になった。エサ皿に口をつけ、ひと口くらいで道路の反対側の茂みに消えていった。常連の猫どもと、いまだに馴染んでおらず、威嚇されながらも毎日がんばって来ているし、何よりもがっついていたのだ。おやおや・・・。嫌な予感がするねぇ。



2004/07/17 (Sat)
ミド、顔の大きさと胴体のバランスが悪くなる

顔は小さいまんまだが、巨食症のせいで胴体が巨大化してきた。小いも同様、しっぽが異常に短く感じる。そして水枕みたいにタプタプだ。抱き上げると嫌な重さ加減だ。

湾岸の猫たちを取り巻く環境も、第二幕といった感じだ。エサ場を離れた猫への感傷に浸る暇などない。彼らは死んだのだ、そう思うようにして一歩前に進もう。助けを求めてやってくる命がある。足元のその生のために、エサを届けよう。

今年の2月下旬に確認した若いミケ猫を、エサ場から少し離れたエリアで見つけた。4月下旬には妊娠しているように見えたので、何とか捕まえようとしていた猫だ。週に1〜2回しかエサ場に来ないので捕獲できないでいたが、5月上旬にひょっこり顔を見せたときには腹の周りはスッキリしていた。どこかに産んだか?それとも見まちがいだったのか?さらに一週間後、今度は乳が張っているように見えた。おやおや・・・。

そして毎日エサ場に来るようになり、かなりがっついて食べていた。捕獲も楽勝と思われたが、授乳期だと困るので捕獲を見送った。その日を境にぱったりと来なくなった。2週間くらい皆勤賞だっただろうか。やっぱり気のせいだったかなぁと思い、未手術のままエサ場を離れたので後悔していた。

そして今夜、エサの配達を終え車に乗ると、道路を横切る猫が遠くに見えた。海底トンネルの向う側の、別の系群の猫だ。あっちに手をつけると大変なことになるが、気になるので見に行った。若いキジ白のオスが振り返りながら逃げていった。少し間を置いて、今度は植込みの陰から若いミケ猫が飛び出して来た。エサ場に来ていたミケ猫だ。車に戻ってエサをやろうと一歩踏み出した次の瞬間、こぼれるように植込みから仔猫が次々と飛び出して来た。おやおや・・・。

3兄弟で、生後2ヶ月といったところだろうか。1ヶ月前、自分の判断は間違っていなかったものの、これからまた忙しくなるな。オスのキジ白が一緒だったし、もう少し仔猫が大きくなったら今度こそ捕獲だ。それまでに餌付けを急がないといけないな。警備が厳しく、道路の交通量も多いこのエリアで、どこまで出来るか解らないがやってみよう。厄介だが少し楽しみだ。



2004/07/16 (Fri)
衣装ケース姉妹。

こはるちあきは、積み上げた衣装ケースが大好きだ。その左下にある、カラーダンボールにはちー坊が、右下にある黄色いクリアーケースの上にはこはるが、好んで陣取っている。そして青いフタの衣装ケースは、いつも三つ巴で取り合いだ。エリ坊こはるちー坊のいずれかが、寝床にしている場所なのだ。

おととい、湾岸のエサ場に 断尾ライオン がリリース後、初めて姿を見せた。交通事故が原因で、しっぽがズルムケになり切断したオス猫だ。幼かった顔が精悍になり、すこし大きくなり筋肉質になっていた。断尾と一緒に去勢の手術も済ませているので、どうやら定着したのだろう。2ヶ月も出てこなかったので諦めていたが、毎日こっそり食べに来ていたのだ。少し痩せたように見えたが、立派なオス猫になる準備だったので安心した。

かなりのビビリ屋なので、配膳アワーには出てこない(大統領はアイゼン・ハワー)。すっかりエサの配達が終わり、自分がエサ場を離れる瞬間を見計らって、植込みから出てくるのだ。フェイントをかけて戻ってみると、なつかしいグレーの縞模様がそこに居た。そして鉄格子の向うに逃げるその尻は、しっぽがないのに違和感がなく、きれいに毛が生え揃っていた。しかし、犬のようにいつも菊の御紋は丸出しハムだ。『わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい』

そしてこの1ヶ月、左前足がない白クロのでかいオスが皆勤賞だ。確認は春先にしているが、ずいぶんと距離が縮まったようだ。しかも左前足は切断しているのではなく、骨折かなにかで折り曲げているのが判った。だいぶ時間が経っているので治らないかもしてないが、もう少し馴れたら捕獲して、去勢のついでに診てもらおう。けっこう惚けたかわいい奴だ。

こいつと入れ替わりで、皆勤賞だった茶トラのオス(手術済み)が来なくなった。こいつもビビリ屋で、皿から一片ずつせっせと植込みまで運んで食べる、極度の慎重派だ。リリース後、1ヶ月も出てこなかった臆病者だ。もっとも今回で、臆病者のチャンピオンは交代したのだ。記録を1ヶ月も更新して・・・。

おそらく植込みに隠れる順番待ちがあり、白クロが馴れて皆勤賞になったものだから、茶トラは来られないでいるのだろう。人間が居ても、ビビリながらでも来るものの、猫の苦手なのは堪えるらしい。2ヶ月くらい前に確認したキジ白も、1週間ほど前に姿を見せて2〜3日続けて来たが、うまく馴染めなかったようだ。最近、見かけないな、困ったものだ。ドライフードを多めに置いていってやろう。

確認個体数は32匹だが、手術済みと未手術を合わせて、9匹がエサ場を離れている。32匹のうち、新入りも8〜9匹だ。この湾岸の海浜公園のキャパシティーは20〜25匹ということなのだろうか。もっともこの場所は、集会所と食堂なので、寝床は皆別々だ。この広い埠頭の倉庫に、工事現場に、港湾事務所にと帰っていくのだ。自分は、ただ毎日エサを運べばよい。それだけのことだ、気負う必要はない。



2004/07/04 (Sun)



お松ちゃん、もうすぐ里親募集に登場です。よろしく〜ねっ(ゆーとぴあ風にどうぞ!)



2004/07/02 (Fri)
お松の居る、猫部屋

どいつもこいつもビビリ屋のくせに、自分が猫部屋に来ると、便乗して集まってくる。お松のケージがある猫部屋に興味はあるものの、怖くて入れないでいた連中だ。広角レンズではないので、全体が写せないのが残念だが、ミドを除いた全員が集合している。そんなに一箇所に集まるなよ、多頭飼いみたいじゃないか。

今日の湾岸は満月がキレイだった。月が若く、海の水面にきらきらと、その光を映していた。いつも盛夏に秋を感じる日があるが、今年は入梅の今日に秋を感じることができた。春とも夏とも違う、秋独特の空気だ。もちろん、まだ梅雨はあるし、暑い夏も来るだろう。しかし、今年は季節の移り変わりが早いだろう。羽化したばかりのトンボを、新宿で見かけたのが5月の下旬だった。湾岸のススキの穂も、すでに大きくなっている。秋の訪れは早くてもよいが、冬将軍には出番を遅らせてもらいたいものだ。



毛繕い半ばで、眠ってしまったお松。どんな夢を見ているのか、ゆすっても、まるで起きない。たくさん食べて、ぐっすり眠って、ふっくらとしてほしい。

ケアがひと通り済んだら、かわいい写真をいっぱい撮ろう。けっこう毛足が長いので、さくらとルナの "さくら" のような美猫になる雰囲気が濃厚だ。あやかりたいものですな。





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