
衣装ケース姉妹。
こはると
ちあきは、積み上げた衣装ケースが大好きだ。その左下にある、カラーダンボールには
ちー坊が、右下にある黄色いクリアーケースの上には
こはるが、好んで陣取っている。そして青いフタの衣装ケースは、いつも三つ巴で取り合いだ。
エリ坊・
こはる・
ちー坊のいずれかが、寝床にしている場所なのだ。
おととい、湾岸のエサ場に
断尾ライオン がリリース後、初めて姿を見せた。交通事故が原因で、しっぽがズルムケになり切断したオス猫だ。幼かった顔が精悍になり、すこし大きくなり筋肉質になっていた。断尾と一緒に去勢の手術も済ませているので、どうやら定着したのだろう。2ヶ月も出てこなかったので諦めていたが、毎日こっそり食べに来ていたのだ。少し痩せたように見えたが、立派なオス猫になる準備だったので安心した。
かなりのビビリ屋なので、配膳アワーには出てこない(大統領はアイゼン・ハワー)。すっかりエサの配達が終わり、自分がエサ場を離れる瞬間を見計らって、植込みから出てくるのだ。フェイントをかけて戻ってみると、なつかしいグレーの縞模様がそこに居た。そして鉄格子の向うに逃げるその尻は、しっぽがないのに違和感がなく、きれいに毛が生え揃っていた。しかし、犬のようにいつも菊の御紋は丸出しハムだ。『わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい』
そしてこの1ヶ月、左前足がない白クロのでかいオスが皆勤賞だ。確認は春先にしているが、ずいぶんと距離が縮まったようだ。しかも左前足は切断しているのではなく、骨折かなにかで折り曲げているのが判った。だいぶ時間が経っているので治らないかもしてないが、もう少し馴れたら捕獲して、去勢のついでに診てもらおう。けっこう惚けたかわいい奴だ。
こいつと入れ替わりで、皆勤賞だった茶トラのオス(手術済み)が来なくなった。こいつもビビリ屋で、皿から一片ずつせっせと植込みまで運んで食べる、極度の慎重派だ。リリース後、1ヶ月も出てこなかった臆病者だ。もっとも今回で、臆病者のチャンピオンは交代したのだ。記録を1ヶ月も更新して・・・。
おそらく植込みに隠れる順番待ちがあり、白クロが馴れて皆勤賞になったものだから、茶トラは来られないでいるのだろう。人間が居ても、ビビリながらでも来るものの、猫の苦手なのは堪えるらしい。2ヶ月くらい前に確認したキジ白も、1週間ほど前に姿を見せて2〜3日続けて来たが、うまく馴染めなかったようだ。最近、見かけないな、困ったものだ。ドライフードを多めに置いていってやろう。
確認個体数は32匹だが、手術済みと未手術を合わせて、9匹がエサ場を離れている。32匹のうち、新入りも8〜9匹だ。この湾岸の海浜公園のキャパシティーは20〜25匹ということなのだろうか。もっともこの場所は、集会所と食堂なので、寝床は皆別々だ。この広い埠頭の倉庫に、工事現場に、港湾事務所にと帰っていくのだ。自分は、ただ毎日エサを運べばよい。それだけのことだ、気負う必要はない。