Diary 猫道楽 2003   7 July


2003/07/21 (Mon)
もうすぐ目の色が変わる。

体重 666グラム。ダミアンみたいだな。とにかく良く食べるし、生意気に食いもんくれ!と催促もする。一丁前になったつもりなのか?女王様タイプだな。

昨日、そして今日と、大規模な捕獲〜避妊・去勢プロジェクトのお手伝いをしてきた。捕獲した猫たちの動物病院までの搬送と手術後、元の場所までの搬送だ。昨日は横浜市の動物病院から手術後の搬送を上福岡市まで行なった。5匹入院したが、1匹は残念ながら退院することなく病院で息を引取った。状態があまり良くなかったらしい。

現地に着くと、プロジェクトを決意された方が出迎えて下さった。お一人での捕獲器セットやら、餌付け〜捕獲、ストックなどご苦労が偲ばれたが、とても決意が固く、しっかりとした誠実そうな方だった為、悲壮感など微塵も感じられなかった。4匹をリリースすると、お邪魔になるので早々に切り上げ、翌日の確認をし、成功をお祈りするとお伝えして帰路についた。

今朝、現地に到着すると、6匹の成果だった。なかなか捕獲に苦労されたようで、仲間が連れて行かれるのを見て、警戒心が強くなっている慎重派ばかりだったようだ。もう一匹、捕獲の途中だったが断念し次回となった。ご挨拶も早々に動物病院へ急いだ。平日の搬送の方は3〜4時間かかったようだが、自分たちは1〜2時間で、2日間とも搬送できた。息が苦しそうな猫を搬送するのは耐えがたいので、少しでも短い時間で済ませてやりたかった。

昨日、捕獲器から顔を覗かせていた猫たちは、目ヤニや鼻水が出ているのが多く、体格も小さく痩せているように思えた。今日、搬送した猫たちは健康そうで毛艶もよく、目もまん丸(怖いからなのだが!)で、可愛らしいのが印象的だった。やはり、弱っているものから人間に救いを求めて出てくるので、捕獲しやすいのだと再認識させられた。

動物病院の先生に猫をお預けし、帰路につく。任務が終わっても清々しい気分にはなれず、曇寄りとした気持ちで福の待つ家路を急いだ。今日はたくさん遊んであげよう。



2003/07/20 (Sun)
福、来たる。

保護してからあまりエサを食べなかったが、体を撫でてあげると、よく食べるのに気が付いた。公園にいるときから、色んな人にエサをもらって身に着いた習性なのだろう。それと、ケージに入って直ぐにトイレでオシッコをしたところを見ると、のら育ちではなく、捨てられたのかも知れない。理由が如何にせよ、捨てた人間というのは想像力というものや罪悪感というものがないのか?あまりにも民度が低くて、まともに口を利きたくないが、一度聞いてみたい。バカが伝染らない程度に。

月(つき)が、交通事故で亡くなってから、ちょうど1年になる。立派なオスの黒猫だった。満月の蒸し暑い夜で、のら猫たちが騒々しい夜だった。自分は海に釣りに行く支度を終え、家の裏手の4車線道路に駐車した車に荷物を積み込んでいるところだった。首都高の出入口が近いこの道路は、一般道と高速道路との区別の付かないバカ野郎が、猛スピードで飛ばしてくるのだ。リアハッチから荷物を積み終えると、運転席のドアを開けるにも命がけなので、車の前に回りこみ、車道を覗き込んだ。

『カーン。カラカラ。ボキッ。』 ノンブレーキで、そんな渇いた音がした。自分の車にぶつかったにしては、やけに距離が遠いなと思い、車の後ろに回りこんだその時、下半身をだらんと引きずりながらも、前足だけで駆けてくる黒猫が目に入った。車道から歩道へ駈けあがり、1段低くなった建物の陰に飛び降りた。慌てて家にキャリーを取りに戻り、母ちゃんには動物病院の急患の連絡を頼んだ。

人の背丈ほどある段差を降りると、エアコンの室外機の脇で目が光った。抱き抱えようとソッと近づくと、目を見開き、口をクワッと開け、動かなくなった。キャリーに収まり切らないほど大きく重かった。毛艶が良くとても温かい。絶対にたすけてやるぞと励ましながら、病院に連れていった。もう轢いた車は居なかった。

診断は、肺挫傷でほぼ即死。下半身の複雑骨折だったという。赤い首輪が付いていたので、それを外して持ち帰ることにした。火葬は病院から出すがどうするかと聞かれたが、連休だったのでその間、飼い主を捜すと答えた。

轢かれた辺りで、近所の人に首輪を見せて、猫を飼っている家を知らないかと聞いて廻った。そのうち、黒猫ばかり飼っているという、変わり者のおばさんがいることを聞いた。だが教えてくれた人は、『せっかく好意で行っても、あんたが轢いたと言われかねないから、関わらないほうがいいよ』 と言ってその家に行くのをとめた。自分も約束の時間が迫っていたので、出掛けなければならず、心細い母ちゃんを置いて車に戻った。

翌日、母ちゃんは川崎市のボランティアさんに相談したら、『轢かれた猫の飼い主の気持ちを考えたら、捜してあげて』 と言われたそうだ。そこで急に、家の前の通りを挟んで斜め前のお宅が思い浮かんだそうだ。そのお宅の玄関はいつも少し開いていて、網戸ごしに猫が顔を覗かせていたのだ。

母ちゃんが赤い首輪を持ってその家に行くと、奥さんが仏壇にお線香をあげて泣いていたそうだ。赤い首輪のことを聞き、黒猫の特徴を聞くと、また悲しそうな顔をしたという。黒猫の名前は 月(つき)ということ、月が死んだ日にもう1匹いた猫も裏路地に倒れて死んでいたこと、そして今お線香をあげていたこと、月が轢かれて逃げ込んでいった場所は通い慣れた通り道だったことなどを聞かされたそうだ。きっとお家に帰りたかったんだね、たすけてあげられなくてごめんねと、月に詫びた。

あまりにも偶然が重なったが、ご縁を強く感じる出来事だった。そして室内飼いの大切さを知り、お戻しになった寅次郎の事もあり、猫のために出来る事を始めるようになった。不幸な猫を減らしたいという事から。

月の飼い主であったこのお宅に、出入りしていた のら猫が怪獣(かいじゅう)といい、避妊手術も済んでいる。そしてその子供が、こはるとちあきなのだ。墨田区に引越して来て、知らないご近所で最初に知り合えたお宅だった。そして今も仲良くして戴いている。



2003/07/19 (Sat)
眠いのに...

無理やり起されて、フラッシュをたかれてご機嫌ななめのミドちん。可愛く撮れたので許してください。

母ちゃんがエサやりを手伝っている公園の猫が死んでいるのが見つかってから1週間が経った。ようやく冷静になり、色々なことが判ってきた。最初に見つかったのは、7月13日の日曜日、夕方だった。植え込みに、口から血を流して硬くなっていた。シロ茶のオスだ。見つけてくれたのは、もう一人のエサやりさんではなく、いつも夜に猫と遊んでくれていた近所の方だ。

それから、色々自分たちの知らない情報を聞き、BB弾を打ち込むバカ夫婦が居たの事なども聞いた。警察に連絡し、パトカーと自転車のおまわりさんが到着した。大袈裟に色々説明し、パトロールの強化を取り付けた。死因は判らなかったが毒殺ではないと思った。

翌日も、翌々日も、夜警を手伝った。マグライトの一番でかいのを購入し、護身とアピールに役立てた。ポスターも、きれいな物を控えめに増やし、不審者を見たら 110番通報を促すポスターも追加した。

7月16日の水曜日、今度は茶トラのオスが、よだれを垂らしてぐったりしていると連絡が入る。病院に連れて行き、診断の結果、白血球の異常な減少があるとのことだ。入院をお願いしたが、助からないだろうと言われる。脱水症状がひどく、点滴をしていた。この時点で、のら猫の活動をされている方は、原因がほぼ特定できたと思う。原因がどうであれ管轄の警察の防犯課まで行って、再度パトロールの強化をお願いして来たらしい。ほかにも日曜日から見ていない、シロ茶が2匹いたので、みんなで心配していた。

7月18日の金曜日、茶トラが病院で息を引取った。そしてまたその夜、自分が夜警に公園に行くと、この間の近所の方が、シロ茶が植え込みでうずくまっていると言う。ライトで照らすと、舌を出しよだれを垂らして、苦しいのをじっと耐えていた。急いで家に帰り、キャリーを2台持ってきた。シロ茶は茂みの奥に移動してしまい捕まえるのが難しくなった。前面は4車線の交通量の多い道路だったので、飛び出す危険もあり、保護を諦めた。そして、前から気に掛けていた黒白のオスをキャリーに入れて連れて帰った。

翌日、公園に行き、シロ茶を捜したが見つからなかった。もう一匹のシロ茶も、もちろん居ない。茶トラの症状や状況から考えると、この公園の猫を 『猫パルボウィルス』が襲ったようだ。3種混合ワクチンにも入っているものだ。パルボは怖いと良く聞くが、目の当たりにしなくては怖さがわからなかった。断定は出来ないが、4匹もバタバタと一週間のうちに命を落とした。そう言えば、最初に死んだシロ茶の件で、おまわりさんを待っているとき、死にそうな声でえずくのを2回聞いていた。茶トラが声の主だった。

現在は母猫の『シロ茶』、その子供の『シロ三毛』、『茶トラ』の3匹が公園のエサ場に残った。母猫は一度に4匹の、健康そのものの子供を亡くした。『シロ茶』、『シロ茶』、『シロ茶』、『茶トラ』は、親離れの済んでいない、4〜5ヶ月の若い猫たちだった。残された茶トラは、母猫の出ないおっぱいを吸っていた。赤ちゃん返りだ。シロ三毛も、前より母猫に甘えるようになったという。残った3匹でがんばっていけ。この公園は、いろんな人が守ってくれているのだから。

今回でワクチン接種の大事さを痛感した。母猫は避妊手術のとき1回ではあるがワクチン接種をしていた。子供の茶トラとシロ三毛はなぜ助かったのかは不明だが、生き残った生命力を大事にしたい。

のら猫は黙っていても早く死ぬ。彼らに繁殖制限を施せば、あっという間に数が減るのだ。新しく捨て猫がなければの話だが、そんな短い期間どうして黙って協力できないのか?協力せずとも黙っているだけで結構だ。なにも猫を好きになって下さいと、頼んでいるわけでもない。もっともそんなバカどもに頭を下げる気など更々ないがな!

唯一、血縁関係にない黒白を連れて帰り、我が家に迎え入れた。名前を 『福(ふく)』とした。幸(こうふく)の、福(ふく)だ。福は、誰が来てもスリスリして可愛がってもらっていた。その反面、虐待の標的にもされ易いので、これを機会に、我が家の猫になってもらう事にした。いつも風邪っぴきだと思っていたら、やはり FIVキャリアだった。とは言っても発症していないし元気なので、しばらくは隔離で寂しいだろうが、少しのあいだ我慢してもらおう。いずれ元気に部屋中を駆け回れるときが来るのだから...



2003/07/01 (Tue)
床屋帰り。

毛の生え変わりで、我が家では ゲロっぱが流行っている。グルーミングブラシでブラッシングしてやったら、床屋帰りみたいにすっきりした。女の子だからサロンとしておこう。エリ坊はアンダーファーが、ネネはガードヘアーが良く取れた。こはるとちあきは逃げ回っていた。とても気持ちがいいのに...

おととい、ネイチャーアクアリウムのコンテンツを更新した。たった1ページなのに1時間もかかってしまった。原因は、強烈な物忘れだ。海馬、シナプス、ニューロン、その辺りがイカれているらしい。水草の名前、器具設備の種類などがさっぱり出てこない。毛鉤釣りのコンテンツでも、フライの名前とそのマテリアル、河川名、用語、タックルやツール、釣り雑誌に出てくる著名な人名、などゴッソリと抜け落ちている。あんなに夢中になったのにだ。やはり使われていない部分の脳みそはダメになっているのだ。レクター博士も欲しがらないな。

というわけで、いちいち調べながら書き込んだわりには、内容の薄いものになってしまった。2年も前ならスラスラ書けたものを...





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