Diary 猫道楽 2003   6 June


2003/06/29 (Sun)
目も耳も、猫らしく。

ただでさえ更新が滞っている Diary猫道楽だが、ここに来て2週間もサボってしまった。保護した子猫 ミドの成長記録や里子の近況報告などは、レイアウトの取り回しの良い ごろすりPhotoで更新して済ませていた。日記とフォトギャラリーのつもりでスタートしたのだが、フォト日記(Diary猫道楽)と その簡易モデル(ごろすりPhoto)になってしまい、区別が着かなくなっている。

先住グループもリズムが戻ってきたようだ。こはるとちあきは夜中の運動会を再開したし、エリ坊もリラックスしている。ネネは何があっても変わらない。愛すべき性格だ。少し変わったと言えば、こはるとちあきが一段となついたことだろう。とくに、ちあきのほうが良くなついている。撫でても逃げず、おなかを見せてゴロゴロ言うようになった。ネネと一緒でなくても、すりすりするのだ。

来客があれば、一目散に押し入れに逃げ込むので 課題は多いが、長い目で見守っていこうと思う。滅多に見ることのできない幻の猫たち。墨田区のイリオモテヤマネコだな。




2003/06/11 (Wed)
人工授乳さんが、来ました。

また、工事現場育ちの仔猫を保護した。母ちゃんの元同僚の方が見つけてくれたのを、千代田区まで引取りに行ってきたのだ。
性別不明、キジトラ、生後2〜3日、体重 106グラム
初乳は済んでいるようで、ミルクも哺乳ビンから上手に飲める。
ウンチやオシッコも、出してやれた。この分だと問題なさそうだ。

工事現場の作業員が、仔猫が危険なところに居たので、安全なところに移動させたらしい。それを親猫が見つけて、また仔猫を取り戻しに来たというのだ。5兄弟だったらしく、この1匹が取り残されたらしい。よくぞ無事で居てくれたと感謝している。ノラ猫は厳しい環境で生きているが、車の往来や変な人間がいる路地裏よりも、工事現場の方が安全なのだろう。むしろ、長い間 空き地だった工事現場の敷地に、先住していたのは彼らの方かも知れない。残る4匹も無事に育っているか心配なところだが、母猫がしっかりしていそうなので大丈夫だろう。今度、様子を見に行こうと思う。この工事現場は、自分の得意先でもあるのだ。

哺乳ビンからミルクを飲んでくれるので、とても助かっている。1匹なので、じゅうぶん目も行き届くだろう。2週間は、2〜3時間ごとの授乳なので骨が折れるが、目が開いた頃の、かわいい顔を想像すれば、苦にならないだろう。最後の2匹が里子に出て、ちょうど寂しかったところだ。

先住グループも、余裕の表情だ。ネネは早くも、仔猫を舐めたがっている。どうにも子供が好きなようなので、マイケルと改名したほうが良さそうだ。茶トラだし。やっと最後の2匹が居なくなって、もとの生活に戻れると思いつつも何か不信がっていた、うちの猫諸君!君たちは正しい!野生の感だな。母ちゃんがキャリーを持って出掛けるとき、やっぱりなという目でみんな見ていたという。運命共同体だ。出入りが多いのは、諦めてくれ、うちの猫ども!!



2003/06/10 (Tue)
シロ、素敵な名前をもらう。

シロの名前が決まった。サモエという名前をもらった。
大きく白い犬のサモエードからもらったのだという。
モサモサで、かわいい名前だ。
食欲もあり、よく遊んでいるらしい。
成長が楽しみだ。


クーも、素敵な名前をもらう。

クーの名前も決まった。ヤマトと名付けてもらった。
ご主人の好きなG1競走馬から、もらったということだ。
男らしい名前だ。
ヤマトは、食が細いので少し心配だ。便秘気味でもあるらしい。
ただ、よく遊んでいるので、直に慣れるだろう。



2003/06/08 (Sun)
クーとシロも里子に出た。

今日のお見合いは、行き違いで、ご破算になった。といっても、原因はこちらにあり、品川区からシロを希望されている方にご迷惑をお掛けすることになってしまった。シロとクーを、2匹引取りたいという方とも連絡が取れず、自分たちも、用事を済ますため、捕獲・手術を終えた猫をリリースに行ったり、猫砂とフードを買出しに行っていた。

帰りに、弁慶の味噌ラーメンを食べて、満腹のうちに横になって、ウトウトしていた。また来週だな、と思っていたとき、母ちゃんの携帯が鳴った。里親募集サイトには、3匹の里親決定を、追加・変更していなかったので、キジトラの里親希望だということだった。クーとシロが残っている旨をお伝えし、経緯をご説明すると、ぜひ引取りたいとの、お申し出があった。何度も、無理には おすすめしないと、ご説明するが、あちらの熱意が伝わり、またも、お見合いの出前をすることになった。

昨日の場合は、先住猫との相性もあったので、快く承諾した。今日の場合は、あまりにも前向きな熱意に、突き動かされたという結果だろう。それと、同じ墨田区で、車で10分くらいのところだったのも、幸いした。まさにご縁だろう。若いご夫婦のお宅へおじゃまし、色々とお話した。こちらが猫の活動をしているというのを話すのが、憚られるくらい猫が好きで、詳しかった。

そのうちに、どうしても今日引取りたいということになり、ご主人がタクシーでホームセンターまで買物に行かれた。帰ってきたご主人は満面の笑みで両手を荷物でふさいでいた。トイレ・猫砂・フード・オモチャ、それに値段の高そうなキャリーまでだ。もはや、引渡しを拒む理由などなく、ワクチン接種の証明書を、後日郵送することにして、クーとシロをお願いした。近況報告の約束をしてもらい、HPの作成にて報告したいとのことだった。ご主人はSEなので、HPなどチョチョイノチョイなのだ。素敵な名前をもらい、大切にしてもらえるだろう。

最後に、自分たちが猫の活動を当面続けていくのか?と聞かれたので、趣味なので気ながに!とお答えした。まだ猫を増やしたい!とおっしゃるので、またお声を掛けて下さい!と苦笑いをして、お邪魔した。凄いパワーだ。おみやげにビンのカルピスを分けて戴き、家に帰って美味しく戴くことにした。

家に着き、玄関を開けても、クーもシロも出迎えてはくれなかった。開け放しのケージに、毛布に染み付いた、仔猫たちの匂い。胸がいっぱいになりらがら、保護猫7匹に里親さんが見つかったことを、ビールで乾杯した。さすがに、カルピスでは酔えないので、明日いただこう。

本当の兄妹のように仲良しだった、クーとシロ。元気でな!



2003/06/07 (Sat)
キジトラ・茶サビ・黒サビ 3匹一緒に里子へ出る。

苦戦していた4兄弟の里親探しに、明るい陽射しが差した。決まったのは、タイトル通りの3匹だが、シロは問い合わせも多く、心配はしていない。感傷にひたる間も、悲しむ暇もなく、里親さんが決まり、本日お届けしてきた。2匹をご希望だったが、選んで戴くため、キャリーには3匹連れて伺ったという。

お届け先は、埼玉県の和光市だった。母ちゃんが一人でお届けしたお宅だった。一戸建てのお宅で、スペース的には問題のないお宅で、先住猫のオス9歳 『ポー』 が居る環境だ。それより、その里親さんのお人柄と、懐の深さに安心して3匹をお預けしたらしい。お渡しの手順は、かなり省略しているが、ワクチン・駆虫・離乳・トイレの躾も済んでいたし、間違いはなさそうだ。自分たちがダメな里親だったため、里親探しは自分たちを棚に上げ、ことのほか慎重だ。

3匹一緒にもらって戴いたということは、いっぺんに数が減ったということ以外に、とても嬉しく、大きな意味があると思う。兄弟一緒が一番だ。きっと幸せになれるだろう。名前を付けてもらったので、紹介させて戴くと、グー(キジトラ)・モン(茶サビ)・ビンゴ(黒サビ)だ。近況報告を楽しみにすることにして、あとは、クーとシロの里親さん探しだ。焦らずに、ゆっくりと行こう。我が家にズーッといてもいいのだから。



2003/06/06 (Fri)
寅次郎。

寅次郎は、去年の6月9日に我が家に来た仔猫だ。あれから、ちょうど1年になる。エリ坊が退屈な毎日を送っていたので、姉妹を貰おうと言う事になった。ペットショップの猫ではなく、可哀想な境遇の猫を貰ってあげたいのだという。母ちゃんがネットで里親サイトを探してきた。猫に『里親』という言葉を使い、活発に運営されているサイトがあるのに驚いた。そして、ある募集記事に目が留まった。5兄弟の可愛い仔猫たちだった。女の子を捜していたが、保護先のボランティアの方のお宅に伺い、目から鱗が落ちる思いがした。

川崎市のお宅までお見合いに伺い、実際に仔猫たちに合うと、みんな愛くるしく、どの子でも良くなった。いちばん人懐こく、いつまでも膝の上に居た、オスの寅次郎に決めることにして、猫の活動について、色々と話をお聞きした。エサやり、捕獲〜避妊・去勢手術、その費用の調達、苦情・トラブルの対処、保護猫の里親募集、お見合い〜お届け、ワクチン接種、完全室内飼い、地域猫など、現在の自分たちのお手本になることばかりだった。お宅には、募集記事の仔猫たちのほかに、保護したばかりでこれから里親募集をする仔猫や、保護して迎えてもらった面倒見の良い先住猫が居たり、捕獲してケージで手術を待つ触れない猫などが居て、ご苦労が偲ばれた。しかし、その時点では、興味を持ったものの、感心するばかりで、まさか自分たちが、そんな活動をするとは想像もつかなかった。帰り際に、猫の活動についての小冊子とチラシを戴いて、お宅を、お邪魔した。このチラシが後々のきっかけになろうとは...。

寅次郎が来るまでの間が、とても待ち遠しく、何度もボランティアの方に、アドバイスを受けるため電話をしてしまった。先住猫のエリ坊のこと、フードや猫砂のこと、などだったと思う。そして猫グッズの買物も楽しかった。トイレや猫砂、仔猫用フードや皿を揃えた。里親サイトの募集記事を見返しては、指折りお届けの日を待っていた。今ではこちらが、お届けするのだが、その時のことを思い出して、里親さんのお宅へ猫をお届けしている。

そして、ついに寅次郎がやって来た。いきなり エリ坊と険悪なムードだったが、今にして思えばよくある事だったのかもしれない。

2匹とも馴染めないまま1週間が過ぎ、次の1週間は修羅場だった。エリ坊の目つきが変わり、うつろになって来た。瞬膜突出という交感神経の異常時に起きる症状も出てきた。もっと心配だったのが、うちの母ちゃんだった。

エリ坊との絆が深かったので、新しく猫を入れた責任を感じてノイローゼとまではいかなくとも、かなりの重症だった。自分は寅次郎と一緒に寝て、母ちゃんはエリ坊と寝ていた (この頃から寝床が別々になったのだが、家庭内別居だとは思いたくない)。そして、決定的な事件が起きた。

寅次郎がトイレに入るたび、エリ坊が出口で待ち伏せして、攻撃するようになった。その攻撃がエスカレートしていったある日、寅次郎がウンチを粗相したのだ。2日間くらい溜まった量で、少し下痢気味だった。それもエリ坊と母ちゃんが寝ているベットの掛け布団の上でだ。これにはすっかり、ノックアウト寸前だった。保護主のボランティアの方に、電話で問い合わせたが、トイレ以外で粗相するのは考えられないという。それでも、こちらを気遣って下さり、エリ坊と寅次郎の双方のためにならないのならば、寅次郎を戻してもらってもいいと言って戴いた。だんだん2匹の距離も縮まって来ていただけに残念だったが、迷った結果、お戻しすることになった。自分たちの未熟さを痛感した。

翌朝、今度は、自分と寅次郎が寝ているマットの上で、オシッコを粗相した。自分のパジャマを猫砂に見立てて、掻いていたのだ。その後、ジワーッと温かくなったと思ったら、また、パジャマを掻いている。これには、すっかりヘコんだが、ハッとして気がつき、おととい替えた、おからの猫砂を捨て、ベントナイト系の砂に替え、パジャマのオシッコを砂の上にしぼった。すぐ脇で見ていた寅次郎は、トイレにすぐ入り、匂いを嗅ぎ、気持ち良さそうに目をつぶって用を足した。すまない、寅次郎。どんなにトイレに行きたかったことだろう。どんなつらい思いで掛け布団にウンチをしたんだろう。そして一生懸命に布団を掻いて、匂いを消したのだろう。賢く、きれい好きの寅次郎が、不本意な状況に、無知な飼い主のせいで追いやられてしまったのだ。

そして、お戻しの日が来た。寅次郎のトイレや皿を片付けていると、涙がボロボロ出た。ボロボロ、ボロボロ出た。最低だ。自分たちを罵った。すまない、寅次郎。こんな飼い主ですまないと、何度も詫びた。

その後、寅次郎は名前を 『小太郎』に改め、優しい里親さんに迎えてもらったとお聞きした。環境を何度も変えられ、つらい思いをさせてしまった。そんな痛烈な反省と懺悔の気持ちが、今の自分たちの活動の原点の一つだと思っている。今でも、川崎市のボランティアさんには、よく相談させて戴いている。まさか、自分たちが猫の活動をするとは信じられなかったようだ。その通りだと思う。自分たちでも信じられないのだから。


猫の活動を始めるきっかけと、黒猫のクーの里親募集再開の理由は、次回の更新にて。



2003/06/01 (Sun)
お疲れさま、サクラ。

おととい、サクラが息を引取った。
まだ1歳と少しだというのに。
もう頑張らなくてもいいんだよ。
みんなに愛されて、いっしょうけんめい生きたのだから。
合掌...

サクラは、のら猫のボランティアさんが保護している猫だった。自分たちが、のら猫に関わるきっかけになった方だ。そして、サクラがいつも出迎えてくれた。エサ場で捕獲途中の母猫が産んだ仔猫だったサクラは、なかなか捕まらず、そのうちパッタリ、エサ場で見かけなくなったという。そしてある日、ふらっと現れたその姿は、ガリガリに痩せ、下痢続きで、糞まみれだった。やはり人間に救いを求めて出てきたのだろう。

生まれつき、たくさんの病気を患っているこの仔猫は、あまり長く生きられないだろう。たぶん冬は越せないだろうが、陽気のいい春を迎えさせてやりたい。サクラの咲く頃まで...。
そんな、悲しくもあり、素敵な名前をもらったサクラは、カニカマが好きだった。まぐろやほたても好きだが、ジャンクフードも好きだった。好きなものをたくさん貰って、おなかいっぱいだった。ほかの保護猫も優しかった。幸せだった。

最後のお別れは、花をたくさんもらい。体を拭いてもらった。見違えるようにきれいになった。花が、いつも
のら猫を見送るときよりも多いのは、えこひいきじゃなくて、先に行った猫たちに持っていかせるのだという。

不幸な猫が増えないように、少しずつ頑張るから、サクラも天国から見守っていておくれ。




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