いいづかさんちのエコロジカルワールド

左利きにストレスを与えるデザイン（９）

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右利き用おたま

これも有名なので、右利きの方もご存じでしょう。
写真の通り、右利きの人が右手で持ったときに鍋の中身をすくいやすいように、左側がフォーク状になっています。もし左手で操作するなら、写真のようになり、手前にすくおうとしてもうまくいかず、逆に外向きにすくおうとすれば、へたをすれば鍋をひっくり返す虞があり非常に危険です。
さあ、けがをしないように注意しながら左手でおたまを持って鍋の中身をすくってみてください。
かなりのストレスを感じることでしょう。

右利き用ラー油のびんのキャップ

これも有名なので、右利きの方もご存じでしょう。
写真の通り、右利きの人が右手で持ったときに片手（もちろん右手）でふたを開けやすく、かつ注ぎやすいように、キャップが横に開き、右手の人差し指で内ぶた中央を押すと横向きの穴からラー油が出てくるようになっています。
もし左手で持つなら、片手（左手）一本でふたを開けるのはほとんど困難で、かつ開けたふたが邪魔して注ぎ口がまったく見えないので、注ぐのに非常に苦労します。
カーソルを写真に合わせるとその状態に変わりますので確認してください。
さあ、左手でラー油を注いでみてください。
激しくストレスを感じることでしょう。

（なお、うちの近所のどの店に行ってもラー油はこのタイプのキャップしか売っていません。昔のようにスクリューキャップで内ぶたの真ん中に穴がひとつ開いているだけのほうがだいぶマシでした。）

右利き用菓子の袋の切り口

これも有名なので、右利きの方もご存じでしょう。
写真の通り、右利きの人が右手で切り口から引っ張ると袋を開けやすいように、袋の正面右よりに切り口がついています。もし左利きの人がこの切り口を使って袋を開こうとするなら、引っ張る側が大きいためにやりにくいだけでなく中身がつられて出てしまいます。
カーソルを写真に合わせると切り口の位置がよくわかりますので確認してください。
袋を裏向きにすれば切り口を左寄りにできるのですが、裏返す動作が必要でありまた商品名が読めなくなります。
さあ、左手で切り口から引っ張って袋を開けてみてください。
かなりのストレスを感じることでしょう。

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