いいづかさんちのエコロジカルワールド

排水から発電する案


都市部では土地の高度利用が進み、
高層ビルが林立する景観は現代を象徴するものです。
高層居住が進み、地上100m以上に暮らす人の比率が少しずつ増えています。
いや、昼間人口も加えれば、高層部で生活する人口は
都市部では次第に増加しているといえるでしょう。

高層ビル上部から排出される水は、排水管を通して地下の公共下水道に放出されます。
このとき、水は位置エネルギーを放出しているのです。
この水の力でミニタービンを回すことにより、発電が可能です。
みなさんがトイレの水を流すことでも発電できるのです。

え、そんなの大した発電量ではないだろうって?
風力発電用風車が実用化されたとき、大した発電量ではないし
風のないときは役に立たない、といった風潮があったことと同じ論でしょう。
1本の排水管を通る水量は大したことなくても、高層ビルはますます増加するのです。
高層ビルに採用を義務づけることで発電量は相当上昇するはずです。
技術開発によって排水発電の効率を上げることは可能でしょう。

さらに、
雨水排水が強力なエネルギー源になるはずです。
屋上にたまる雨水はもちろん利用できますが、
高層ビルでは、高層部の壁に付着する雨水も利用価値があります。
これは建築物の形状にインパクトを与える提案ですが、
のっぺりした外壁では壁に付着した雨水が下層に流れてしまいます。
各階にバルコニーや庇、または雨水収集用の樋を取り付けるのです。
これによって各階で雨水を取り込み、落下させて発電できるのです。

排水発電により、化石燃料の使用を少しでも削減できるのではないでしょうか。

役に立ちそうでしょ。



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