いいづかさんちのエコロジカルワールド

地下鉄を24時間営業とする案


日本の不景気はいったいいつまで続くのでしょう。
市場は縮小し、雇用が維持できなくなり、失業者が増加して、消費が停滞する。
この繰り返しでは、いつまでも景気はよくならないようにも思えます。

そこで、巨大な無駄をなくすことにより一気に景気回復を可能とする案を披露しましょう。
地下鉄を24時間営業とするのです。

地下鉄は都心の一等地を駆けめぐっています。地下鉄の利便性により、
都心は非常に住み心地・働き心地のよい場所になっています。
しかし、年末年始を除いて、地下鉄は深夜に営業していません。
そのため、残業しているサラリーマンは終電時間に合わせて仕事を切り上げます。
また、映画や演劇を鑑賞している人、スポーツを観戦している人、
スポーツをしている人、カルチャースクールに通っている人、
夜学部で勉強している人、カラオケで歌っている人、焼き鳥を焼いている人、
みんな終電が心配です。
そして、終電過ぎには、朝まで頑張る人以外は誰もいなくなるのです。

都心に集積した巨大なインフラストラクチャーがしばらくの間使われず遊んでいるのです。
もったいないことです。

コンビニが24時間営業しているのは当たり前で、深夜ほどコンビニは人が集まり、
買い物はもちろん、いろいろな情報の拠点として重宝しています。
地下鉄が24時間営業することで、新たな生活スタイルが掘り起こされます。
すなわち、
自分の仕事をしっかり仕上げたあと、ゆっくりと遅めのディナーを楽しむ。
そのレストランで働く人がそのあとショッピングにでかける。
深夜にかけてコンサートが開催され、流行の映画は24時間放映され続ける。
新しいビジネスチャンスが生まれ、都市はよりいっそうダイナミックさを増す。

すでにあるインフラの休眠部を活用することで、都市は活性化され、
都心に居住することのメリットが非常に大きくなります。
人々が都心に居住し、24時間都市の市民として都市をシェアしあうことにより、
生活スタイルが多様化し各種の平準化が行われて、
無意味な通勤ラッシュアワーなるものはなくなり、
交通渋滞によるエネルギーロスやインフラへの過重な負荷を削減できます。

もちろん、郊外派の人は郊外に住んで昼夜はっきりした生活をすればよい。

あなたは24時間都市に魅力を感じませんか?
そのきっかけが、地下鉄を24時間営業とすることで得られるのです。
おもしろいでしょ。



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